soarの活動が広がることは、可能性の輪が広がることだ #soar応援
こちらの記事には、ウェブメディアsoarの5周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・これまで記事に登場した方たちがsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。
だれよりも努力しないと価値がない
私は20代まで、この“呪い”にずっとかかっていた。
何かの能力が長けているわけでもなく、自慢できることも得意なことも、自分には何もないと思っていた。
能力だけではなく、外見もずっと自信がなかった。
童顔で、奥二重で、そばかすがあって、背も低い。テレビに映るアイドルや、雑誌の表紙を飾るモデル、“幸せオーラ全開”で写真をInstagramにアップしている友だち。
すべてが眩しくて仕方がなかった。うらやましかった。
だれかと比べては落ち込み。
だれかと比べては自分を否定する。
「どうして自分は頭が悪いんだろう」
「どうして可愛くないんだろう」
「誰よりも頑張らなきゃ。そうじゃないと価値がない」
こんな言葉たちが頭の中でぐるぐると駆け回る。
自分の価値も、可能性も、信じることができなかった。
(まさにこの記事でも話されている通り、「こうあるべき」という考えに囚われている状態)
じぶんを幸せにできるのは自分
そんな私に「自分変革」が起きたのは、30歳を迎える直前だった。
「自分を否定しながら生きるなんてもう嫌だ。私は、自分のために幸せに生きるんだ」
そう悟った私は宣言がしたくて、30歳の誕生日会を自主企画で試みた。
学生時代の友人から高校教員時代の教え子まで、これまでの私の人生に関わってくれた人たちが参加してくれた。
その光景を見て、心の中にいるもう一人の私がこう叫んだ。
「これまで一体何を見ていたの?こんなにたくさんの人たちに愛されているじゃない!あなたが自分自身を幸せにしてあげないでどうするの!」
自分で自分を幸せにするのだと決心したものの、それはとても勇気がいることだった。
例えば仕事で失敗したときに、「どうしてそんなミスしたの?」と習慣のように自分を責めてしまうのだが、そこで「はっ!」と自分が自己否定に走っているという事実を認識する。その後、自分に優しい言葉をかけるという訓練をしたのだ。
この「自分に優しい言葉をかける」というアクションが、最初は難しかった。なぜなら、30年間やったことがなかったから。
だから、心の中で「どんまい、どんまい、そういうこともあるよ」と優しい言葉をかけたとしても、最初はかなり棒読みだった(笑)
そんなことをくり返しながら、弱い自分を許したり、抱きしめたり、優しい言葉をかけたり…
自分が一番の親友になることで、少しずつ自分のことを信じてあげられるようになった。
可能性の輪をsoarとともに広げたい
もう少しで32歳を迎える今、私は「自分らしく生きるとはこういうことなんだな」ということを実感している。
誰かと比べては自分を否定してしまうことが全くなくなったわけではないが、今は心の中に自分という親友がいるから、これまでよりも断然と生きやすくなった。
もしかしたらこのコラムを読んでいる方の中で、「あなただから出来たことでは?」と思う方もいるかもしれない。しかし私は、だれでも自分で自分を幸せにする力や素敵な可能性を持っていると信じている。
そのことを多くの人たちに届けたくて、11月からsoarにジョインした。
soarは、「人の持つ可能性が広がる瞬間を伝えていくウェブメディア」をsoarサポーター(継続的なご支援)によって運営している。
障害や病気、貧困や格差など、様々な困難に出会った人たちをサポートする活動や、困難のなかでも自分らしく生きる人々のストーリーを記事として紹介し、多くの方が読んでくださっている。
こんなに多くの方に読んでもらえるのは、情報を必要としている人たちに、全国どこからでも無料で記事が読めることにこだわっているからだ。
そして、soarスタッフ全員が、丁寧に、真剣に、いい意味で繊細に仕事と向き合っている。
その姿勢の背景には私もまだまだ知らない、それぞれが乗り越えた人生があって、「誰もが自分の持つ可能性を生かして生きていける未来」をつくりたいと想っているからこそ体現できるのだと思う。
soarスタッフの仕事に対するプロフェッショナルな姿勢に刺激を受けている私は、もっともっとsoarの活動を広げたいと感じている。
soarの活動が広がることで、自分の可能性を信じられる人がどんどん増える。
なんて素敵なことなんだろうか。
*****
ここまで読んでいただきありがとうございます。
私のコラムを読んで、「誰もが自分の持つ可能性を生かして生きていける未来」をsoarとともに創ってみたい!と思ってくれた方がいたら、ぜひsoarサポーターの仲間になって継続的にご支援をいただけたら嬉しいです。
soarの活動が広がることは、可能性の輪が広がると私は信じています。
ぜひ、そんな温かい輪をいっしょに創りましょう。
(Written by 越智えり子 /事務局スタッフ)
850名を目指して。soarサポーターの仲間になってください!
soarはNPO法人soarが運営するウェブメディア。「人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく」ことを目指し、障害者や高齢者、LGBTなど様々な人の生き方やサポート事例について紹介しています。
2020年12月22日に迎えるメディアオープン5周年に向けて、サポーター会員850名を目指しています。より多くの人にsoarを知ってもらうため、今年もハッシュタグキャンペーン「#soar応援」 を実施します。
「#soar応援」のハッシュタグで投稿!
soarへの応援コメントやメッセージを、ご自身のブログやtwitter、Facebookなどで「#soar応援」のハッシュタグを付けて投稿していただきたいです。好きな記事、応援する理由、寄付会員の情報シェアなどなど…。みなさんの応援の気持ちを表明していただくことで、みなさんのご友人にsoarの認知を広げることができます。そして応援の声は、soarの公式アカウントやメンバーの個人アカウントで、リツイートやシェアをさせていただき、より多くの人にみなさんの思いを届けたいと考えています。
寄付でsoarの運営をサポートしませんか?
soarの運営は、サポーター会員のみなさんのご寄付で支えられています。ぜひ月1000円から参加できる「soarサポーター」に参加していただけないでしょうか?
○お申込みはこちら:https://donate.soar-world.com/
ご支援をよろしくお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?