えっ!?幕張メッセって、人間のライブ、出来るんですか!?
こんばんは!
4月7日、ヒプノシスマイク10thライブ『LIVE ANIMA』2日目、現地参加してきました。ゴケです。
普段私のアカウントを御覧になっていない方に自己紹介いたします。ヒプマイ歴5年強、キャラ単体では入間銃兎さん、ディビ単位ではブクロ箱推しの女です。でもみんな好きです。自己紹介カード?
さて、今回のnoteは人間のライブだと三回目、ヒプノシスマイクでは初の全員ライブに参加してきた感想を書いて行きたいと思います。
ここで人間って言い方何?って方に説明しますと、私がよく聞くボカロ音楽を好む方の中には人間が歌う曲を「人間の曲」と形容する人もいるので、その意味で人間のライブと形容しています。
今まで幕張メッセではヒプノシスマイクで言うHYPED-UPの様な3DCGライブしか参加したことなかった私が、初の幕張メッセでの人間歌唱ライブに参加した感想を書いていきたいと思います。
ですが、声優の動き表情含むパフォーマンス、いわゆる萌ポイントなどは書いていません。Xでイラスト付きでその様な呟きを見るほうが、よほど心強い情報になると思います。私のこのnoteは自分が経験したレポみたいなものだと思ってください。
記憶のままにバーって書いていくので、記憶違い、また語る曲の偏りはご承知ください。
HYPED-UP1回目の配信の感想(ボカロを絡めたnote)と
2回目の現地参加の感想のnoteはこちらになります。
チケット申込みまでの流れ
以前のnoteでも書いたことと重複になるのですが、私、元々声優ライブには行く予定なかったんですよ。理由は、声優コンテンツに興味が無かった(むしろ忌避していた)からです(この理由は話が脱線するので割愛します)
それでも、イケブクロの三人のことは大好きで、それで行かなきゃ後悔すると思って、初めて声優ライブに足を運んだのが8thのブクロ単独ライブになります。ここまでと同じ経緯は下に貼るnoteに書かれていると思います。
で、時が過ぎ、EPが発売され、アニメ二期もこれから放送となる中で、ある報せが飛び込みました。そう、10thライブ開催です。
この報せを見て、私は思いました。
え?幕張メッセって、人間のライブできんの?
何故かと言うと、今まで私は何回も幕張メッセに行ったことがあったものの、全て3DCGライブだったからです(マジカルミライ、HYPED-UP、セカライの3種類です)。自分の中で幕張メッセ≒キャラクター投影ライブ、という式が自然に出来ていたのでした。
とはいえ幕張メッセならライブで何回も行ったことあって馴染みがある、キャパ広いなら埋めたいしそれなら声優ガチ勢ではない私でも行ってもいいかも、経験として全体ライブ行ってみても、10thライブだし記念だし……などと、ぐるぐる考えます。
その様なぐるぐるとした思考の中で、私が10thライブに行ってみようと思った理由の一つとして挙げられるのは、EPの存在でした。
この告知の時点でHOMIEs、HOODsと銘打っていたため、EPの曲をやるのは明らか。私は発売前~後で、ヒプノシスマイクがラップ以外の曲に挑戦したEPのことを、ヒプノシスマイクの展開を踏まえた音楽的挑戦として捉え、評価していていました。その様な自分が現地に足を運ばないのは、義理を果たしていないのではないか。EPの意図とか意味を確認……最早半ば責務のようなものだと思い、現地に行くべきではないかと思ったのです。
(この「EPは何をやりたかったのか?」「ヒプノシスマイクがやりたかったこととは何か?」について真面目に考えた形跡はこのnoteに大半はまとめてあります。引用が多いので26000字を超えていますが、そこそこ鑑賞に耐えるようなものになっている自負はありますので、気になる方はどうぞ。むしろ、『EPとは何だったのか?』と思ってる人向けの文章になっているはずです)
まあ、かっこいいこと言いましたが、正直4割くらいは
幕張の人間のライブ行ったことないオタクが、人間のライブで幕張メッセ行ったら、爆おもろいじゃん!
これくらいの軽い理由でした。今までの文章なんだったんですか?
