金鉱石と間違い易い放射性鉱物
放射性物質を含む主な鉱物及び鉱石類(アイウエオ順)
ウラン238を含む放射性鉱物は、放射性壊変によって気体状の放射性物質のラドン222となり、これを空気中に放出します。この気体状の放射性物質は、呼吸によって人体に取り込まれます。
体内に吸い込まれたラドンはさらに壊変して子孫核種となり、肺や、喀痰と共に食道から消化器官に移行して内部被ばくをもたらします。
一旦放射性物質が体内に入ると、排泄物と一緒に体外に排泄され、時間の経過と共に放射能が弱まるまで、人体は放射線を受けることになります。
放射線による内部被ばくの身体障害には、次のようなものがあります。
被ばく直後には全身の脱力と吐き気、嘔吐
約3週から2ヶ月後に脱毛と口内炎
血液細胞を作れなくなったり(造血障害)
胃や腸などの消化管の粘膜が傷んだり
脳の機能が障害されてけいれんを起こしたり