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デイ・勤務形態一覧表の平均提供時間を算出(トリケアトプス連携)


▼1.はじめに

デイサービス(通所介護)事業所において、提出必須な勤務形態一覧表。そもそも「職種別」「勤務形態別」「資格別」に並べるだけでも面倒ですよね。

さらにデイサービスでは、その一覧表の下部に
(17) サービス提供時間(平均提供時間)を入力しなさいという面倒くさい度MAXな項目が存在します。

皆様どうやって入力されてますでしょうか。今お使いのソフトウェア等がこのデータをCSV、TSV、PDFなり出力可能であれば問題なしです。ただ、出力不可の場合は、なかなかの問題です。

私共が運営している事業所では、業界最安値の介護ソフト・介護システムである「トリケアトプス」を開所来、利用させていただいております。視認性・操作性も良く、日頃より大変お世話になっております。

ただし、1点だけ残念な点が。それは、この"サービス提供時間(平均提供時間)"が、ドンピシャで出力されないということ。でも、サービス利用実績データは出力可能なので、そのデータを元にこの問題を解決するExcelファイルを作成しました。その名は、

勤務形態ZERO_forトリケア

トリケアトプスを利用されている事業所様限定のプログラムとなりますが、是非ご活用いただければ幸いです。

▼2.トリケアからデータをダウンロード

2-1.トリケアトプスにログインする。(説明は割愛)

2-2.プルダウンメニューで[貴デイサービス事業所]を選択後、[帳票出力]タブをクリックする。

img: 帳票出力タブを選択

2-3.[各種データをダウンロードします]をクリックする。

img: 各種データをダウンロードしますを選択

2-4.出力データリストから、[サービス利用実績]をクリックする。

img: サービス利用実績を選択

2-5.出力項目を選択する。

以下の項目にチェックしてください。なお、●印は必須項目です。

[ ] サービス提供年月
[ ] 利用者名
[●] 提供開始時間帯(開始)
[●] 提供開始時間帯(終了)
[●] サービスコード
[ ] サービス略称
[●] 実績01 ~ 実績31

img: 出力項目をチェック

2-6.出力条件を入力後、[CSV出力]ボタンをクリックする。

サービス提供年月: yyyymm 形式で
事業所番号: 貴事業所の10桁番号

img: 出力条件を入力

2-7.デスクトップに保存する。

デスクトップを保存場所とし、ファイル名はそのままで、[保存]ボタンをクリックする。

img: デスクトップに保存

▼3.勤務形態ZERO_forトリケア で平均提供時間を算出

3-1.ダウンロードした[勤務形態ZERO_forトリケア]を開く。

img: icon: 勤務形態ZERO_forトリケア

3-2.[編集を有効にする]ボタンが表示された場合はクリックする。

img: 編集を有効にする

Tips!通所型サービス(独自/定率 および 定額)サービスコードについて

サービスコードのチェックは以下のようにしています。
1) 👇のサービスコード表から加算などを除外した基準コードのみをシート"SvcCode_Day"に列挙。
// 介護給付費単位数等サービスコード表
 (令和6年4月施行版)
// 介護予防・日常生活支援総合事業費
 単位数サービスコード表(案)
 (令和6年4月施行版)
// 地域密着サービス
 介護給付費単位数等サービスコード表(案)
 (令和6年6月・8月施行版)

2) トリケアトプスから取り込んだデータを1行ずつチェックし、そのサービスコードがシート"SvcCode_Day"に存在しなければ、不要行とみなし、行ごと削除。

このような仕組みのため、以下の通所型サービスを運営されている事業所の場合は、シート"SvcCode_Day"の最下行に使用されているサービスコードを列Aに追記してください。
通所型サービス(独自/定率
 A71001 ~ A79999
通所型サービス(独自/定額
 A81001 ~ A89999

