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【立ち上がれ、修行僧達よ!】<ANA / ヨーロッパ編>全運賃公開・最善修行ルートの考え方!❶

割引あり

皆さん、こんちは!! (^^=)/

今回は、
<ANA / ヨーロッパ編>全運賃公開・最善の修行ルートの考え方❶です。
このシリーズは、ANAのフェアを解説しています。


JALオンリーの方でも、ご自身の好きな航空会社の
利点・欠点を比べられるので是非ご参加下さい。

今回は「ソウル発ヨーロッパ行き」がメインテーマになります。
前回の「日本発ソウル行き」に続くものです。

ひとつの動画・ひとつの記事で完全攻略出来るように仕上げています。

基本の運賃・利用法から徐々に掘り下げます。
マイラーの世界に下克上の規制はございません。

憧れのステータスが目標ではなく
単なる通過点になるよう

スキルと多角的視点を一緒に「丁寧に」磨いてみませんか!!

「立ち上がれ、修行僧たちよ!!」

先ずはANAのwebサイトで検索します。
道しるべとなるフェアファイルがない不便さを共有してみましょう。


*往路:4/10 ソウル→パリ(CDG)
*復路:4/16  パリ→ソウル

で検索しました。

4/10の最安値を選び詳細を確認すると、片道315000円になりました。
「Basic」ルールが適用されていて「経路は3便で構成」されています。

その予約クラスは「1便目Y / 2便目M / 3便目Mクラス」になります。
合計金額が476080円と表示されているので、往路分を引くと復路は16万円程度になり、復路は往路の半額だと読めます。


往路は、ソウルから羽田が「Y」クラス、羽田からMUC(ミュンヘン)を経由してCDGへ向かう行程です。HND / MUC / CDGは「M」クラスでLH(ルフトハンザドイツ航空)利用です。



復路は「4/16」が高額だった為、皆さんに説明する比較対象にならず「4/17」の最安値を確保しました。
予約クラスは「B」でCDGから羽田を経由して出発地点ソウルに戻るANAのみ利用の2便の行程です。この復路が諸税込み16万円です。日本発パリ行きの「B」クラスと比べると激安です。

春休み明けなのに混雑しているのでしょうか?
残席表でAvailabilityを確認しましょう。



4/10の「SEL / TYO / CDG」に空きは殆どありません。
その為、LHを交えた行程で提示してきたようです。 
何かイベントがあるのかも知れません、別の路線で確認します。


4/10 「SEL / TYO / FRA 」の経路を調べました。
NH864 / NH203共に「J / Y / B」にしか空きがありません。



それでは4/10の「SELからLHR」行きです。
CDG / FRA線同様に残席が絞られていて下位クラスを取れない状況です。

NH211便のHND / LHRは翌日になるので4/11の便です。
「F6 / A5 / J9 / G3 / Y2」です。

この残席は正しいのでしょうか?


NH211の「HND / LHR」にフォーカスして単体で残席を確認します。
「F6 / A5 / J9 / G3 / Y2」だった残席数が「G8 / Y9 / B9 / M8」と変化しています。これは「マリッジ」という残席調整です。
フランス語の「マリアージュ」が語源で「結合・結びつき」を意味します。
航空会社用語としては、乗継のある2便以上の行程に関して残席が直行便と異なるコントロールをする事です。

マリッジがなければより低いクラスが確出来るので、料金は安くなります。
このマリッジを解除する方法がはいくつかあり、一番簡単なのは経由地で途中降機を入れる事です。それには運賃ルールに「S/Oが可能」という条件が必要になります。