とりあえず申し込むか!土日出勤職なので、休むならどっちか一日!(日帰り移動になる可能性も考えて)行くなら開演時間が早い日曜!てか何かビッグ発表あるなら二日目だしな!よし!これで落ちたら縁が無かったと思って、当たったら行くぞ!の軽い気持ちで申込みました。
後日、一日しか出して無かったからか無事二日目の公演に当選。幕張メッセに足を運ぶことになりました。
前日&当日
公演一日目の土曜日は仕事だったので、退勤後、直で実家に帰省、日曜日の公演に望むことに。
この時、定時が遅いこともあって一日目の映像や情報などはあまり見られません。それならと、あまり情報を仕入れないようにしました。私が前日に把握した情報はこれくらいでした。
・ゲストにRIP SLYMEが来る
・↑新しいアプリのための新曲の提供曲を歌う
・EP、アニメの曲(2ディビ曲も)をやる
・トロッコ移動などのパフォーマンスがある
最後、え?トロッコって何!??????
人間のライブに馴染みがない(前述のブクロ単独とback numberの東京ドームしかないしそういうパフォーマンスはやらなかった)ため、トロッコのイメージが全然掴めなかったのです。動力何?って思いましたし。
トロッコ移動があるから後方の人にも~みたいな文面を見る度に、人間のライブじゃん!??????って思いました。いや、だから人間のライブってんだろ。
でもなんか投稿見る度にめちゃくちゃワクワクしてきて、え?こんなにワクワクしていいのかな、楽しみにしてていいのかな!?ってくらいには楽しみになっていました。
当日は昼過ぎくらいに現地に。ライブは常にタオルを買っているので購入しようとしたら、タッチの差で売り切れました。(Xアカウントに反映される前だった)
この前の別ジャンルでもタッチの差で欲しいペンライト買えなかったんだから、お前事前通販使えやって心の声が聞こえましたね。
でも、前から欲しいと思ってたブクロのバック買えたから良かったです。次からの現場これ持って行きたい。
その後中高の同級生の子に会えて、その時に「トロッコ移動あるとか聞いたけど馴染み無くって~」みたいなこと話した気がするんですけど、こん時もマジでトロッコのことわかってなかった。どうやって動かすんだ……???ってなってた。とりあえず人間のライブ、わからん、って感じでした。
トイレ並んでたら時間になって、入場してライブ開始です!
人間のライブ!?
席はF13ブロックで、本当に端っこの女子トイレの前でした。幸い、目の前が大通路の一列目、しかも右端っこ、ブロック最後列よりは見やすかったんじゃないかな。前に人いないから腕振り放題だし。
もちろん、遠いから前ステージの人は本当に小さいです。そのため、上のモニターを主に見ることになります。このモニター、一番左側は結構柱に隠れる位置でした。私は推しはいるけどこの人見れなきゃ嫌だ!みたいなのは無かったので中央と右モニターみてましたが、推しが居る人だったら悲しかったかも。あと、中央モニターも上からの機材で一部隠れてたので、これも推しがいる以下略。この「隠れてた」、最初の電車からキャラクターがディビごとに降りてくる演出で、三番手がちょうど隠れてたような感じです。私は三番手推しです(←???)
柱とかマジミラとかの3DCGライブで記憶ないんですけど、あったっけ?柱より前だから覚えてないだけかな…?
さて、ライブ開始時間になりました。最初、HOME MADE 家族のDJであるU-ICHIさんがDJやりながら客にコール&レスポンスやってたんですが、この時点で私の脳内「めっちゃ人間!!!」って感じでした。舞台上の人間がコールして、客がそれに応えてるんですよ!?(8thの時はコロナ禍の制限で声によるレスが出来なかったのもあります)
そして、演出が始まって、ドキドキワクワクが最高潮になったところで全体曲の「RISE FROM DEAD」!
