
引退blog 4年DL#97ヘゲドゥシュ榎本是江之
14回
14回これは私がアメフトをする中でグランド内で泣いた回数です。
6回は試合後の悔し涙、7回は練習の辛さや情けない自分に対する涙、1回は唯一の嬉し涙でした。
私はフットボールを中学時代に初めて多くの時間を捧げていましたが、何度も挫折し自分に嫌気がさして悲しい気持ちになっていました。
涙もろく、自分に甘い私はその度にアメフトをやめたいと思い、何度も何度も思い悩んできまた。
こんな自分が、中学から現在に至るまで10年間もフットボールを続けることができたのは紛れもなく、周りにいた大好きで尊敬できる2つの背中を追いかけ続けることができていたからでしょう。
いつもは絶対に恥ずかしくて面と向かって言えないですが、今回はいい機会なのでそんな尊敬できる背中たちについて語っていこうと思います。
初めに自分は兄をとても尊敬しています。私がアメフトを始めたのは紛れもなく兄の影響でした。彼がフットボールを始めなくては、自分はアメフトのアの字も知らないまま学生生活を終えていたことでしょう。今思い返すと、自分は知らず知らずのうちに兄の背中に憧れを抱き、その背中を追いかけ続けていたのだろうと思います。兄は中学でフットボールを辞めてしまいましたが、今でも試合や部活、生活のことと何を相談しても親身に相談に乗ってくれるかけがいのない存在です。大学生になった今でも自分の中では絶対に越えられない背中であり、尊敬という言葉では表すことのできない存在です。

高校アメフトの同期たちも自分が憧れ続けて憧れ続けて少しでも少しでもと追いつこうとしてきた存在です。
彼らは今ほとんどが別々の環境で活躍をしていました。フットボールを続けたもの、フットボール以外中心の生活を送っているもの、アメリカに旅立ったものなど様々ではありますが、それぞれが自分の道を進み、私に生き様を見せてくれています。私が大学に入ってからも頻繁に連絡を取り、環境の変化や部活などで苦しい思いをしている時に一番の支えになってくれたのは間違いなく彼らであり、どんな時でも一度連絡をすれば駆けつけてきてくれました。中学高校大学と彼らにはずっと支えられ続けており、彼らには頭が上がりません。そんな高校の同級生は全員私の憧れの存在であり、追いかけ続けている背中たちです。彼らの背中に少しでも近づくことをモチベーションにアメフトを続けていましたし、彼らの言葉がなければ私はすでにアメフトをやめていたと思います。そんな高校の同級生には頭が上がりません。彼らにも普段は恥ずかしくて絶対に言えませんが、みんなのおかげでここまで私はアメフトを続けることはできました。ありがとうという言葉では伝えきることはできませんが本当に本当にありがとう。
私はこの二つの背中に支えられ続けて今までのアメフト人生を続けていました。部活の中で何度も泣いてしまうような私でも彼らのおかけで続けられています。もちろん他にも支えられた人々は多くいますが、自分の中でこれほど大きな存在は今後の人生でも見つけることはできないでしょう。繰り返しにはなりますがこんな弱くて情けない自分を何度も立ち直らせ、奮起させ続けて本当にありがとう。

中学では楽しさを、高校では勝つことの意味を、大学ではアメフトの難しさを学びました。思い返すと苦しい経験の方が間違いなく多い学生アメフト人生でしたが、数多くの人に出会い、多くのことを学ぶことのできたアメフトをここまで続けたことに後悔など全くもってありません。こんな弱い自分を成長させてくれてありがとう。
いいなと思ったら応援しよう!
