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【MTGアリーナ】2024~スターター・デッキ白青『真相を暴け』の使い方・1【初心者の学習メモ】

 ブルームバロウを満喫する時間も残り少なくなってきました。どうにかマスタリーを59レベルまで完走できそうですが、毎日こつこつクエストを消化していなかければなりません。
 デイリークエストを毎日こなすのはなかなかにメンドクサイですね。とくに白青で指定がきたときは、自分はまだどちらの色のデッキも作っていないのでスターターデッキ『真相を暴け』をよく使っています。
 なにせデイリー消化用なので勝てなくても問題ないのですが、適当にカードを出してるだけじゃ勝てないどころか強みもわかりません。赤緑の『ダイノマイト』なら恐竜並べてるだけで勝てるんですけどねぇ。

 スターターデッキがそもそも弱いというミもフタもない話もあるのでしょうけれど、どういうことがしたいデッキなのか、あらためてカードを見てみることにしました。



 この記事はブルームバロウでMTGアリーナをデビューした、カードゲームをほぼ初めて遊ぶ初心者が「こういうカードはこういう使い方をするのかな~?」と画面を見ながら首を捻っているだけの学習メモです。
 見逃したテクニック、気づけないシナジー、そもそも勘違いしているカードテキスト……そういったもので溢れている可能性があります。
 読み進める場合はそのあたりご了承ください。

(むしろ本音を言えばわかるひとに教えて欲しいんですよね。でもアリーナでスターターデッキなんて使っている人いないのか、シンプルに私の情報収集能力が低いのか、情報が全然みつかりません)

追記:学習メモをもとに何度かさらに使ってみて掘り下げた続編記事を書きました。結論としてはそちらのほうが正解に近づいていると思います。

 ただ、続編は前編の考え方を元にしているので、こちらから読まないと意味が分からないかもしれません。


◆デッキ『真実を暴け』(白青)

クリーチャーがいっぱい
クリーチャーじゃないカードは少なめ

 どうやら探偵がコンセプトらしいです。カルロフ邸殺人事件のカードばっかり入っていますね。
 やたら調査します。調査だけしてボコられて終わることも多いですね。
 クリーチャーはみんな探偵です。変装はまぁいいとして、飛行を持っていることが多いのはなんでだ。これがラヴニカの探偵たちの常識なのか。そうは言っても魔法世界の探偵ものなんてデュダやロードエルメロイ二世など数えればキリがないほどあるのだから、空を飛ぶ探偵だって別段珍しいことでもないのかもしれない。
(調査とか変装といった能力のことをなんていうんだろう。たぶんメカニズムとかそんなかんじ。メカニズムはもうちょっと広い範囲の定義かもしれない)

◆調査(メカニズム)

手がかり・アーティファクト・トークンを生成する
手がかり=2マナと手がかりを生贄に捧げてカード1枚ドローできるアーティファクト

 調査を沢山行えば沢山カードが引けます。(マナが足りればね!)
 手がかりの能力だけに価値があるというわけではなく、手がかりを使って何かするカードもあるようです。アーティファクトを生贄に捧げるクリーチャーにも都合がいいみたいですね。

調査を行えるカード

《ひよっこ捜査員》×3
《捜査の達人、アルキスト・プロフト》×1
《鑑識の利器師》×1
《未解決事件解明者》×2
《探偵社社長、エズリム》×1
《有能な調査員》×2
《過当な尋問》×1
《証人隠滅》×1
《拡大鏡》×2

 デッキに入っているカードのうち土地25枚を引くと35枚です。この35枚のカードでどんなデッキかが表現されているのだと思いますが、12/35枚が調査を行うカードになっています。
 ドローするカードも入っているので、とにかくドローしたいデッキなんでしょうか。

ドローするカード

《捜査の達人、アルキスト・プロフト》×1
《投光器の捜査員》×2
《蒸気核の学者》×1
《プロフトの映像記憶》×1

 ただ調査をして手がかりを消費してカードを引いているだけでは勝てない気がします。探偵おじさんたちの素のパワータフネスは別に強いわけでもないですしね。引いたカードで強くなるとか、手がかりを使ってなにか悪いことをするとかがないと。

◆変装(メカニズム)

マナ③を支払って護法(2)をもつ2/2のクリーチャーとして裏向きに場に出すことができる
インスタント・タイミングに変装コストを支払って表向きにする

 ちょっとだけ除去に強いモブとして現れ、活躍するときがくると正体を現してなんかするやつですね、たぶん。探偵ものでも怪盗ものでもよくあるやつをゲームシステムに落とし込んでいるのでしょう。

変装を持つカード

《不撓の門番》×1
《確固たる証人》×2

 表になったとたん相手を妨害したりできそうな雰囲気ですね。とはいえ枚数も多くありません。そのまま出すよりは一旦変装させた方が強そうです。操作ミスには注意ですね。
 ……あれ、でもこれアタッカーってかんじではありませんね。

◆飛行(メカニズム)

飛行や到達を持たないクリーチャーにはブロックされない
飛行や到達を持たないクリーチャーをブロックすることはできる

 どちらかといえばアタッカーなのはこちらでしょうか。空飛ぶ探偵たちが一方的にぶん殴っていきます。

飛行を持つカード

《捜査線の執行者》×2
《蒸気核の学者》×1
《確固たる証人》×2
《グリフィン乗りの追跡者》×2
《未解決事件解明者》×2
《探偵社社長、エズリム》×1
《探偵社の装備役》×1