皆さんはANA公式の「運賃ルール」をご確認ください。
ANAではフェアルール、JALではこの運賃ルールの総称をフェアファミリーと言います。



日系がマリッジを取り入れたは、この10年程度の話です。
アメリカから始まったもので、スターアライアンスに加盟した事によりUAとジョイントフェアを作りました。UA便を使わせてもらう交換条件が「イールドコントロール」への口出し。ANAは仕方なく取り入れました。初代首相同様にポチのコードネームを持つANAは「ANA便を使わせる」ではなく「UA便を使わせてもらう」に主が置かれています。星組の幹事「LH」も同様に、ANAは舎弟として可愛がってもらっています。ついでに申し上げると、NHにとってSQは小うるさい親戚の叔母さん・小姑的な存在で、縁故採用職員で構成されたTGは、小遣いをせがむ高飛車な弟です。

このように、皆さんがwebで検索する料金は「純粋な空席」で構成されず、
それらを組み合わせたものゆえ「適正価格」が提示されていません。

周到に作りこまれたものです。
近年のマスゴミが乱発する偽旗作戦のようなものです。

運賃ルールの公式見解は如何ですか?
内容が浅過ぎると思ったのではないでしょうか。

「発券国・目的地・路線」によって膨大な量のルールが存在するので、
この表現が限界、それらを大きく分けた名称と「払戻・変更・UG」を提示するのが精一杯なんです。途中降機の可否は都度検索が必要になります。

次にNHが提示している「ソウル発ヨーロッパ行き」の路線ごとルールを確認します。
エコノミークラスは「3つ」のルールが設定されています。

*バリュー
*ベーシック
*フルフレックス

各クラス2つの顔をもっているようです。
3つ全てのルールを持っているクラスはありません。
簡単にルールごとの特徴を確認しましょう。


バリューは「変更不可」・「払戻は10万KRW」です。
乗るか・ヤメるかのチケットで「U / H / Q / V / W / S」に設定された
ルールです。この路線では「最下位のSクラスから6つ」若しくは上から3つ「Y / B / M」以外と覚えると楽です。

ベーシックは「変更8万KRW」・「払戻10万KRW」です。
「Yクラス」以外の全てのエコノミークラス8つに付けられたルールになります。ベーシックの「8つ」からバリューの「6つ」を引くと2つ。
下位クラスから6つだったので、上位の「2つ B / M」は違うルールがあると想像できます。


フルフレックスは「変更無料・払戻無料」です。
「Y / B / M」の3つクラスにのみ設定されています。
「Y」クラスが表示されたらこのルールしかないと判断出来ます。
元々Y2運賃・ノーマル運賃の「Yクラス」に変更制限がある方が珍しいです。


プレエコのフェアルールは2種類。
エコノミークラスとの違いは「PLUS」の文言です。
「PLUS」が付くとプレエコ・ビジネスのルールだと覚えましょう。
このような単純設定だと楽でいー感じです。

「ベーシックプラス」は「変更8万KRW」・「払戻し10万KRW」です。
エコノミークラスの「BASIC」と同じルールです。「PLUS」なんて余計なものを付ける意味はあるのでしょうか?


「フルフレックスプラス」は「変更・払戻無料」です。
こちらもエコノミーのフルフレックスと同じルールになります。


ビジネスクラスのフェアルールです。
プレエコ同様に「PLUS」の文言が付いていて、
「フルフレックスプラス」・「ベーシックブラス」の2種類。

ビジネスクラスの「ベーシックプラス」は、プレエコのそれとは異なるようです。「変更は10万KRW」で同じですが「払戻が15万KRW」になるようです。
高額チケットはペナルティも高額にする、所得に応じた税金の様ですネ。
この部分のペナルティ料金を変える為に「PLUS」を付けて区別している意図が読み取れます。

「フルフレックスプラス」は「変更無料・払戻」も無料です。
「FLEX」に「FULL」を付ける意図、悪巧みはここでは見られません。

運賃表という骨組みなしで、キャリア提示の情報から得られるものはこれらが全てです。後は、たゆまぬ努力のweb検索の繰り返しで見極めるしかありません。

でも、ご安心下さい!!
読者の皆さんには、僕がついてます。

ANAという企業の見てくれ・容姿ではなく「設定額という心の声」を覗いて
踏み込んだ付き合いをして行きましょう。

こちらが「SEL / CDG」行きのフェアファイルです。

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