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引退blog 4年DB#29高橋律樹


 気がつけば今年も12月に入り、とうとう引退ブログを書く側になっていました。このブログを書くにあたり、入部をしてからの4年間の日々を思い出そうと写真フォルダを見返してみると、当時の感情がいい意味でも悪い意味でも昨日のことのように鮮明に思い出してしまいます。うぷぷ🤢
 自分のことを人に話すのが苦手で就活で苦労した私の書く拙い文章ですが、それでも頑張って書いたので最後まで読んでもらえると嬉しいです!

 私の大学生活はGEが常に生活の中心にありました。授業後にトンネルをくぐってグラウンドに降り、文字通り泥だらけになりながら練習に取り組む日々はとても楽しい毎日とは言えず、次のオフを目指して耐え凌ぐ日々。
 そんな生活が長くなるにつれ、1つの言葉を大切にするようになりました。それは中高でお世話になった激アツ先生がよく言っていた言葉です。
「環境が人を作るが、その環境は人が作る」


 何も考えずに楽しく生きていた1年生の頃から一転、新型コロナウイルスの影響で2年生になった私たちはそれまでの当たり前の生活を奪われました。学校にも通えず部活は夏前にやっと活動許可が出ても真田堀は使用できず。電車を乗り継ぎ朝8時から外部練など、なんとか時間を埋めようとすると虚しさに「なぜ部活に入っているのだろう」と思っていました。そんな様々なことが苦しいと感じていた”あの”夏は、秋に活躍して目立つこと、仲間である同期が横にいることだけがモチベーションでした。
 そんな中迎えた秋リーグではそこそこ活躍でき、夏頑張ってよかったーなんて思っていました。しかしリーグ最終戦、試合終盤で私がパントを落としチームの逆転負けの原因となります。

大泣きする私に対し、四年生の先輩たちや同期で結成していた温泉同好会の3人がずっと話してくれたことや、翌日に無理矢理遊びに誘ってくれたことなど、周りの人の優しさが身に染みる一方で、その与えられた優しさに甘えている自分がいたことを痛感しました。優しくされることが辛く、その優しさに気づかずに自己中だった私は与えられた環境にのさぼり「自分は頑張っている」と甘えているだけで周りに何も還元していなかったことを知らされました。
それでも、声をかけてくれたことに感謝しています。本当にありがとう。今でもあの時のパントのビデオは怖くて見れていませんが。
 こうして3年生となり,正式にポジリーになった私は、積極的に下級生を含めた色んな人と話し、自分にしかできないことを考えるようになりました。どんな雰囲気を作るか、どんな声をかけようか。チームの「環境を作る」立場に試行錯誤しながら、時に4年生に助けられながら何かチームに還元しようと動き、気持ちが落ちている後輩とも恥ずかしがらずに泣きながらお互いの本音で話し合いました。その時の会話や選択が正解だったかはわかりません。
しかし最後チームが一部昇格という結果に繋がったことで一つ報われた安堵感や、それを超えるほどの爆発的な、痺れるような喜びは今でも忘れられません。

 BIG昇格を果たしGEの歴史に残る大事な最後の一年は、副将であるにも関わらず怪我で満足に動かない自分の体に苛立ちが募っていました。
しかし、去年までの経験から自分だけでなくチームのために、自分はどんな環境を作れるか考え、チームにとってプラスの振る舞いをすることを自然と心がけるようになりました。チームの力に少しでもなれるように、例え周りの人に認知されなくても誰かのためになるならやろう。副将としては間違っているかもしれませんがこれが私のたどり着いた「環境の作り方」でした。
 4年間を終え、人に助けられて生きていることを学び1人の人間として大きく成長できたと思っています。最後までやり切って本当に良かった。



 同期へ
4年間ありがとう。くそほどまとまりはなかったけど面白くてアツくて大好きです。
最後は全員でかまして絶対勝って終わろう。

 後輩たちへ
まとまりのない4年生だったけど最後まで本当にありがとう。これから環境が変わって、辛いこともたくさんあるかもしれないけど、そんな時こそ仲間を大事にして、後悔ない選択をしてほしいと思います。逃げずに一日一日を頑張ってやり切ったその先には大きなものがあるはずです。
特にdbの坊ちゃんたちはちょっとスカしてる子が多いので心配です。明るく元気に走り回ってください。あとはとにかく仲間を大切に!!!

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
最後みんなと写真撮りたいから来てね。🤳

4年間ありがとう!!!

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上智大学体育会アメリカンフットボール部GoldenEagles
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