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爆モテする人は『右脳』と『左脳』の使い方が天才

28歳、外見がいいだけの男には惹かれない年齢になった。

数年前、身長が高く綺麗な目鼻立ち、少し鍛えられた身体を持ついわゆる「イケメン」という男性に出会った。
周りの女性たちからは、チヤホヤされ、何をしてもかっこいいね〜可愛いね〜と褒められる彼。
くしゃっと顔を萎ませ笑う顔がかっこいい。考え事をしている時に口を尖らす仕草がかっこいい。
忘れ物をしたり、ちょっと抜けているところが可愛い。飲みすぎて二日酔いになっているところも可愛い。
ビジュアルの良さを『かっこいい』として讃えていたはずなのに、彼女たちの心を一瞬で蝕み、人間的な魅力を表した『可愛い』へと変わる。
男性に対して『可愛い』などと思ってしまったら終わりである。
側から見ていると、いや普通にダメだと思うんだけど…と思う部分さえも、彼女たちにとっては、彼の一挙手一投足が琴線に触れるのであろう。

かくいう私も、5年ほど前まではビジュアル重視の恋愛をしていた。
いわゆるイケメン好き。少し古い言葉で言うと面食いである。(面食いって怖い言葉だよな。面を食うって…。)
目に見えるものに対しての率直な感想が、そのまま恋愛感情に結びついていた。
一次感情で恋愛をしていたのだと思う。

年月を経て大人になり、一次感情的に恋愛をすることができなくなった。
外見がかっこいいだけの男性に魅力を感じなくなった。
いろんな恋愛をしたし、恋愛とは別に知識もかなり増えた。普通に私の頭が良くなったのだと思う。
異性と向き合う際の判断軸がかなり増えたのだ。

今の私がイケメンを見た時に最初に思うこととしては、
「かっこいいな。外見がかっこいいということで苦労もせず、優遇された人生を送っていているのだろう。さぞかし薄っぺらい人間なんだろうな。女性に対しても、これくらいしとけばいいんでしょ?って上から目線で決めつけて、内心舐めてんだろ。ふざけんなよ、絶対騙されないからな。」と思う。
何もされていないのに。捻くれすぎて困っている。これまでの恋愛で何があったんだ自分。

アラサーになった今は、充実した内面、知性や経験の幅広さに魅了されるようになった。
これまでの恋愛と対比して考えると、これは二次感情的な恋愛なのだろうか。
本当に中身重視になった。数年前までは、女性の言う「内面で人を選んでます!」なんて戯言と思っていたのに、本当にそう思うようになった。人間何が起こるかわからない。



最近、サピオセクシャルという言葉を知った。

相手の知性に性的な魅力を感じるセクシュアリティが、サピオセクシュアル(Sapiosexual)です。サピオ(sapio)という言葉はラテン語で「賢明である」「食事を味わう」という意味の動詞で、現在分詞形のサピエンス(sapiens/「賢明な者」)は、ホモ・サピエンス「賢い人間」の語源ともなっています。

https://jobrainbow.jp/magazine/sapio

完全一致、まさにこれ。
ただ少し補足したいのは、ただ学歴や地位の高さに惚れているのではなく、会話の面白さやそこで展開されるワードチョイスに魅力を感じるのである。


仲のいい友人で、爆モテしている男性がいる。最近出会った中で一番モテている。文字通り爆モテ。
関わる女性の大半が、彼のことを「ありかなしかで言ったらあり」の枠に入れている。
私も気を抜いていたら、うっかり「あり」枠に入れてしまいそうになる。それくらい魅力的である。

しかし、一友人の分際でこんなことを言うのもなんだが、彼は一際目を引くイケメンというわけではない。(本当に失礼)
彼の良さは関われば関わるほどに深みが出る。
基本的には整った会話の進め方をする。話が枝分かれに行ったり来たりすることも少ないし、自分だけの暴論で他者を振り回すこともしない。
それなのに、会話の中で常に熱量を感じる。

彼は自分のことを「右脳と左脳のバランスがいい」と言っていた。
自分で言うのはどうなんだ?と一瞬思ったが、確かにその通りである。彼は右脳と左脳のバランスが絶妙である。

論理的に話を展開する、いわゆるビジネスライクなアプローチだけでは面白みが少ないし、
感情的に相手を翻弄する、井戸端会議的なアプローチだけでも話がまとまらない。
上二つを絶妙に掛け合わせる人間こそが、最強モテを手にするのだろう。

右脳と左脳のバランスの良さが、彼の心地よさを作っているのだろうか。
これがまさに人間力というものなのか…?同じ人間として羨ましくなった。





少し前にこれをメモして下書きに眠らせてしまっていた。おはよう。公開してみたよ。
私には論理的なアプローチが足りないので、その部分を強化しないと。
く〜〜〜今世紀最大にモテて〜〜〜。



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