 飛行以外の能力もこのデッキらしいテキストがついていることが多いですね。
 そのなかで《グリフィン乗りの追跡者》はよくわかりません。墓地のカードを追放するらしいのですが、追放したカードをどうするとかは特にありません。自分が墓地利用するようなカードも入ってないようなので、たぶん相手が墓地利用するデッキだったときに嫌がらせができるんだと思います。相手も墓地利用するデッキじゃなかったらただ3/2で飛行する探偵ってだけですね。

 全体的にパワー/タフネスはやや貧弱な気もします。相手が飛行や到達を持っていたら途端に動けなくなってしまう展開も多いですね。前述の変装を持つクリーチャーは相手クリーチャーを妨害する方向性の能力を持っているのですが、それで稼げる時間もそう長くはありません。
 アタッカーのパワーが低いままでは1ターン時間を稼いでも数点しかダメージを与えられず、次のターンにはそれ以上の被害を受けてしまうでしょう。

◆クリーチャーを強くするカード

 ならアタッカーを強くしてしまえばいいじゃない。
 そういうカードも入っています。このデッキから登場するクリーチャーはほとんどが探偵のため、クリーチャーを強くするカードはすなわち探偵を強くするカードということになります。

《私立探偵》×2
《プロフトの映像記憶》×1
《探偵帽》×2

 枚数としては少ないなという印象です。
 《プロフトの映像記憶》はドローしつつ、戦闘前にドローしていればしているほどパワー/タフネスを大きく出来るという、とてもこのデッキらしいカードです。が、1枚しか入っていません。
 《探偵帽》も2枚しかないのですが、引けない時は引けないながらも《探偵社の装備役》でも出すことができるので他よりは見る気がします。ただ一枚だけ装備させてもなぁ、という気もします。

◆自分を強くするクリーチャー

 じゃあクリーチャーが自分で強くなってしまえばいいじゃない。
 そういうカードもあります。

《捜査線の執行者》×2
《歴戦の相談役》×2
《疲れ切った分析者》×3
《探偵社社長、エズリム》×1

 横に並べると強くなる、カードドローで攻め側になれる、アーティファクト(手がかりを含む)を生贄に捧げると強くなるといったクリーチャーたちです。
 《捜査線の執行者》の飛行&絆魂は相手が到達を持っていなければ便利ですね。相手にダメージを与えつつ自分はライフを回復させていきます。
 《歴戦の相談役》はちょっと使いにくい印象です。3体も並べて戦えるころには相手も強めのクリーチャーが出ていることが多く、飛行もないので待機になりがちなんですよね。

◆まとめ

 調査して手札がきれないようにしながら相手クリーチャーを無効化して飛行で殴る、ペースゆっくりめのデッキ……ってこと?
 青白だからか探偵は何故かよく飛行を持っているので、相手が到達を持っていなければ一方的にちまちま殴れます。でもパワーが控えめなので雑に殴ってると殴り返されてあっさり負けます。
 毎ターンちゃんと土地を貼り続けて、クリーチャーを複数並べて、たくさんカードを引いて、クリーチャーに+1/+1カウンターを沢山載せて、チャンスがきたら一気に片を付ける……というのが理想的展開なのでしょうか。
 とはいえ飛行クリーチャーをたくさん並べてちまちま殴ってたら勝てたよ、ということもよくあります。あれ、これただの飛行デッキか?

 自分のやりたいことを粛々と押し付けていく赤単アグロと違って相手の出方を見て対処することも必要そうなのですが、なにせ除去らしい除去はほとんど入っていません。実は青白のくせにカウンター的な動きは不得意な気がします。

 《プロフトの映像記憶》が機能してたら結構強い印象。だが1枚しか入ってないし大体除去が飛んでくる。

◆デッキ改善するとしたら?

 調査するだけしてそれを活用する機会が限られているので、調査系の探偵を減らしてもうちょっとクリーチャーを強くするためのカードを増やしてもいいのかもしれません。
 あとシンプルに除去そのものなインスタントやソーサリーを入れてもいいのかも。相手のエンチャントとかプレインズウォーカーとかもなんとかしたいですよね。
 調査しまくる探偵デッキであることをコンセプトと見て、その方向性を伸ばすなら《プロフトの映像記憶》《探偵帽》《私立探偵》を増やすのがいい気もします。

 抜くカードの優先順位は……うーんわからんけど《グリフィン乗りの追跡者》《有能な調査員》《歴戦の相談役》はあんまり活躍してない気がします。単純に試行回数が足りなくて状況が偏ってるだけかもしれませんが。


自分ではカードリストを見てもやっぱり「そうかこうすれば強かったんだ!」という発見はあまりないままでした。それでもカードの役割はある程度把握できたので、ドローするときに「●●が欲しい!」と具体的なお祈りができるようになったのは進歩だと思います。「なに引いても無理な気がする」と感じることも増えましたが。
 コモン・アンコモンくらいなら少しワイルドカードを使ってデッキを強化してもいいのかもしれません。レアを使うだけの価値があるかは……探偵が好きなら、というところでしょうか。

 少なくとも私は青白のデッキを作る予定がいまのところないので、しばらくはこのデッキのお世話になりそうです。
 探偵帽、増やすかなぁ。

 ……いや、スタンダードやアルケミーで改造デッキを使うなんてのは私には早すぎるのでは?
 まずはスターター・デッキ戦で、スターターデッキ同士戦う中でちゃんと回せるかどうかを考えていきましょう。デイリー消化であればそれで十分ですし。使われるデッキの種類がごく限られているうえ、環境も8月の更新まで変わらないなら同じ使用感で使い続けることができるはずです。

 となれば、もう少し掘り下げて考えることができそうです。


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