【24年9月デビュー】新馬勝ちピックアップ

【新馬勝ちピックアップ 概要】

・My評価ランクは『Ｓ・Ａ+・Ａ・Ｂ+・Ｂ・Ｃ+・Ｃ』の7段階にて区分。
・レース内容を振り返り、取り上げた馬の良さと課題を見つけ今後の展望を考察。
・あくまでも厳選して取り上げる為、ネガティブな考察(低レベル、フロック等)は一切行わず、今後の見通しを立てる。

9月8日(日) 中山5R 芝1600m

・ファンダム 牡2

父：サートゥルナーリア
母：ファナティック
母父：ジャスタウェイ
厩舎：辻哲英(美浦)

My評価ランク《C》

トモがまだまだしっかりしておらず、踏ん張りの甘さはもちろん、走っている際は特に右トモの流れ具合が目立つ。そんな中で、急坂の中山コースをグングンと加速していったのはポテンシャルの高さそのもの。スピード能力は世代でもいいものがある。

牡馬ならば尚更だが、後ろに力強さが増してきて欲しいのが正直な気持ち。マイナスの多い現状でこのパフォーマンスを見せたという点を評価してピックアップするが、あくまでも成長次第。今後は結果が出ても過信できないし、結果が出ずとも長い目で見ていきたい存在。

9月16日(月) 中山6R 芝1800m

・ブラウンラチェット 牝2

父：キズナ
母：フォエヴァーダーリング
母父：Congrats
厩舎：手塚貴久(美浦)

My評価ランク《B+》

追い切りの段階では手前変換に課題があり、おそらくまだ身体のバランスが伴っていないのだろう。
そういう意味では、内回りかつ急坂のトリッキーコースを初戦に選択し、求められる要素が多い中で走った経験は先々に繋がるはず。実際、鞍上も軽い順手ムチを一発入れたぐらいで残りは真っ直ぐ走らせることに専念させるエスコート。それで終いはしっかり加速し、楽々突き抜けたのだからポテンシャルは相当高い。

フットワークの素軽さは一級品で、まさにバネがありそうな走り。現状の華奢な見た目を思えば、力強さが相応に備わっているのも好感。バランス面を強化すべく大事に育てていってほしいが、クラシックはもちろん古馬になってからの活躍も大いに期待できる器。