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『繁忙期・国内線』 それ海外発券でタダですよ!


皆さ~ん、こんちは!! (^^=)/
マイラー・ホテラー歴30年以上・複数社のライフタイムステータスホルダー
【極上うなぎ。】です。

今回の物語は・・・
『国内線ぜ~んぶ無料!』
ルールをねじ曲げた国際航空券です。


夏休み・シルバーウィーク・10月の連休を経て、皆さんの視線は年末年始に向けられているのではないでしょうか?
こちらは今年の年末最繁忙期になるであろう12月28日「羽田から札幌」のアプリ上での残席・運賃照会画面です。「38440円」が最安値のようです。


福岡行きには「4万円代」が並んでいます。
12/27・12/29の前後日には3万円代が最安値だと教えてくれる、客目線の便利な表記があります。


長距離線・沖縄行きは6万が中心とかなり高額になってしまってる。
マイレージ初心者や陸マイル発信者の煽りを受けた方は、
「特典航空券で確保すればい~や」・「国際線は取りにくいけど国内線なら取れるでしょ」なんて、淡い期待を持っているかもしれません。


「現実」をご覧ください!!
こちらが那覇行きの国内線特典残席状況です。
既に満席です。マイルを使いたいならスカイコインに交換して高額を支払えば「特典」としての1つの有効利用と考えられます。しかし、図々しいマイラーは「単位価値云々」と納得しないと思います。
それに国内線特典航空券は当日は予約便の変更が出来ません。
予約作成は前日まで可能ですが取れるか分からない、そんな賭けのようなチェレンジはしないでしょう。

最長路線「石垣」行きは遅い方の「91便」78570円が最安値です。


最安値はフレックス運賃ではなく「バリュータイプ」ここではバリュー1の前日までの割引が適用になる運賃です。今までの価格は片道分。
ご実家への帰省や、年末のご旅行は往復利用が前提なので、2倍の料金になるので、単純計算でもどの路線も10万円~の出費になると思います。

今回紹介するのは、これらをタダにする方法。海外発券をする事で国際線チケットに国内線部分を入れ込んでしまう航空券です。
前回はソウル発を紹介しました。今回は台湾の台北発です。
海外発券するにしても韓国や台湾という近場であれば、週末だけでも十分楽しめます。


台湾って日本から結構近いんですよ。
地図で確認すると、石垣は目と鼻の先。東京と比べたら上唇と下唇のようにくっついているようにも見えてしまう。緊張のない日常で口が開きっ放しの方もいるでしょうが、そばにある事に変わりはありません。


実は台北から石垣は186マイル・298キロメートルしかないんです。
同じような距離をあげるなら「東京から富山空港176マイル」。


こんな近距離でも直行便はありません。ゆえにANAを利用して台北から石垣に行くには東京・羽田空港を経由する必要があります。飛んでもない遠回りに見えます。これをルート制運賃と言います。



その距離は・・・黄色い枠をご覧ください。
台北から東京は「1330マイル」
東京から石垣は「1224マイル」、その合計は「2554マイル」にもなり、
直行便の距離「186マイルの」約14倍も飛行機に乗る行程なんです。
国際航空運賃のルールで見ると、台北から石垣への飛行距離として許可されているベースは「223マイル」。その25%増しの287マイルが本来の最大許容マイルなんです。赤枠の「LVL」にフォーカスしましょう。
「EXC」というコードがあります。これはマイレージが「エクシード」オーバーしているサインです。その隣の「LWL」は「2276マイル」も超えていると教えてくれています。通常は普通運賃では成立しない行程なんです。


これを「東京」という日本最大の空港をハブとして国際線と国内線を抱き合わせ販売しているんです。「台北から東京という路線・1つ目のスポーク」と「東京から石垣という路線・2つ目のスポーク」を組み合わせて直行便がない石垣にも行けるように商品化してくれています。
これを特別割引運賃「エクスカージョンフェア」・ANAのルート制運賃と言います。


こちらがそのお値段表です。
最安値はグリーン枠・運賃番号1番「Sクラス・9350NTD」です。
黒帯に「クラス」という文字があり、縦読みするとアルファベットが1文字並んでいます。これが航空券の松竹梅を表しています。Sは「スゲー安いのS」です。その下にあるWは「ワクワクする程に安い」ワクワクのWです。
「V」はなんだと思いますか? 次回お会いした時に教えてください!


