ゴキゲンなドイツ10週目
ドイツで稼働して10週目。今週は、南ドイツから恋人(Schatz)が来てくれて、非日常が溢れる日々でした。では、今週のサマリです。
ドイツのサ高住体験
南ドイツからのSchatzと宿泊したのが、高齢者向けの高級住宅施設内にあるアパートメントでした。日本で言うところのサービス付き高齢者向け住宅に近いと思います。独歩の方がほとんどでしたが、しばしばシルバーカーや車椅子での移動をされている方を見かけました。住民の方々は上品なお年寄りが多く、エレベーターや廊下では穏やかに挨拶を交わすことができて癒されました。時々、介護・医療スタッフのような方もいらっしゃり、なんとなく古巣に戻ったというか、ちょっとホッとしました。渡独前までお年寄りの多い環境で働いていたことを思い出しました。
アパートの中は十分広くて、キッチンもまあまあ充実。AirBnBで泊まる、マンション一室貸切、という感じです。利用しなかったですが、プールやサウナもあるそうで、年取ったらこういうところに住むのは悪くないな、と思いました。まさか、ドイツでサ高住体験ができるなんて…。貴重な経験でした。(ちょっとだけ、当直を思い出したことはいうまでもない)
寿司、食いねぇぇぇ!
語学学校で一緒のワーホリ君が、日本人の寿司職人のもとで働いているとのことで、行ってきました「本格寿司屋」。今はケチケチ生活を送っている身。本格的な寿司屋にはなかなか行けません。でも今回は!どうしても!寿司が食べたくなったのです。
以前のホストマザーから「寿司は作るの簡単でしょ?魚をごはんの上に乗せれば良いだけだし」と軽く言われた際に、温厚に見える私が「いや、難しいですよ。ごはんの温度、握る時の強さ。簡単に見えてとても繊細です。」と、顔色ひとつ変えずに真剣に意見したほどに、本格寿司を愛しています。
値段はひとまず置いておき、おすすめセットを注文しました。
当然、食事中に彼との間に会話は生まれず、目の前のお寿司、一貫一貫に向き合いました。鯛もある…、ブリもある…、ワァ…。
日本でこよなく愛していた、玄界灘の刺身、沼津の寿司…走馬灯のように思い出していました。
3年間ドイツに住んでいるSchatzは「3年ドイツにいて、こんなに美味しい寿司を食べたのは初めてだよ…」と咽び泣く勢いで語っていました。ワーホリ君、素敵なところで働いてくれててありがとう…感涙。
ああ、好きな時に、好きなだけ寿司を食べられる身分になりたいです。
ドイツの観覧車に乗ってみた
ドイツにも観覧車はあります。しかし、日本の観覧車に比べると回るのが速いです。日本でゆっくり景色を眺めるのに慣れている我々には少々刺激が強く、ちょっとしたアトラクションのようです。
現場はケルンの、チョコレート博物館横にある観覧車。
乗り方…3組ずつ横に並ばされる→一瞬回転が遅くなるので、そこでゴンドラから出た人たちと入れ替わりで入る。→スピードが上がる。
という、出入りするタイミングを逃すと大事故を起こしかねないやつ。日本だとまず安全管理で引っ掛かるでしょう。
乗ったあとは、揺れながら上昇タイムです。1周目は手すりから手を離せませんでしたが、2周目くらいからようやく慣れてきます。
サムネイル画像は観覧車の中からの風景です。ケルン大聖堂がやライン川を上から見る。ちょっとした神目線。
5周して、ようやく地上へ。
私もSchatzも酔うことなく、降りるときに転倒することもなく、無事に地に足をつけることができました。
おそらく、酔いやすい人や高所恐怖症の人はやめといた方がいいです。
と、今週は楽しい1週間でした。
相変わらず、シェアハウスの大家さんから水を差されたりしましたが、今のところもあと1ヶ月くらいで移動です。
今のメンバーと共に、ツヨメンタルで乗り切りたいところ。
日常に戻っても、負けない、負けない!(中川家風に)