NHK新人落語大賞に思うこと。
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令和6年度のNHK新人落語大賞の本戦出場者が発表された。
今回の出場者は東西合わせて6名。
みなさん厳しい予選を勝ち抜いた精鋭揃いだ。
改めて本戦出場メンバーを確認してみよう。
厳しい予選を勝ち抜いた6人
東京予選突破
春風亭一花(春風亭一朝門下 芸歴11年目)※2年連続2回目
昔昔亭昇(昔昔亭桃太郎門下 芸歴8年目)※初出場
鈴々舎美馬(鈴々舎馬風門下 芸歴6年目)※初出場
大阪予選突破
桂三実(6代目桂文枝門下 芸歴12年目)※2年連続2回目
笑福亭笑利(笑福亭鶴笑門下 芸歴10年目)※5年ぶり2回目
桂九ノ一(桂九雀門下 芸歴8年目)※初出場
初出場が3人、2回目の出場3人。
特に一花さん、三実さんは2年連続の本戦出場で、今回こそは優勝を勝ち取るぞという気合に満ち溢れていることだろう。
美馬さんはまだ二ツ目2年目というキャリアにもかかわらず本戦出場。兄弟子の鈴々舎馬るこ師匠もこのコンテストの優勝者であり、馬風一門2人目の栄冠への期待がかかる。
昇さんは落語芸術協会としては唯一の本戦出場。人気ユニット「ルート9(ナイン)」のメンバーとしても初めての本戦出場となる。
笑利さんは5年ぶりの返り咲き。前回出場時は「看板のピン」を演じたもの及ばず苦杯を舐めた。
九ノ一さんは上方落語家ながら、今年から東京に拠点を移して活動しており、東京の落語ファンにもお馴染みだ。
6人の本戦出場は本当に喜ばしいことで、みなさんの健闘を心から祈りたい。
ただその一方で、私の心に少しモヤモヤしたものが引っかかっているのもまた事実。
そのモヤモヤの原因とは…
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