次に運賃番号13番ピンクの「Uクラス」・16番の「Mクラス」・
18番の「Bクラス」・20番の「Dクラス」が今回とても重要な運賃です。
後ほど詳しく解説します。


ANAが特別に用意してくれた運賃の基本から見ていくことが重要です。
ここでは「台北発・石垣行き」の運賃を出していますが、日本全国どこでも同額。東京で乗継ぎして飛べる都市なら「大阪・福岡・那覇」どこでもい~んです。往復では国内線が2便追加される事になります。


その特別運賃には「3つ」のルール・使用条件が設定されています。
1番の最安値と11番以降の重要な運賃にフォーカスしています。
重要とした理由は「繁忙期の日本国内線」の確保しやすさです。
国際線の航空券は「国内線部分も国際線」として扱われます。
受託手荷物や超過料金も国際線ルールが基準になります。
その為、予約クラスも全て同じものを確保する事が各運賃をギャランティーする条件になっています。1番から10番は「低い予約クラス」として位置付けられています。11番以降はエコノミークラスでも格が高い予約クラスとビジネスクラスです。欲張りな皆さんが狙っているのは「年末年始・往復18万円弱の石垣行き無料チケット」です。上位クラスの予約コードを並び順「U / Z / M / B / D」で確認して下さい。


こちらが「12/28」の石垣行きの残席状況です。
国内線として購入する価格を覚えてますか?
片道「78000円と86000円」でした。
「スゴイのSクラス」に空きはありません。しかし「YクラスからQクラス」は最大表示の9席空きが出ているんです。
い~ですか、約18万円が無料になる言霊です、よ~く聞いて下さい。
ここでは国際線の予約クラス「Qクラス」以上で台北発の予約すれば、目玉が飛び出るほど高額な国内線を確保出来ちゃうんです。
年末年始に限りません。来年のGWや夏休み分だって今すぐ取れるんです。
どこかの誰かが紹介する取れない特典航空券なんかに期待せず、18万円分がいただけるんですよ。生きた金の使い方はマイルを買う事ではないんです!!


「行きはよいよい帰りは恐い」僕はそんな断片的なテキトーな解説はしません。こちらは「1/5・日曜日」最も混雑するであろう「石垣発・羽田行き」の残席状況です。「NH90 / NH92」便「Qクラス」以上であれば空きがあります。これで往復国内旅行が成立します。


お値段表に戻って、この航空券を使うスキルを身につけます。
3つある使用条件の中身を理解しましょう。
グリーン枠はルール「バリュー」キャンセル不可・予約変更2000TWDです。
ブルーは「スタンダード」キャンセル3000TWD・予約変更2000TWD。
赤枠が「フルフレックス」と呼ばれる最強のルールです。
キャンセル・予約変更全て無料です。確保だけしといて前日にやめても無料なんです。


気付いた方もいるでしょう、先ほど重要だと申し上げた4つの予約クラスは「ルール・フルフレックス」が付与された最強チケットなんです。
1番はとにかく安く取りたい、国内線が無料で付けられるオマケを最大限に活用したい、そんな方に重要なものです。

「13番Uクラス・16番Mクラス・18番Bクラス・20番Dクラス」がワガママ仕様です。20番Dクラスのみ国際線部分がビジネスクラスになります。国内線に中間クラスはないのでダウングレードになり「Yクラス」が付与されます。国内線でいうところのフレックス運賃と同じ扱いになります。