ライブ始まった!!!!って感じでした。18人、キャスト多っ!!!そのあと続いて全体曲の「Hypnotic Summer」が続き、アニメ曲のターンになります。
全ての曲を紹介すると長くなるので、うわ!人間!!!みたいになったところを掻い摘まんで感想を書きます。まずは絆+までの感想です。
自分が印象に残ったのはやっぱりアニメの2ディビ曲です。ブクナゴとかいう俺得組み合わせの「We go with the flow」(2推しのディビはナゴヤです)が終わり、次の演目で「PUMP IT UP」が来ました。元々私はエレクトロスィングスが大好きなので、推しコンテンツにこの曲調が来たのが嬉しかったし、ライブで絶対盛り上がると思ってたので会場で聴けるのがとても楽しみだった。
ここで件のトロッコ演出が来ました。どうやら通路を演者が乗ったトロッコが通過していくみたいです(動力は人力だった)。私は左手にMTCの青リンライ点けてたのでヨコハマの三人通る時にめちゃめちゃ腕振りました。青リンライここにあるよーーーーー!って感じです。
シブジュク曲の「FIGHTER'S ROAD」センターステージのパフォーマンスで、めちゃくちゃセンターステージ見ました(センターステージはそこそこ見える位置でした)
ところで、「絆+」のナゴヤとオオサカの歌詞で泣きました。どうも、社会人です。だってさぁ、零おじ……ナゴヤ……歌詞が良すぎる、号泣😭😭😭😭😭😭😭😭😭
大体ここらへんですっかり、これって人間?人間のライブ?って気持ちはなくなっていました。今まで(back numberとブクロ単独)では、楽しいと思いながらも、あれって……人間?人間?生きてるのかな……あの人達って、生きてるの?みたいに「人間」を感じられないままライブを体験していたのですが(ここらへんの内容はブクロ単独感想noteに書いてあります)、今回は最初だけであまり思わなかったです。理由はよくわからないですが、トロッコ演出とかセンターステージとかで人間のパフォーマンスが近かった、というよりは周りの観客の雰囲気かもしれないです。
人間に対する演者に対しての声出しとか、コールとか、レスポンスとかあって、だから多分演者のことをあぁこの人達って人間なんだな、生きてるんだな、って思うことが出来たのかもしれないです。もしくは、「ヒプノシスマイクのライブ」そのもので頭いっぱいになってたからそこら辺考えられなかったのかも。こう書いてると、多分後者な気がしてきました。
中王区とEPは後でまとめて書きたいので先にゲストライブの話に飛びます(内容前後してすみません)
ゲストライブには前日で告知されたRIP SLYMEがきました。常夏ベイベーはJPOP生まれロキノン育ちの私でも知っている曲なので、聞けてよかったです。ゲストライブが一番、「人間」感じられるんですよね。なぜなら、ゲストって人間なので(その理屈だと声優と推しバンドは人間じゃなかった……?)
あの瞬間、ゲストの方のライブになれるのがヒプノシスマイクの面白いところだと思います。ここで新曲披露したり、サミディビとのコラボやったりしてほんと贅沢なやりたい放題なジャンル(最上級の褒め言葉)ですよね!?
サミディビでHOODs(前日HOMIEs)の人が出てくるのは知らなかったので、ここで一日目と二日目のキャスト的線引ができてて面白かったです。
18人の新曲もかっこよかった!ここでシャッフルチームの人選使ってくると思わなかったので、新鮮でした。以前のnoteでも書きましたが昔より順番がわちゃわちゃになったり出来るのが面白いですよね。
さて、中王区とEPを飛ばしましたが、理由としてはピックアップしたい曲があったからです。私が今回のライブで一番現地行けてよかった!って思った曲が「Verbal Justice」と「燐火」だからです。
まず、Verbal Justiceの話を中心に中王区パートの感想を書いていきます。
ディビジョンメンバーのターンがおわり、演出と空気が変わり、中王区のパートが来ました。ピンクの演出、紋様が出てきてかっこよかった。
そして、最初の曲「Femme Fatale」が流れます。
この曲は私が楽しみにしていた曲の一つでした。理由は普段アカウントを見ている方ならピンと来てくださると思うのですが、私はこの曲を作ったGigaさんとReolさんの曲を元々好んでおり、当然この曲も大好きだったからです。生で聞くのは初めてだったので、そういう意味でも楽しみだった曲になります。
ギガれをるの爆音が鳴り響く幕張メッセ……あれ?ここだけは何故か体験したことがある気持ちになりました。一体何カルミライのことなんだ……(※劣等上等はギガれをる共作です)
そして、Femme Fataleも終わり次の曲になります。この曲こそ、私が最も印象に残り、語りたいと思わせられた曲の一つです。
このライブで聞いた「Verbal Justice」こそ、今まで中王区楽曲はFemme Fataleこそ頂点にして原点だと思っていた私の脳を揺さぶられたものになりました。
そこまでテンポが速くなく、リズムがズン!ズン!って刻んでいる曲だからか(貧困な語彙力)、入ってくる音のアクセントか……重厚音が鳴ってくる曲だからか、目の前に圧があったんです。重厚音のある音に囲まれながら、画面には豪華絢爛な文様の様な映像が流れる(PVの映像なのですが)、本当にこの曲の時だけ、雰囲気が違ったんですよ。空気がいい意味で重かったって言うか……重力が重かったんですよ、本当に!
