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【24年10月デビュー】新馬勝ちピックアップ


【新馬勝ちピックアップ 概要】

・My評価ランクは『S・A+・A・B+・B・C+・C』の7段階にて区分。
・レース内容を振り返り、取り上げた馬の良さと課題を見つけ今後の展望を考察。
・あくまでも厳選して取り上げる為、ネガティブな考察(低レベル、フロック等)は一切行わず、今後の見通しを立てる。




10月5日(土) 東京4R 芝1600m

・ロンドボス 牝2

父:モーリス
母:フィニフティ
母父:ディープインパクト
厩舎:藤原英昭(栗東)

My評価ランクC


スタートこそ遅れてしまったものの、中団やや後ろの位置を確保して道中は馬群にしっかりついていけた上、直線も末が甘くなることなく大外から差し切り。一定以上のポテンシャルがあることを示した見た目の内容。

パドックから柔軟性の良さが目につき、走ってみても前肢の掻き込み、後肢の蹴っぱり共にこの時期の牝馬としてはなかなか優秀の部類。それでいて緩さや甘さが一切見られないのは身体能力の高さと言っていい。もう少し体が起き上がれば完璧だが、走り自体はまさにバネがありそうなフットワークで、牝馬同士ならクラシックに顔を出して不思議ない器。




10月6日(日) 東京5R 芝1800m

・ガルダイア 牡2

父:エピファネイア
母:アステリックス
母父:ネオユニヴァース
厩舎:国枝栄(美浦)

My評価ランクB


外枠から前に壁がない状態の中、スローペースを嫌って途中から先頭へ。3コーナーでは逆手前になる場面もあり、レース内容としては正直褒められるものではないが、ポテンシャルという点においてはなかなかのモノを見せたためピックアップ。
特筆すべきはステッキが入って加速を始めた残り200mからのギアチェンジ。並びかけてきた2、3着馬をあっさり突き放した見た目からも分かる通り、明らかにピッチが上がった。ラップ自体は11.0→11.1で「0.1秒落ちた」と見られるかもしれないが、それもゴール前で流した分。道中は悪さをするが、鞍上にしばかれてからのトップスピードは上級レベル。成績としてどちらに転ぶかは今後の成長曲線を見て判断したい。

同厩のアロンズロッドと併せ馬を行った7月の追い切りでは右回りだったため直線左手前。その走りがとても雄大で素晴らしいフットワークだと感じていた一方、直前追いは左回りで直線右手前。悪くはないものの7月ほどのインパクトを感じなかった。
レースでもステッキが入って右→左手前に替えてからいい走りだっただけに、右回りでのパフォーマンスも見てみたい。「真面目に走れれば」の条件付きではあるが。




10月19日(土) 東京5R 芝2000m

・キングノジョー 牡2

父:シルバーステート
母:パレスルーマー
母父:Royal Anthem
厩舎:田中博康(美浦)

My評価ランクB


440kg台ながらまだまだ緩さが残る馬体。加えて追い切りでも併せ馬で幼さを見せるなど、実戦の密集競馬になったらどうかという不安もあった戦前。しかし、レースでは2着馬が道中動き、ごちゃついた馬群に閉じ込められながらもほとんど悪さをせず。むしろ直線では馬群をこじ開けて突き抜ける中身の濃いパフォーマンスを披露。

跳びが大きいフットワーク無駄のない馬体はいかにも中長距離タイプ。トモの甘さも許容範囲で、緩い馬体とあわせても成長の余地が大きいだけに、完成したら大物になる可能性も
今回はスローのラスト3F勝負になっても完勝したが、おそらくはペースが流れてタフな競馬になっても問題ない。むしろハミ受けがいいので、ある程度流れてくれた方が競馬はしやすいかも。




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