もっと欲張りな方へオススメしたい運賃もあります。
それが12番と15番の「Zクラス」です。
Zはディスカウントビジネスクラスになりますが、マイル積算125%です。
国内線部分はDクラス同様にダウングレード「Yクラス」となりますが、
エコノミークラス最高位です。Yクラスで取れない国内線は満席の時。
6万円・8万円・9万円といった高額な国内線フレックス運賃を前にしても、台北線にオマケとしてつけた「Yクラス」がジョーカーとして機能します。
12番はキャンセル不可のバリュー運賃、15番はキャンセル15000円程度のスタンダード。どちらも1万円程度で予約変更可能です。


こちらはUクラス「フルフレックス」のルールファイルです。
ANAは他社と比べて、かなり多くのルールを客に提示してくれますが、隠している部分があるので確認しましょう。


ルール8番は途中降機に関して記されています。
東京が乗り換え地点となるので、そこで往路と復路どちらも休憩をはさむことが出来ると書かれています。チケットの有効期間は12ヶ月なので「年末年始・GW・夏休み」全ての繁忙期のチケットを準備しておくことが可能です。
ルール12番サーチャージには、客に見せない秘密の罰金があります。
ANAではフライトサーチャージと呼ばれるもので「NH852 / NH854」と「NH851 / NH853」便の「東京と松山(TSA)ソンシャン」空港を結ぶ路線を使用すると「片道に付き500TWD」徴収されます。
ブルー枠には「BR・エバー航空便」の指定路線を使った場合の罰金4500TWDについて書かれています。

16番ペナルティーズは「完全無料」の再確認です。
キャンセル・チャンジ共に「ANY TIME」許可されています。


こちらはビジネスクラスのフライトサーチャージが記されています。
エコノミークラスの3倍「1500TWD」になるのでご注意下さい。



往路は赤線・復路は黄色です。
台北発日本行きのANA特別運賃のルートは「4区間」が基本になります。


①番と2番が往路・③番と④番が復路。
「東京で休憩」という途中降機をする事で②番と③番の便を好きな繁忙期に
ぶち込めます。これが無料部分、最大「174540円」の航空券です。
沖縄線に限らず九州路線などのバリュー運賃が高額な路線でも威力を発揮します。社用・出張で国内線には領収書が必要ないという友人は台北発券して国内線部分のお小遣いを得ているようです。この手の話はたくさん聞きます。皆さん個々の事情があるでしょうから、ご自身が有効活用する手段として「ついでの海外旅行」存分に楽しんで下さい!!


こちらは極上うなぎ。マイレージ積算率おもてなし仕様です。
諸税込み7万円から20万円弱の航空券価格です。
それに対して4便分のマイレージが還元されるオマケつき。
「AMC」は特典航空券以外にも、スカイコイン・ANA Pay・ホテルの支払いでもマイルが使える世界最強のマイレージプログラムです。
有償航空券の支払いにANAカードを使用すればより多くのマイルを還元してくれる特典もあります。利用金額に応じてステータス獲得のハードルを下げてくれる制度もあります。国際線特典航空券としてマイルを使うことが難しくなった現在においても「必要マイル数」がAMCスタートの1997年と大きく変わっていません。ユナイテッド航空・シンガポール航空・デルタ航空、そしてライバルのJALと比べてどーですか?
アジア線のビジネスクラス往復は20万マイルが当然、日本円同様に価値が下がっているんです。マイルを使う手段に重点があるなら、獲得する価値・質を高めることで執着心が軽くなりますよ。現行のプログラム維持は
企業努力です。その継続に対する応援は航空券を購入する事でもあります。
そして、欲張りな皆さんには「174540円」のお礼が付いてきます。


特典航空券だけに大きな得がある。
そんな絵に描いた餅ではなく、味わって楽しめる国際航空運賃。
今回は腹も心も膨れる、そんな「お餅」を紹介しました。

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