リンライぶんぶんに振ったって言いましたが、厳密には(肩から上に腕を上げてから振り落とすのではなく)肩から水平に伸ばした腕を、そのままブンと落とす様な感じです。自分の意志より、ただ重力の引かれるままに、腕を振り下ろしている感覚でした。
かっこよかったとか、パフォーマンスが良かっただとか、そういう言い方をすることは可能です。でも、個人的には、「見とれる」って言い方が自分の中ではしっくりきました。見惚れる、でも適当だと思います。
それは、例えば都会の視線が釘付けになる様な、街で気になる音楽に耳を奪われてしまう様な、その様な惹きつけられてしまう、何かがありました。
いや、あの瞬間、本当に!なんで私ピンクの光り物無いの!!!って叫びたくなりましたもの。中王区の中では合歓ちゃんラブの女なので、リンライ増やそうかな~とかぼんやり考えていたのが、いや、もうこれはピンクのバングルライト絶対欲しいの気持ちになりました。次に全体ライブ行く時には真面目ライト欲しいです。
初披露WINKもめちゃくちゃ良くて、最後の目にピースする決めポーズにきゃーってなったりしたんですが、やはりVerbal Justiceにずっと引っ張られてました。帰りの電車ずっとVerbal justiceの話してた。
次は絶対コール完璧にしておきます中王区!!!!!!と心に決めました。
話が変わりますが、私の周りは一番叫ばれてたキャラの名前が多かったのが乙統女さんでした。東方天乙統女、最も名前叫ばれるのが似合うキャラクター過ぎる。ファムファタの最後に笑うのは「乙女!」のコール楽し過ぎたからな。
そして、ここから燐火含めたEPの曲の感想を書いていきます。
さて、私が演出含め気になっていた、EP曲のターン!2日目はHOODsの講演でしたので、1曲目の白と黒からアルバムの曲順に披露されるそうです。
この白と黒、まずセンターステージでのパフォーマンス!この曲は最推し(入間さん)と推しsである山田三兄弟の父親である零さんのデュエットです。
昭和を思わせるようなスカの音と間奏の煽りが好きな曲です。よっしゃあ、煽り声出すぞ〜そう思いながらパフォーマンスを見ていました。そして、間奏が来──
えーーっ!?なんかセリフ喋ってる!!!!寸劇やってる!!!!パフォーマンスしてる!!!ダンサーさん含めてパフォーマンスやってる!???
人間、人間、人間!????人間喋ってる!!!!でもキャラクターが喋ってる!!!!キャラクターの声!!!私の最推しさんと推しsのパパの声する!!!???人間!????
ここで再びの人間!???が出ました、本編で絡みがない二人の会話が追加されてしまった。なんてことでしょう。イケボしかない空間が生まれてしまいました。本編も絡んでください。零さんのオレンジ色のリンライ欲しくなりました。やはり山田の血に抗えない女です。
2曲目は「悪魔の華」、こちらの曲はヴィジュアルバンドの方がヴィジュアルバンドのキャラクターのために描き下ろしたヴィジュアルバンドの曲です。
この曲は実質キャラクター四十物十四のソロ曲という立ち位置ではありますが、作中の四十物十四率いるバンド、『アルゴξ楽団』の楽曲という表記になっています。
そのアルゴξ楽団の楽曲という演出を今回のライブでどう表現したのかといいますと、十四くん演じる榊原さんがボーカルとしてソロでマイクをもち、他のメンバーを思わせる人影を後ろの画面に投影するという方法でした。
この曲のすごかったところって、あの時、会場が完全にヴィジュアルバンドのライブになっていたことでした。あの時、四十物十四のソロ曲という枠を超え、アルゴのバンドのパフォーマンスとなっていたのです。
フェス!フェスだ!!!!フェス!!!
この会場にいる客の全員が今、ヴィジュアルバンドのライブに来てる客に変わった!それでみんなぶんぶん腕振ってる!
3曲目と4曲目はまとめて感想書きます。3曲目は明るくポップなイエローな二人の「Viva la liberty」、4曲目は旧知の二人がしっとり歌いあげる「Closer」です。
3曲目のViva la libertyは再びのトロッコ演出です。ちなみにですが、私の席のすぐ隣がトロッコ1回目〜2回目の待機場所にちょうどなっていたので、おっこの曲でトロッコ来るんだなってのはなんとなく把握できました。
三郎演じる天崎さん(崎の漢字は簡略してます)のトロッコが来るって時、最初は三郎の分だけのリンライつけてたのを赤のリンライ全部つけることにしました。前が通路なのをいいことに、赤のリンライ3つ見えてるかな!??ってぶんぶん腕を降っていました。多分、ブクロ三兄弟って3人全員、全員分のリンライ見えたほうが、嬉しいと思うから!
