こじらせチームメンバをマネジメントする
今日は自分のチームメンバについての悩みを書いてみます。
メンバの1人がややこじらせ気味です。
そのメンバは私から見て10歳以上年上、私の直属の部下です。
とにかく自分の考えを持っています。
よく言えば一貫性が高い、悪く言えば頑固、考えを曲げない。
私は一定そのメンバの頑張りをこれまで評価してきました。
直近でもいくつかトラブルに繋がりそうな事例が起こりました。
とあるサービスを事業化するために現在様々な検討を進めています。詳細検討を進める中でこれまで検討してきた前提を覆し、より良いサービスにできないか、再検討した方が良いのではと思える事例が発生しました。
ただ、このメンバは自分が納得しない限り動かない、上司の私が言おうがその上が言おうが。今回はある程度考えをまとめて進める方向で落ち着きましたが、その際にやったことを自身のメモとして残しておきます。
納得いくまで話をする
関連メンバを呼び、本人が気にしていることを徹底的に話す、聞くような場をつくりました。事前の担当内、関連メンバを呼んでのMTG。普段は時間がなくSlackのテキストレベルのやり取りが中心でしたが、合計2時間以上かけて話し合った結果、ようやく一定の方向性を定めることができました。
その中で私は、特にすぐに結論を出そうとしないことを心がけました。
私はすぐ議論を収束させにいきがちです。自分の中で考えてえいやと決めてしまうことが多い。少しでも議論がそれそうならすぐに軌道修正しようとしてしまう。今回想定していた会議時間は大幅にオーバーしたものの、双方の意見を言い合って、出し尽くした上で納得のいく解に到達しそうだと感じた時点で話をまとめました。
本人からの行動を待つ
ここも意識してみました。1回目のMTGの際、こうした方が良いのでは、とまずは私の考えを伝えました。会議中は本人はあまり納得していない様子に見えました。タイムアップになってしまったのもありますが、納得せずにモヤモヤと課題を放置してしまうのか、少し様子を見てみました。
今回は本人から考えた上でやっぱりここが納得いっていない、という連絡をもらいました。ほっとした。
めんどくさいから放置しようとか、私には相談できない、となるととても困るのですが、引き続きこうした連絡をもらえるような関係を作っていきたいと思います。
思ったことをしっかりまとめておく
今後のアクションを定めたので、まずはメンバの次の行動を見守ります。
その上で、定期的に1on1する中なのか、面談の中でフィードバックできるように準備しておきたいと思います。課題ばかりを伝えるのではなく、どうなって欲しいのか、具体的な行動に対してどのように感じたか、忘れないようにしっかりまとめておこうと思います。
面談の際、直近のことだけでなく過去のことも含めしっかりみてあげる、具体的な事例に対し褒めたり改善のためのアドバイスをすることが重要だと感じています。キーとなる動きはしっかりとまとめておこうと思います。
マネージャー同士の相談の場を持つ
今日、タイミングよくマネージャー同士のメンタリングの機会がありました。
その中でマネジメントの難しさを相談し、周りのマネージャーから様々意見をもらいました。私はマネージャーになって1年ちょっとと経験も浅く、しかも今の仕事はかなり特殊でチームメンバに心理的/身体的にかなり負担を強いるものとなっています。ルーティンワークは全くないし、業務フローも定まっていないものばかり。周りを巻き込み、イチから整備していく必要があるものばかりです。
そして業務量も抱えきれないほど多い。トップダウンで色々なタスクも落ちてくる。
そのような中で、自分の意思を持って納得感を持って業務ができるよう、引き続きケアしていきたいと思います。
自身の上司にも別のタイミングで話そうと思います。
こじらせという表現を用いましたが、私は当メンバに期待しています。
マネージャー同士で相談した際には、「ある程度任せることを諦める」など別の選択肢ももらいました。しかしながら、私はこのメンバの良い側面を知っているし、マネージャーになってもらいたいと思っています。周りからあまりよくない噂を聞いたこともあるのですが、近くで見てきてそう思います。確かに自分で引っ張ったりまとめたり、そうしたリーダーシップが弱いところはありますが、部下の面倒見も良いし責任感も非常に高い。色々理屈は言いますが言っていることは一定筋は通っているし、想像の部分と事実の部分を明確に言い分けて説明する。だからこそ、より大きな役割を与えて、自分自身の殻を破ってもらいたい。そういう期待を込めて、引き続き見守っていきたいと思います。
がんばれ。