パンを焼いてみた
気分転換の方法は人それぞれですが、僕の場合、料理がそれにあたります。
料理を選んだ理由はとてもシンプル。父親が板前だったからです。
幼い頃から仕入れに同行したり、カウンター越しに仕込みをしている姿を眺めていた結果、和食に関しては何となく作れてしまう段階までショートカットさせてもらっていました。
そうは言っても知らないことはわんさと出てきますし、失敗もたくさんしてきました。
でも、それが良いことだと思うのです。
知ることは楽しく、実践を重ねることでしか得られないものがあります。おまけに慣れないことをやって自分のキャパを溢れさすと、頭の中が空っぽになって余計な考えや感情がどこかに飛んで行っちゃいます。
そんなわけで新しい発見と出会うため、そして頭の中をリセットするために、今回はパンを焼くことにしました。
主役となる小麦粉は『春よ恋』。
良い名前だし、ふっくら&もちっとした仕上がりになるらしいと聞いたら、試さないわけにはいきません。ココから購入できます。
それでは、作り方をざっと。
①牛乳を冷蔵庫から取り出して常温に戻しつつ、小麦粉に砂糖・塩・ドライイーストを加えます。
②牛乳を流し込んで混ぜます。
混ぜ始めは「こんなボロボロになる?w」というレベルの惨状が広がりますが、気にしないのがポイントです。
③まとまってきたら、バターを加えてコネコネします。
手で潰しながら頑張るフェーズ。スケッパー(かまぼこ型の調理器具)があると便利です。こんなやつ。
このあたりで、「ああ、パンのカロリーってすごいんだな」を実感することになります。
④生地ができたら、1次発酵です。
40℃で30~40分待ちましょう。
オーブンレンジが確実ながら、熟練者は浴室でやっちゃうとのこと。
⑤1次発酵した生地を分割し、整形をします。
レーズン有り/無しを半々にしたかったため、今回はこのタイミングでレーズンを追加したのですが、「実はバターと同じタイミングなのでは?」という噂。気にしない。
丸め直した後は、打ち粉をした箸で真ん中をグッと押しましょう。
⑥濡れた布巾をかぶせて、2次発酵です。
40℃で20分。もう少しで焼けます!
⑦生地に粉をふるい、焼きます。
180℃で12分。ここまできたら実質パンです。
⑧完成
「"焼きたて"がこんなにも美味しいなんて……」
むせび泣きながら存分に堪能しましょう。
ナイスファイ。
初めての割には大変おいしく、そこそこの見た目に仕上がったんじゃないかと思います。
「なんだ、すげぇ簡単に作れるんだ。」と思って頂けたなら大成功。ぜひチャレンジを!
【次に挑戦する時メモ】
・ドライイーストの量を1~2g増やしてみる
・レーズンを混ぜるタイミングを変える
・レーズンを2種類混ぜてみる
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