三代目三遊亭圓丈の手ぬぐい
本名:大角 弘
誕生:1944年12月10日
命日:2021年11月30日
生涯を通じて多数の新作落語を演じ、「新作落語中興の祖」とも称された三代目三遊亭圓丈の手ぬぐいです。
1964年に六代目三遊亭圓生に入門し、三遊亭ぬう生を名乗る。
1969年に二ツ目昇進。
1978年に6人抜きで真打昇進し、三遊亭圓丈を襲名。
以降、新作落語の会「実験落語」を主宰するなど、新作落語の旗手として活躍。生涯を通じて新しい落語を作り続けた「戦う落語家」でした。
4匹の犬と幟をもった2匹の猫が行進している可愛らしい手ぬぐいです。三遊亭圓丈が過去に飼っていた犬達が、イラストレーター・人形作家の都甲由美子さんの手によって描かれた可愛らしい手ぬぐいです。
こちらは三代目ろっきぃとミッキーが座布団投げをしているデザイン。
こちらは圓丈画によるロッキー三代のイラストです。
珍しいところでは、圓丈の代表作『ランボー怒りの脱出』に自身を重ね合わせたデザイン。
最後まで戦う姿勢を貫いた三遊亭圓丈らしい手ぬぐいとも言えます。
三代目三遊亭圓丈は毎年のように違うデザインの手ぬぐいを作っており、ここで紹介したものの他にも、非常に多くの手ぬぐいがあります。機会があればそれらも紹介したいと思います。
おまけ
三代目三遊亭圓丈の扇子です。
生前、「三遊亭円丈」と「円」の字を新字体で書くことが多かったですが、扇子は旧字体である「圓」を用いています。また「丈」の字も点がある書体ですね。
今回は三代目三遊亭圓丈師匠の手ぬぐいを紹介しました。
今後は圓丈一門のみなさんの手ぬぐいも紹介していきたいと思います。