3-3.シート"SvcCode_Day"上の[トリケアデータ取得]ボタンをクリックする。

7時間30分を
"7.5" と表示する場合 → 小数点形式ボタン
"7:30" と表示する場合 → 時刻形式ボタン
をお好みに合わせてクリックしてください。

img: トリケアデータ取得ボタン

3-4.確認メッセージが表示されたら、[はい]ボタンをクリックする。

img: 確認メッセージ

3-5.デスクトップに保存した"サービス利用実績.csv"ファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックする。

img: csvファイルを開く

→[開く]ボタンをクリック後、自動的に処理が始まります。

3-6.正常終了・異常終了した場合

ーー 正常終了した場合

 終了メッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。

img: 正常終了msg

 →最後尾のシートに"サービス利用実績■抽出用"が作成されます。

ーー 異常終了した場合

 何かしらのエラーメッセージが出力されますので、まずスクリーンショットを残してください。またはエラー内容を控えてください。
 何度もエラーメッセージが出力され、どうにもならない場合は、ご迷惑とお手数をお掛けしますが、『項番5. 勤務形態ZEROが暴走してしまった場合の対処方法』にてExcelごと一旦終了してください。
 その後、スクショした画像やエラー内容にてお問合せください。

▼4.算出された平均提供時間を勤務形態一覧表に貼り付け

4-1.コピー先となる勤務形態一覧表を開く。

img: icon: 勤務形態一覧表


4-2.コピー元の勤務形態ZERO_forトリケア.xlsmのシート"サービス利用実績■抽出用"を選択し、上部に出力されている「利用者数」「平均提供時間」1日~31日をコピーする。

img: 算出された平均提供時間をコピー

4-3.コピー先の勤務形態一覧表のシート"通所介護(1枚版)"などを選択。その後、シート下部の利用者数の1日のセルを右クリックする。→表示されたメニューの中から"形式を選択して貼り付け"をクリックする。

img: 形式を選択して貼り付け

4-4.[値]を選択後、[OK]ボタンをクリックする。

img: 値を選択

4-5.利用者数および平均提供時間が貼り付けられたことを確認してください。

▼5. 勤務形態ZEROが暴走してしまった場合の対処方法

作成ボタンクリック後、進捗状況が表示されますが、いつまで経っても終わらない、または、Excelが暴走(※)していると感じた場合は、お手数ですが、以下の方法でExcel自体を強制終了させてください。

  • 画面全体が白っぽくなり、マウスポインタがクルクル回る。

  • Excelウィンドウのタイトルバーに「応答なし」と表示されウィンドウ右上の[閉じる×]ボタンも押せない状況。

  • エラーメッセージが止まらない等。

5-1. タスクマネージャー を起動

[Ctrl]キーと[Shift]キーを押しながら、[Esc]キーを押して、タスクマネージャーを起動。

img: タスクマネージャーを起動

5-2. Excelアプリ を選択

タスクマネージャー・ウィンドウの左上部に表示されている
"Microsoft Excel"または
"Microsoft Excel 応答なし" をクリック。

img: Excelを終了

5-3.タスクの終了

タスクマネージャー・ウィンドウの右下に表示されている[タスクの終了]ボタンをクリック。

▼6.お問合せ

【最重要】お問合せについての注意

Readmeにも記載いたしましたが、 このプログラムは、作者が独自に開発したものであり、トリケアトプスの作成元である岡谷システム株式会社様は一切関係ありません。その為、本件についてのお問合せ先は、必ず作者である藤生伸也にお願いします。

繰り返しますが、トリケアトプスのサポートセンター様へのお問合せは、厳に慎んでください。

上記を承諾頂いた上で、お問合せ等は、E-Mailのみとさせていただきます。

お問合せ E-Mail アドレス
gold.jimu369@gmail.com

お問合せの際は、以下の内容を伝えていただきますようお願いいたします。

// メール本文

・OSバージョン : Windows11など(分かれば)
・Excelバージョン: 2019など(分かれば)
・お問合せ内容 : 具体的にどういう操作をした時に、こういうエラー
メッセージが出た。など

なお、お問合せいただいた内容については、可能な限り対応いたしますが、
Readme内の免責事項に示すとおり、対応をお約束するものではございませんのであらかじめご了承ください。

- 以上 -

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