イノベーションを起こすための考え方
アインシュタインの等価原理や相対性理論を知ったときに、とてつもなく心が動いた。
その理由は、理論そのものの凄さだけではなくて、もっと抽象的で自分の人生にも活かせそうな
「一見不可能なことを別の考え方、手段で実現可能であることを見出した」とか
「全く別のものに見えるものに対してその結び付きや、極端な例の場合、実は全く同じものであることを発見した」というざっくりしているものの、何故か自分にとってかなり重要に思える学びに気付けたことだった。
ちなみに上記2つを自分は、強い結び付きと共に、イノベーションを起こすために役に立つかもしれない"1つ"の学びとして捉えていた。
これまでずっとしっかり言語化することなくぼんやりさせていたが、ふと言語化してみたので、自分用のメモとしてまとめる。(デカルトが、何事も常に誰かに見られることを想定してドキュメント化しろと言っていた)
イノベーションを起こすためのTips
前提として、人(多くは世の中)が「あること」を実現不可能だと考えるとき、彼らの頭で考え得る実現方法も含めてそれを不可能だと考えている。そして彼らはそのことに気付かない。
しかし、"あることA"そのものが必ず実現不可能ということはほとんどない。"方法B" (あることAを達成するために、人々が容易に考え得るもの) によってはAを達成することが不可能(に思える)だけにすぎず、実は、全く視点や方向性の異なる別の"方法C"により、"あることA"を(理論上)実現することが可能ということは少なくない。
例えば、アインシュタインは特殊相対性理論によって、それまで多くの人々に不可能だと考えられていた未来へのタイムトラベルが理論上可能であることを示したし、今なお理論上不可能だと言われている過去へのタイムトラベルも、高度に発展したVR技術によって、実質的には実現可能かもしれない。
そして、重要なのが、結果を本質で捉えられなければ「Bで実現したA」と「Cで実現したA」が全く違うものに見えてしまい、そもそも"方法C"を考えるという思考ができず、スタート地点にも立てないということ。
とはいえその方法Cを考案することはかなり難しく、実現することはなおさら難しい。
上記を再現性をもって達成するための要素に対する自分の理解度はまだまだ低く、とりあえず、ロジカル・クリエイティブ・クリティカルの全方面をカバーした強い思考力が必要であることだけしかわかっていないので、それを考えることを今後の宿題として締めくくります。