三代目三遊亭金馬の手ぬぐい
本名:加藤専太郎
誕生:1894年10月25日
命日:1964年11月8日
昭和の名人として知られた三代目三遊亭金馬の手ぬぐいです。
三代目三遊亭金馬は、東京都墨田区本所の生まれ。初めは講談師を志すも落語家に転向。
以降は東宝名人会専属となり、落語会はもちろん、ラジオやレコードでお茶の間に親しまれる人気者になりました。
その端正な落語は多くの落語家のお手本となり、立川談志や古今亭志ん朝も影響を受けています。
手ぬぐいは角文字で「金」「馬」が斜めに配されたモダンなデザインですね。
三代目三遊亭金馬の弟子の四代目三遊亭金馬(のちに二代目金翁)の手ぬぐいです。
まといに三遊亭金馬、と書かれた、非常に勢いが感じられる手ぬぐいですね。
三代目金馬の死後、他の一門に移った弟子として、三代目三遊亭歌笑、二代目桂小南、柳家きん平、はやし家林蔵、桂南橋などがいますが、また別の機会に手ぬぐいを紹介したいと思います。