学ぶべきもの
年始に福岡と佐賀へ遠征に行ってきました。
正月明けのこの福岡遠征はリジカーレとして定着しつつあります。
保護者の方には年末合宿→年始遠征とパンチ力ある出費ならもっと前もって言えよという心の声を感じつつ(反省しています)快く送り出してもらい感謝しております。
子供達には他では出来ない経験と一流のチームや選手とはどういうものかを肌で感じ同じ場所、同じ時間を共有できたことは今後の人生を変えるぐらいインパクトのあるきっかけをプレゼントができたんじゃないかと思っています。
◯カテゴリーを上げて戦う意味
当日は朝8時半京都駅に集合し博多駅へ出発。
到着後、在来線に乗り換え沖学園高校へ。
沖学園高校、福大工城東高校、KAGO福岡U15と昼食後すぐに練習試合。
13時から17時前までみっちり。
2日目は6時起きで佐賀へ。
佐賀成章中学校、溝口クラブ、S.W.F U15、KAGO U14、U15と交流戦。
この日も午前午後みっちり。
リジカーレU13メンバーは相手チームU14,15とリジカーレU14メンバーは相手チームU15,高校生との対戦。
一学年上のカテゴリーと対戦して、フィジカルやスピード、ディフェンスの圧力や多少のファール(押されたり、叩かれたり、引っ張られたり)に慣れておくことはビビらずに戦い慣れることにもなるのでとっても重要です。
育成年代の1つ年上は体の成長具合として大きな差もあったりもしますが、とはいえ、たかが1,2歳上なんてほぼ同い年と変わらんやろと思う気持ちも大切かと。常に向かっていってくれよな。
今回は遠征ということもあり、長距離移動→試合→長距離移動→試合とだいぶタフな行程をクリアできたのはみんな頑張ったと思います。
◯簡単に諦めない
試合内容は12月と合宿でやってきたことをベースに更に進んだことができればと思っていましたが、新チームでのメンバー感や試合に慣れるのにだいぶ時間がかかったことで思うように進まずでした。
更に試合に対しての考え方の甘さが目立ち、課題が見つかったのは良かったですが内容も結果もいいものではなかったです。
内容の悪さに繋がっているのは試合への考え方の甘さで、単純にみんなすぐ諦め慣れてること。
ディフェンスで抜かれたらもう1度追いつこうとしない、リバウンドで何回も飛ばない、ミスしたら全力で戻らない、点差が開くとチームでやろうとしていることをやめちゃう、ベンチで声を出さないなど。
これらははっきり言って誰でもできることでバスケ選手としてのマナーでもある。
技術的なことではなく、バスケに対して自分の底にあるマインドセットをアップデートしていく作業が大事だと感じました。
いつまで経っても初期バージョンのアプリを使ってる、アップデートを促してるのに更新しない、そりゃ不具合出るでしょ。
この遠征に来れてるのも親がお金を出してくれててサポートしてくれてるからで当たり前じゃない、そこに対しての感謝を胸に、もっと上手くなるために謙虚に貪欲にならないとだめだという話をしました。
こういうことが理解できれば簡単に諦めるなんて出来ないし、リーダーシップに磨きをかけてチームを代表して試合に臨んでいる責任感が出てくるんじゃないか、出てほしい、出てもらわないと困ると思っています。
真剣に戦う、真剣に戦うことをやめない。
真剣に考える、真剣に考えることをやめない。
まずはこっから、これを続けることから。
誰かに期待されたから頑張るんじゃなくて、
自分でもっと自分のことを期待して頑張って欲しいです。
◯真似すべき姿勢
目玉の大濠高校
この前のウインターカップ準優勝、各学年の日本代表、プロに決まってる選手などエリート集団ですが、エリートを感じさせないフレンドリーさと元気のいい雰囲気が僕は好きです。
選手主体で練習、雰囲気を作っていく
オフコートでの振る舞いや行動
気遣いや面倒見などリジカーレで大切にしていることのお手本のようなチームです。
チームとして、選手としてどう在るべきかみんなに感じてもらいたかったし全部真似してほしいものです。
学ぶべきは練習への取り組む姿勢です。
見学の予定でしたが練習参加させてもらえるサプライズがあり、大濠の選手と真剣にプレーできたり、盛り上げてもらったり、優しく接してもらったり、監督やコーチから言葉をもらったりと心に残る体験ができたと思います。
行った満足感に浸るだけじゃなく、しっかり日々の生活や練習に還元して目標を掴む努力を続けて欲しいです。