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AI活用の始まりは言語フリー

先日、こんな記事がありましたが読まれた方はいますか?

#日経COMEMO #NIKKEI

私自身、上智大学という学校に入学したのですが、当時から「英語は得意なんだね」「英語ペラペラなんだね」と誤解されることが多かったのですが、全く話せません(いわゆる気合とジェスチャーで乗り切るぐらいはできますが)。
中学・高校と英語学習は当然してきていて、大学受験に合格するための学習をしていたので、(受験当時は)単語は全て暗記していたし、ほとんどの英文は読めました。が、会話はホントにお粗末でした。なので、英検は2級までしか取ってないです。

その後、何度も転職の際に「英語は話せますか?」という質問をされたことがありました。私は仕事のやり方的に外資系っぽいと昔から言われていたことがあり、外資系の会社を紹介されることも何度もありましたが、英語が話せないのでお断り(断られ)していました。
その後、皆さんご存知の通り、Google翻訳が登場し、とりあえずテキストの翻訳は無料で誰にでもできるようになりました。辞書を引かなくて良いので、最初は衝撃的な便利さでした。

その後、英語を学習することは当然やっていませんでしたが、このままテクノロジーの進化で英語学習は不要になるだろうと思っていました。そんな時に声が掛かった会社がメタリアル(当時のロゼッタ)でした。既にAIを使った自動翻訳をサービス提供していて、「社内英語禁止令」を出すほど本気で言語フリーの世界を実現しようとしていることを何度目かの面談で五石社長と話した際に感じました。長年、英語が話せないだけでこんなに不利益を受けるなんてバカバカしいと思っていたので、入社してみようと思ったのでした。

そして、コロナ禍を経て、生成AI時代に突入し、AI翻訳などはAIが代行してくれる業務のホンの一部となりました。ところが、未だに世間的には英語学習が市場として存在しているし、何ならグローバル化に伴い拡大しているような印象です。今や、上の画像のようにAIによる音声認識技術も相当レベルまで整っていて、音声翻訳も実現化しています。前職で立ち上げた「どこでもドア®」ではメタバース空間内で音声自動翻訳が完備されていて、まさしく言語フリーの空間を誰もが利用できる状態になっています(既に2021年から)。

(現実世界では様々な場所にいながら)VR空間内で、同じ場所にいて、同じ景色を見ながら、全く通じないそれぞれの他言語で話し、AI音声自動翻訳により上の写真のように、私には全て日本語に翻訳されて字幕表示がほぼリアルタイムで行われます。(もちろん、私の言葉はその方の言語に翻訳されて表示される)

結論

さすがにもう、英語学習する意味は無いんじゃないでしょうか。今ではイヤホンにその翻訳機能を搭載して文字ではなく音声で翻訳する商品も出ています(ポケトークの使いやすい版)。そもそも英語(中国語もスペイン語も)は第一言語として使用している人数が多い言語ってだけで、コミュニケーションにおいては話す内容の方が大事なことは誰でも知っています。カタコトの英語では表現できないニュアンスに悩まされた経験は誰しもあるでしょう。言葉を知らないとコミュニケーション上、大変不便なので、何かしら言葉を知っておくことは重要ですが、何か国語も話せなくても、AIに翻訳機能を任せて、あなた専属の通訳として活用することが今後のグローバル社会ではMUSTになってくるんじゃないでしょうか。さすがに、そろそろ浸透しても良いはず。。