デパ地下の思い出。

　今から４０年以上も前に、既に、デパート業界衰退論は、叫ばれていました。以降、地方を中心に、デパートの閉店が相次ぎ、私の実家がある地域でも、デパートなる業種は、とうの昔に無くなっています。

　しかしながら、思い起こしますと、デパ地下だけは、いつの時代も活気があります。これは、都会だろうが、地方だろうが、どのデパートでも同じです。すいません、私、ファッションに全く興味が無いので、そう思っているだけなのかもしれません。

　ですので、デパ地下だけ残して、他フロアーは全部閉めればいいのになと、何度思った事でしょうか。他フロアーは人時生産性が悪いでしょうがと。現在、全国津々浦々、在来線駅構内に商業施設があります。そこの１フロアーは、デパ地下のいいとこ取りをした感はございますが、未だまだあの雰囲気には程遠いです。あの独特のわくわく感がございません。

　私、子供の頃から、デパ地下に降りただけで、幸せな気分になるのですよ。大昔は、生ジュースコーナーやら、キャンディーの量り売りやら（売り場ゴンドラがゆっくり回転するのです）、奥まった一角に、ラーメン屋さんがある、現在のフードコートの走りですね。大規模なデパートですと、地下１階、地下２階、つまり食品フロアだけで２フロア有りました。

　現在も、味噌の量り売りやら、本格的なカレーが食せるスタンドが有ります。また様々な食品を実演製造、販売、出来立てをテイクアウトできます。１フロアー一回りして初めて、相当なお金を遣い、ああ、随分、買い物したなと思ったものです。

　ですので、日本独特の商業文化とも言えます「デパ地下」を、関係各位が死に絶える前に、ノウハウを記録、伝授いただき、全国各地に、また「デパ地下」を多数展開できたら、楽しいなと、そんな事を考えています。

　私、これは、インバウンドのための国内資源と致しましても、大変に重要であると確信しております。必ず、外国からのお客様に楽しんでいただける事でしょう。

　また、上記施設の、駅前設置は言うに及ばず、住宅街にも設置頂きたいのです。なぜならば、残念ながらレベル５（完全自動運転）自動車の日本国内販売には、未だ時間がかかる様です。となりますと、私も含めまして、皆様、いつかは自動車免許を返上しなければならない。さすれば、徒歩圏で、買い物が出来る商業施設が、日本国内にいくらでも、あって欲しいのです。
「どうせ、行くなら楽しいデパ地下」です。地階かどうかは、立地にも依りますが。

　今回は以上でございます。今後とも、何卒、よろしくお願い申し上げます。https://scqr0811.space/　是非ともこちらのサイトにも遊びに来て下さい。よろしくお願い致します。