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「リユニオンズ 死者との再会」

ずっと前から気になっていた、レイモンド・ムーディー博士の著書「リユニオンズ 死者との再会」をついに購入しました。私の占星術のメニューにも亡くなった方とその方の繋がりや亡くなった日時によって色々お知らせするメニューがあるのですが、亡くなった方との再会は私の気になるテーマの一つなのです。

レイモンド・ムーディー博士は医学博士の資格を持つ、心理学者であり哲学者の方で、臨死体験や故人との再会をした体験について興味を持っていました。ある日、偶然からクリスタルゲイジング(水晶球凝視)についての本を手にして、胡散臭いと思いつつも好奇心にかられ読んでみると、真面目な学者によって書かれたもので鏡視(クリスタルゲイジングも鏡視の一種)の心理学的側面について書かれていました。

鏡視の可能性に気づいた博士は、古代ギリシャの死者からの宣託を得る施設にヒントを得て自身で「幻視の部屋」を作り被験者に実験をしていきます。最初は10人のうちの5人が亡くなった親しい方の幻視を体験し、改良を加えるにつれ、さらに成功率が上がりました。

ただ、鏡視や幻視に対する現代人のハードルは高く、無意識の領域への恐れ、鏡視を利用した詐欺などの横行によるいかがわしいイメージ、現代の思考様式や常識が固定されていること、科学という批判的な手法の学問による影響、宗教的な恐れ、その人にとっての現実がゆぶられることへの抵抗、などから拒否・否定されがちです。ムーディー博士が鏡視の研究を初めた頃は色々な人から攻撃を受けたそうです。

ですが、そのハードルを乗り越えて、死者の幻像をみることは全く危険ではなく怖さも感じず、むしろ悲しみをやわらげ人々の役に立つのです。

博士の実験は、分別があり、人の意識に興味があり、情緒的・精神的な障害がなく、神秘主義的なイデオロギーを信じていない人たちを選んで行われたにもかかわらず被験者たちは死者に会ったそうです。多くの被験者たちは実験の最中または帰ってから死者に会うことができたそうです。

施設の鏡から死者が出てきたり、会話をしたり、触ることができたという様々な体験をした被験者がいて、夢や幻影というより実際に会えたという感覚があるそうです。苦しんで亡くなった人も、現在は苦しまず幸せそうにしている姿をみることが多いようです。

そして体験した被験者は皆、喜びを感じ、以前よりも愛情深く寛大になり、死を恐れる気持ちが減るとのことです。

ムーディー博士の理性的で論理的、偏らない文章がとても信頼できるのと、本書の中の被験者たちの感動的なエピソードを読んで、私も鏡視を試してみたくなりました。本書に鏡視のやり方も書いてあります。鏡視を試したら、体験について書いていきますね。

亡くなった方に会いたい方に読んでいただきたい本です。(上の画像は発掘されあエピュラの死者の宣託所の一部です)

絶版ですが、アマゾンで中古でしたらまだ少し在庫があるようで購入できます。











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