2024年物流問題なるものにからむ、配送車両高速道路走行時速度上昇の件。
私、そもそも、来年度の物流業界残業時間制限設定問題を、どうにかすべきと考えますが、もう、決め打ちと想定した場合の提案で、標題の件、出て参りました。
もう決まった事だからと言う、枠内での提案なら、やむ無しと考えます。何も提案しない人々よりは、100倍マシだからです。
しかしながら、問題が有りすぎです。以下、私の考えです。
①余裕のない会社の車両は、既に、確信犯で、時速100km以上で、高速道路または有料道路を走行している。並走していて、恐怖以外の何物でもない。
②時速100km走行を標準とした場合、その速度を維持できる条件を有している有料道路は、日本国内では数える程度である。なぜならば、高速道路の定義は、片側3車線。走行全区間片側3車線無いと、先行車両を追い越しできず、上記速度の維持は難しい。片側2車線だと、厳しくなってくる。追い越し車線で先行車両がたらたら詰まっているパターンが多いので。地方に有りがちな、対面通行、または片側1車線の有料道路は論外である。遅い先行車両に必ず出っくわし、速度を落とさざるを得なくなる。
③根本的な問題。配送車両の高速道路、有料道路走行時の事故は目も当てられない(現行時速80km走行厳守としても)何せ、積んでいる荷物が重いので。事故に遭遇した場合の衝撃エネルギーが倍増するのです。慣性の法則にも絡んでくる事象です。人命が危うくなる。当件、過去事例、枚挙に暇が無い。自動車学校で習いましたでしょう。車の速度を上げれば上げるほど、運転手の視野は狭まってくると。前方は良しとして、左右の監視が疎かになります。人間の体の仕組み上、仕方がないことなのです。また、速度上昇による、過度の緊張で、運転手各位の疲労度が増すことでしょう。
④飛び石の問題。高速走行時、路面の飛び石が跳ね上がり、配送車両のフロントガラスを傷つける事故は多い。80km走行時と、100km走行時では、その衝撃エネルギーの差には余りある。
⑤燃費の問題。webのどこかに、高速道路走行時の速度、車両重量、エンジン排気量、燃費の換算表があります。当然、速度上昇時は、燃費が悪くなります。百歩譲って、上記施策で残業時間は抑えられたとして、燃料消費が増大しては、各配送会社の経営問題につながりかねない。ただでさえ、燃料は高いのに。しかも、各種石油税、消費税の二重課税で、日本国内、一般国民は苦しんでいるのに。各配送会社もですが。
では、どうするか。またまた、私の考えです。
①2024年物流業界残業時間の制限施策(労働基準法内)を、撤廃する。撤廃法案を超党派の議員立法で立案、国会審議を経て可決、施行させる。
②荷主側受け入れ態勢の早急な整備。荷下ろし待ち時間の短縮。これが出来ない荷主は、自分で、必要な場所まで行って、荷物を取りに行ってもらう。
③レベル5つまり完全自動運転の実験を大型配送車両でも早急に進める。
以上でございます。荷主側の歩み寄りが重要だと考えます。今回は以上でございます。今後とも、何卒、よろしくお願い申し上げます。
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