この曲で会場を縦横無尽に移動するトロッコ演出なの、めちゃくちゃ最高でした。二人共かわいいんじゃ!
4曲目は落ち着いた曲調のCloser、ハイテンポの曲ではないですが大人で低音のボイスが映えるしっとりとした一曲となっております。
この曲は前のステージ上でのパフォーマンスでした。演者さんの動きは少ないはずなのに、曲と歌詞がそれ故にズッと体に入っています。この二人だけをフィーチャーするパフォーマンスが真ん前のステージ上で響くことが、我々を引き込ませるのです。
この曲って神宮寺寂雷と天国獄の歩んだ人生を歌詞にしたような曲で、二人共濃い人生送ってきてるんですけど、その重さが我々に伝わってくるような、そんなパフォーマンスです。
この3曲目と4曲目の対比がエグいんですよ!方や縦横無尽のトロッコによるポップで元気なパフォーマンス、方や真ん前のステージでマイク一本で重さと人生を歌いあげるしっとりとした世界観を作り上げるパフォーマンス、対比的でした。
まさに「動」と「静」、これを立て続けに演奏するって…………ここまで見越してアルバムトラック(と曲順)作ってた!???ヒプノシスマイク、怖すぎる。
5曲目は明るいピコピコゲーム音が印象的な「ポジティブ my life」、木島さん演じる伊弉冉一二三以外のキャラクターも掛け声に入っているのでここでHOODsの声優さん全員登場。
この木島さんが跳ねるように楽しそうに歌いながら他の演者にちょっかいかけてく様子は、まさにライブ(的演出)!!!元々月蝕會議さんの作った曲でヒプノシスマイクに落ちた人間なので、ポジマイも好きだったんですが、ライブ中でも本当にゲームをプレイしているかのような楽しさが伝わってきました。
そして、楽しい!5曲目が終わり、6曲目の「燐火」になりました。
今までのわちゃわちゃ!たくさん!の雰囲気は一変、スタンドマイク一本で前のステージで一人で歌い上げるソロ曲となっています。
いや3曲目と4曲目の対比がエグかったんですけど、この5曲目と6曲目の対比もエグいですね!????やっぱこれ考えてアルバムの曲目作ってたヒプノシスマイク怖以下略
今までのわちゃわちゃ雰囲気がガラリと変わり、しんと静まり、マイク一本で、ポケットに手を突っ込みながら歌い出す碧棺左馬刻演じる浅沼さん。
たくさんの人が言ってるんですが、浅沼さん、最初はポケットに手を突っ込んで、ぶっきらぼうな立ち方でスタンドマイクの前で歌ってたんです。
途中から、ポケットから手を出して、目の前のスタンドマイク掴んで、それで歌ってるんです。サビが盛り上がる、感情を乗せた歌い方、すごい引き込まれた。大袈裟な動きなんてないんです。本当に、目の前のスタンドマイクの前で、一人で、ステージの上で歌っているだけ。それ「だけ」でこんなに引き込まれたんです。
まるで弾き語りかの様なアコースティックギターの音に合わせるのは浅沼さんの一人だけの声、そのパフォーマンスこそ、一人の男の人生を表していました。
この燐火、ラッパーによるヒップホップ(音楽)ジャンルの楽曲ではなくシンガーソングライターの石崎ひゅーいさんが手掛けた曲なんですが、この「シンガーソングライター」ってのが、いちばん重要な要素だったと思うんです。
自分の中のイメージなんですけど、シンガーソングライターって、やっぱり多かれ少なかれ自分の「人生」を歌ってるんだと思うんです。悪く聞こえたら悪いんですけど、シンガーソングライターの曲って自分の人生の「切り売り」だと思うんです。
ラップも、ラッパーも自分の人生を歌詞にして込めてると思うんですけど、ラップって韻とかを踏んだり、ラップバトルだと相手へのカウンターとかを脳内で考えたり組み立てたりして、脳から人生を切り売りした歌詞を口に出すんじゃなくて、それを「踏まえた」音楽表現になると思うんです。切り売りの要素は、そういう意味で薄れると思ってます。売るのは俺の人生じゃなくて、俺のパンチラインと喧嘩だ!みたいな……
シンガーソングライターも自分の人生確かに「踏まえた」は同じだと思うんですけど、人生の切り売りの濃度が違うというか、シンガーソングライターの方が歌詞に込める人生の濃縮度が濃いと思ってて、武器というよりは人生の切り売りとしての要素が大きいと思ってます。相手の心を刺すための要素より、自分の人生の切り売り要素が大きいと言うか……それはそのシンガーの人生を安く売ってるんじゃなくて、自分の人生の証明としての歌と歌詞で、それが切り売りという形になっているっていうか……
