見出し画像

日本経済における日本農業の主要産業化と、それに付随した新しい産業の勃興について。

 今回は、日本国内農業に必要な、肥料、農薬、生産機械を完全に国内調達することによる、新しい産業の勃興について、お話を致します。

 事業継続に必要な物品を、輸入に頼らず、国内で、生産、製造することです。今後、いずれの国も自国内供給を優先します。あの西の方で起こっている戦争の影響です。今までの発想、常識を変えなければいけません。

 日本国内既存企業の国内農業事業への参入を、政府は全精力を注ぎ込み、推進致します。まず、参入障壁を取り払うことです。それは何か。一にも二にも、既得権益をゼロにすることです。既存事業者、新規参入事業者共々、大いに切磋琢磨すればよろしいのです。

 最大目標は、日本国民が、飢餓に苦しまない事ですから。

 また、よい機会なので、日本国内農業を一気に、有機農業へ大転換させます。現在、化学肥料、化学農薬の大量、多頻度使用により、日本国内の国土、水、大気が汚染され続けています。また、収穫物の安全性にも問題が発生しています。そもそも、味がよろしくない。家庭菜園をやっている方々なら、ご納得いただけると思いますが、自分で育てた作物を調理、いただいた時の味は、市販のそれと比べて似て非なるものではなかったでしょうか。特に無農薬で、堆肥だけで育てた場合。この有機農法で育てた、家庭菜園の味を日本国民全員で共有したいのです。

 まず、肥料、土壌改良材の国内調達についてです。
国内全ての下水処理場から、最終処理汚泥を乾燥圧縮、堆肥及び有機肥料製造メーカー工場に持ち込みます。そこで、有害物質を除去、堆肥または、有機肥料を製造、国内の各農業事業者へ販売致します。理想は、各メーカーの工場が、下水処理場敷地内に在ることです。その分、輸送コストが削減されますので。日本国内で、膨大な量の堆肥、有機肥料が安定的に必要となります。ここで、新たな産業が日本国内で勃興するのです。【堆肥及び有機肥料製造産業】今までも細々とはありましたが、全然話になりません。日本国内、農場が在るところ、全国津々浦々にメーカーの工場が建設、稼働される事になります。原料が、下水汚泥です。作物から見て、栄養豊富この上無い。あえて、リン、カリ、窒素を添加する必要も無いでしょう。既存化学肥料に匹敵する、収量が期待されると、私は考えます。

 次に農薬です。木酢液、竹酢液を自然農薬として使用します。国内林業との連携が大事になってきます。
 日本国内で発生する、間伐材を使用、木酢液、竹酢液を大量生産します。そもそも、木酢液、竹酢液は、木炭、竹炭の製造過程で発生する、副産物です。木炭、竹炭は、粉炭に加工、農地にすき込みますと、すばらしい、土壌改良材となります。いずれにいたしましても、膨大な量を生産しなければいけません。木炭、竹炭の生産地を中心に製造メーカーの大規模工場をどんどん設置、国内需要に答えなければいけません。また、ここで新たな産業が日本国内で勃興致します。今までも存在しましたがもっともっと大規模に設備しなければなりません。【木炭及び竹炭製造産業】です。付随して【木酢液及び竹酢液製造産業】です。

 次に生産機械です。具体的には農業ロボットの国内生産、導入です。日本国内農業の人手不足は、今に始まった事ではありませんが、前述の様に、日本国内農業を完全に有機農業へと舵を切った場合、人手はいくらあっても足りません。特に害虫管理です。そこで、農業ロボットの導入です。24時間、365日、圃場管理をさせて、害虫を発見させ、捕殺させることです。人手不足を農業ロボットでカバーします。既存工場で稼働しているロボット以上に、農業ロボットは過酷な環境での耐久性、多目的かつ複雑な作業の遂行を要求されます。ロボット産業の中でも、専門化し、研究開発、製造される必要があります。ここで、またまた新たな国内産業が勃興します。
【農業ロボット製造産業】です。

 以上、少なくとも3つ以上の国内新規産業を勃興させるだけのポテンシャルを日本農業は持っています。
 
 今すぐにも実行させる必要があります。

                   以上です。

 

 


 

いいなと思ったら応援しよう!

no tax
よろしければ、サポートお願い申し上げます。各取り組みテーマの調査研究費用に充てさせていただきます。