日本で簡単に英語脳を作れるの?
英語脳で日本の小学校生活を送るはめに…
はじめまして。夫(英語圏)と7才長男・4才長女の4人家族です。
私は25歳までは日本で普通に外国人とは縁のない生活をしており、義務教育範囲内での英語能力(むしろ忘れかけていた)でした。なのに偶然、山の中で負傷した夫(日本に出張中)と出会い、友達になりました。2012年に結婚し夫は日本へ移住(仕事を辞めて単身日本へ乗り込んできた)。特別に英語を学習したわけではない妻と英語オンリーの夫との間に子供ができたらどうなったでしょう…
日本に居ながら言語の壁にぶち当たる!
ですよね。やはり。
でも言語の壁は夫婦間のではなく、日本に住みながら英語脳に育ったしまったウチの子の方が深刻でした。
現在7才と4才の子が日本語が苦手で、英語で会話しています。
うらやましいって言われます。
でも当事者(私)にとってはぴぇんを通り越して危機的状況です。
日本で生活していくのに夫だけではなく子どもまで日本語ができないなんて、3人分の世話を私が見ているのです…学校・保育園・病院・役所関連・公共料金や車・保険もろもろの手続き等。
今小学生になった息子は週3回日本語指導の先生に、授業から引き抜いて別教室で個別指導をしていただく「取り出し指導」、「入り込み指導」で通常クラスで隣につきっきりで授業をサポートをしていただいています。
息子の学校は1,000人規模のマンモス小学校です。ハーフの子や両親ともに外国人という家庭も多くいます。なのにうちの子しか日本語指導の対象にないって…なぜ?先生に聞いてみましたが、外国人の親御さんが、ほどよく日本語が話せる・日本語メインの生活(むしろあまり英語を話さない)である等の理由から、ここまで日本語ができないハーフはウチの子だけだそうです。
なんだか…やはり…わたしが日本人としてダメな母親だと言われているようで、落ち込みました………。
英語脳をポジティブに捉えてみた
普段私は仕事をしているため、帰宅して家事・育児の合間に宿題をみるのが精いっぱいです。パパはもちろん日本語を教えられません、ひらがなとカタカナすら読めないのですから……
仕事が休みの日と学校の休みが合えば私が日本語の勉強を教えます。
でも親が思うようにはいかないものです(泣)
夫がもっと頑張ればいい。これもよく言われます。
もう一度強調しますが、思い通りにはいかないものです。
(特に夫は仕事に日本語不要)
まてまてまてまて…つまり、逆にポジティブにとらえて
ウチの子どもたちが日本語が苦手だと言うことはひとまず置いといて
これってつまり
日本で生まれて日本に生活基盤のある子どもも、ふつうに暮らしているだけでも英語脳になれるってことではないか…と気づきました。
子どもは未来。
将来日本や世界を支えていくこれからの世代のためにも、二か国語生活を今以上に身近にする生活習慣を広めたいと思うようになりました。
英才教育でそれ以上を目指す人はもう少し子供に投資して習い事やハイスペックな教材等でレベルアップを目指していくべきですが、ふつうの生活の中にも英語をもっと身近にする環境は十分に整っています。
私はまずそちらの環境に注目して、多くの子供たちと親である大人たちに英語をもっともっと身近に感じてもらいたいと思います。
身近というのがポイントです。
肩の力を抜いてできる範囲ということです。
赤ちゃんが母国語を身につける過程を重視しただけで英語脳へと成長した
私たちの失敗は
小さいときに、英語の刺激を身近に与えすぎてしまったようで、現在小学校1年の長男と4才の長女は、家庭での日常の会話の8割を英語で話します。
(親のいない保育園や小学校では、稚拙ながら日本語で話しています。)
与えすぎたといっても、英才教育ではありませんよ…(汗)。
英会話教室に通わせず、教材を使わず(ただ私にゆとりが無くて…)周囲に英語圏の友人ゼロ、保育園も小学校も日本、父親と話す以外は親戚全員が日本人の環境です。
子どもは親の言語を模倣し発信していく中で、動きと言葉を結び付けたり、意味を理解します。間違いや違いに気づけば、それを自己修正していくことで習得していくと思います。私の日本語もそうして発達させたと思います。
もちろん、その中には幼稚園で遊んだ内容や歌や踊り、先生との会話も含まれ、それらは気づきを繰り返せる重要なデバイスでした。
うちではこの様に、子どもが日本語を身につけさせるように英語で実践していたら(そういう環境だったので強制的な側面もありますが)英語脳の方が優位にグングン伸びてしまいました。
日本人で義務教育を受けていた親なら、赤ちゃん・幼児レベルの英語は問題ありませんので(最終英語学歴は義務教育の私が言うのだから間違いありません)日本語で子供と話すように、英語に変換しましょう。
発音?フォニックス?
まずは気にしなくていい。(後々いくらかは必要ですが)
世界の英語を聞いていると(インド系・南米系・英国系・米国系・欧州系・アジア系…etc)アクセントはみんな様々です。
「日本人アクセント英語」で英語を話してもいいんです!!!!
幼児期から流暢さを求めない限り、まず気にしない!!
それについての持論も別途書いていきたと思います。
親は、お金をかけず、英才教育もせず、英語脳へと切り替える関わりに配慮するだけです。(あとは無料で提供してくれるサイトやリソースを活用すれば高額な出費を抑えられます)日常生活の話しかけを英語だけの時間(日本語を話さない時間)を作るのです。具体例はまた別の機会に。
夫がアメリカ人なんて、ドーピングじゃん
ちなみに…あなた、夫が英語を話すじゃない!と、言われてもしょうがないですよね。
いえいえ、私の知る限り同じ状況下で、日本語メインでパパと英語コミュニケーションが取れない子ども、山ほどいます。
他にも戦後から日本に永住している家庭や、日系で定住者として南米より渡って来た家族から生まれた子供が家で親や祖父母と会話ができない、母国語が話せなくなったという事例も少なくありません。つまり言語の違う者同士が一緒に暮らしているイコール両方話せる訳ではないのです。
片方が子どもにとって「話したい」言語でなければ興味もわかず、家庭内のコミュニケーションすら崩壊しているのです。
つまりウチは、子供が自然に、疑問を抱くことなく英語に触れ習得できる環境を作ることに成功した例だと言えます。この流れは、両親が日本人であったとしても整えられると信じています。
英語アレルギーを克服する足場掛けなりたい
自分自身の為にも、出来る限り過去を思い出しながら、また現在進行形で子供の言語に関わりながら書いていこうと思います。現在自身の子供とも英語・日本語の学習を模索状態ですし、素人の稚拙な内容ですが、ご興味のある方、または違う視点でご意見や感想をいただける方、今後ともよろしくお願いいたします。仕事・家事・育児との両立なのでマイペースになりますが、ブログどころかnote初心者ですが、継続と読みやすい内容を目指して頑張ります。