すみませんヒップホップ詳しくないので正しい事を言っているかどうかわからないんですけも、自分の中だとそんなイメージなんです。
あのステージ、碧棺左馬刻の人生と生き様で、本当にかっこよかった。シンガーソングライターがアコースティックギターに乗せた一人の男の人生が、碧棺左馬刻の人生と生き様が、確かにあの燐火に込められていたと思った。
ステージ上の浅沼さんと石崎ひゅーいさんの作った曲による燐火が、あのライブ会場で世界一格好良い男として君臨してた。本当にかっこよかった。碧棺左馬刻、かっこよかった。世界一かっこいい男だった。
自分、元々燐火好きだったんですけど、このステージのパフォーマンス見て、もっと好きになった。とにかくかっこよかったし、その理由としてシンガーソングライターの生き様が碧棺左馬刻の生き様とかっこよさを相乗効果的に演出していたって思いました。
ところで、燐火の途中で「おいそんな傘なんて捨てちまえよ 濡れろ」って語りが入るんですけど、あそこでみんなキャーってなってました。私も叫びました。これを見るために来ました(???)
ほんと、燐火かっこよかった。これ現地で聞けてよかったです。本当にあの瞬間、碧棺左馬刻だけを、碧棺左馬刻の生き様だけをみんな見つめていたので、それを感じられてよかった。
さて、この一連のEPの演出見て、確かにあの瞬間ってフェスだな!?って思いました。
スカやって、ヴィジュアルバンドが曲披露して、ポップサウンドからのしっとりサウンドポップスやって、ゲーム演出的ピコピコサウンドやって、で、最後にシンガーソングライターが君臨してて。もう、ごった煮の、フェスじゃないですか。
1日目もヒップホップ文脈掲げたポップスやって、芸人の前説からの昭和歌唱デュオやって、邦ロックやってシンガーソングライターが舞い降りて上質EDM流れて、で、最後にヒップホップ来たってことでしょ?え、フェスじゃないですか。ごった煮の、音楽フェス。
私、1日目の情報見てEPのやりたかったこととは〜って今度はライブアニマと10thライブを含めた文章書こうとしたんですけど、やっぱやめました。言葉にしなきゃ伝わらないこともあるけど、言葉にしたら野暮になることってあるじゃないですか。
EPを通して見せたかった景色がこれだったって言うのなら、自分はそれでいいんだと思います。それだけの景色が確かに、幕張メッセに存在していた。確かにあの時の幕張メッセにはフェスが開催されてて、多分EPの作中で作りたかった景色も、このライブで見せたかった景色も、多分これなんだと思ったから。
いやでも、やっぱライブアニマ含めた文章も書きたいかも〜〜文章上手くまとまったら書きたい欲はありますけどね。
総括
幕張メッセで人間のライブ、どうなるかな?の軽い気持ちで足を運んだんですが、本当に本当に楽しかった!いやこれ、全員の分のリンライ欲しくなる気持わかるね!!!!!全員かっこいい!!!!
幕張メッセって広いし平面の会場なので、それを逆手にとってトロッコやセンターステージを使った演出とかあって、人間のライブならではで面白かったです!でも3DCGライブもまたやって欲しいな〜3回目やりません?笑
今回のライブ、めちゃくちゃ要素詰め込んでましたよね!?ライブ、時間長く感じました。アニメ楽曲新曲中王区ゲストライブEPのフェス演出ヒプマイの定番曲……めちゃくちゃ詰め込んでましたよね!?めちゃくちゃ充実してたと思いますし、だからいい意味で、時間長かった!
11thあったら現地参加したいです!11thはどのような趣向を凝らしてくれるかも気になりますので。
毎月CD発売の情報も最高でした。何かデカ告知あるなら2日目だろ!どんと来い!!!って思ってたので叫びました。今年いっぱいの楽しみにします!
そして最後に、私事ですが、8月に行われるマジカルミライ2024東京公演に当選いたしました。
8月末にまた幕張メッセに行きます!!!これも楽しみ過ぎる!!!
またここ(幕張メッセ)で会おうぜ!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!