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2024年10月の記事一覧

「不思議な“世界最小国”ヴァチカン市国が成り立つまで」世界遺産の語り部Cafe #23

「不思議な“世界最小国”ヴァチカン市国が成り立つまで」世界遺産の語り部Cafe #23

今回はヴァチカンの世界遺産🇻🇦【ヴァチカン市国】についてお話していきます。

“世界最小国”キリスト教世界の最重要聖地


ヴァチカン市国は、世界最小国として知られるカトリック中枢の独立国です。

イエス・キリストの1番弟子「聖ペテロ」の墓所があったとされるヴァチカンの丘には、壮麗な建築様式が魅力的な「サン・ピエトロ大聖堂」がそびえ立っています。

“聖ペテロ”の意味を持つサン・ピエトロ

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「“青の都”サマルカンドと鉄人ティムールの立志伝」世界遺産の語り部Cafe #22

「“青の都”サマルカンドと鉄人ティムールの立志伝」世界遺産の語り部Cafe #22

今回の世界遺産は、ウズベキスタンの🇺🇿【文化交差路サマルカンド】についてお話していきます。

東西の文明が交差する“青の都”

 
ウズベキスタン東部の「サマルカンド」は、「シルクロード」のほぼ中心に位置し、紀元前から東西文明が交錯する街として、繁栄を極めてきました。

「サマル」は“人々が出会う”、「カンド」は“街”という意味があり、その名の通り世界各地の文化が交錯する地点でした。
 

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「“建築王”ラメセス2世と世界遺産の黎明」世界遺産の語り部Cafe #21

「“建築王”ラメセス2世と世界遺産の黎明」世界遺産の語り部Cafe #21

今回は、エジプトの世界遺産🇪🇬【ヌビアの遺跡群:アブ・シンベルからフィラエまで】についてお話していきます。

プトレマイオス朝時代の古代遺跡群

エジプトのナイル川上流に位置するヌビア地方の遺跡群は、古代エジプトの新王国時代(紀元前1570年頃~前1069年)、プトレマイオス朝時代(紀元前340年~前30年)に建てられた建造物群です。

同時代に繁栄を極めた「ヒッタイト」、「バビロニア」に比類

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