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ヒプムビ感想※ネタバレあり
ヒプノシスマイクの初の映画化、通称ヒプムビ、初日初回の公演を観に行きました。
応援上映は初だったので、それも含めて書いていきたいと思います。
ネタバレありの感想等をある程度まとめた文章になります。7ヶ月連続リリースCDの内容把握済の前提で話をしているため、初心者向けではないかも。
1回目の記憶でばーって書いてるので流れとか台詞とかリリック等覚えきれてないため、間違ってる箇所がありましても致命的ではない限りスルーでお願いいたします。
2回目以降は随時更新予定です。
なんでnoteに書いたのかと言うと、私がよく使ってるフォーマットで編集(追加)が楽だからです。
内容
(碧棺合歓による映画解説、QRコード読み込み等)→本編開始映像→アニメーション→OP→1stステージ→2ndステージ→ファイナルステージ(vsチュウオウ言の葉党)→優勝ディビジョンのライブシーン→ED
ほぼこの骨子です。
ヒプムビに興味ある方なら説明不要だとは思うので説明は省きますが、インタラクティブ映画ですので分岐前(1stステージ)までの共通感想と分岐後の文章は分けます。
分岐前、共通感想
まず、合歓が出てきて観客に映画の説明が。
テレビの画面内から喋る描写の次に、バーコード表示しながら合歓がうろうろ歩きながら映画の解説をしているシーンになるのですが、だいぶここでワクワクしましたね。キャラクター動いてる〜!!!ってなりました。私は合歓ラブ女なので。解説役は映画でも合歓なんだな、ってなりました。
最初アニメーションでは、ディビジョン毎の日常(ファイナルラップバトルに向けての意気込み等)が描かれてます。
これらの映像も全3DCGなんですが、違和感は少ないなとは思いました。髪のふわってしてるところとか、目細めたり見開くところとかはだいぶ気合い入れていると思うところなので、見てて絵面が飽きないなとは思います。
こちらのストーリーですが、二郎と三郎が一郎の右腕の座を巡っていがみ合ってたり、一二三が女性を怖がっていたり、盧笙の上がり症が全面に出てたりと(前提として一二三は仄仄との一件で全女性恐怖症が急に克服できるとは思っていないです、少しづつなんだろうなと)と初期設定時点のキャラクター性が前面に出てます。言い方を変えると、7ヶ月連続CDの後だとここ強調する?って感じではある。ストーリーって言うより各キャラ(ディビジョン)の紹介映像感が強い。
その後一郎の3人がナンバーワンだろ発言、零とのやりとりの自然体加減、零がどついたれ本舗の一員であることを認めている発言等で一応リリース後の話ではあるとはわかるのですが、これは元々の骨子のキャラクター設定の強調、あるいは脚本の書いた段階(から前のキャラクター設定)での判断なんだろうなと思います。
逆に言うと、そこから今に至るまでキャラクター性が動いたのかな〜って感じです。ただ、初見の人だとこっちの方がキャラ設定が飲み込みやすいから、それでいいとは私は思っています。
この時に登場人物の名前が一緒に出てくるかと思ったのですが、出てこなかったので、まぁキャラクター多いと、今の流行りはわかんなくても大丈夫!という突き進み精神だよな〜って思ってたらOPのアンセム+で出てきました。そっかそこで入れればいいもんな……確かにな……
OPはアンセム+です。3DCGで動く彼等の横や後ろに全部歌詞が画面上に出てきてるのが特徴です。PVの背景等に合わせて載せられています。どのキャラクターも仕事場とか特技とかに関連する映像なので、初見の人でもこの人はこういう仕事やってるのかな?こういう子なのかな?と興味を引くことが出来ると感じます。そもそも先ほどのディビジョン紹介映像でもそうでしたが。
途中で個々のパートで、立ち絵のポーズを模したキャラクターと名前、MCネームが表示されるシーンがあります。キャラクター紹介も多分ここで兼ねてます。その後はキャラクター達が前に出てきてから画面を去る演出があるのですが、ここだいぶ好きだったな。この時出てくる歌詞が、全部フォントがキャラクターに合わせて異なっております。まさにキャラクターものの紹介PVって感じです。
OP終わるとすぐ1stステージに移り変わるので、マジで音楽ライブ映画なんだな…と感じます。
1stステージ(1回目ナゴヤ、ヨコハマ、シンジュク勝利)
バトル曲は推しが固まってる(ブクナゴ)がキャラ贔屓では好きだけど、歌詞はシブジュクが好きかも。でもあんまり歌詞覚えられない人間だからイマイチ自信ないかも、なんでだろうね……(目をそらす)
ヨコハマvsオオサカはずっとリズム隊のずんずんした音が、ヨコハマでは軍靴の音の様にも聞こえるし、オオサカではクラップ(拍手)の様にも聞こえるので上手いなと思いました。意図違ったらすみません。
二郎と帝統がよかったな〜って思いました。二郎が(十四のリリックの)月から、太陽で返したところがだいぶ好きです。全体的に二郎が楽しそうに音に乗ってる感じがしました。帝統もラップがうますぎる。リズムの乗り様がすごい。楽しそうで良かったです。
シブジュク曲、だいぶBATTLEBATTLEBATTLE踏まえたリリック入ってて熱かった……!
何故かほぼ記憶ないですが……なんででしょうね……(目を逸らしながら)
負けたチームのリーダーに影がかかり、勝ったチームのリーダーにのみスポットが照らされる演出はだいぶエグい演出やね〜って思って見てました。なお贔屓は負けました(※ブクロ贔屓です)
でも会話終わったあとも、パっと場面が切り替え起こるので、あんまりジメ…みたいな雰囲気は漂ってこないかも。
本家CDでもだいぶ場面展開多いので映画でもそうっちゃそう。
オオサカ敗退時の、左馬刻達を見送る簓に帽子を被せる零さんが良すぎました。零さん……(泣)
シブヤは幻太郎の敗退時の顔の表情が良かったです。幻太郎がプリングポッセ解散(一字一句覚えてないのですが確かそれ的な発言を言ってたよね?)って言った時に、乱数の目の光が見えなくなってた演出とか、凝ってていいなって思いました。
シブジュク、飴村乱数さんと神宮寺寂雷さん、なに??????になってました。脳内100回くらい俺達は……何を……?何を?ってなりました。
衝撃の事実、乱数、寂雷のことずっと友達だって思ってたの!?????
ってなったんですけど、7ヶ月連続CDを踏まえると、いや……そうだな……になりました。
一二三が仄仄を、十四が五代儀を友達と言うのなら、乱数はそりゃ寂雷のことを友達だと思いますし寂雷は乱数を友達だと思うよな……ってなりました。
ヒプノシスマイク、多分、自分の内面や本心から向き合った者は相性が合う合わないとだとか加害被害という次元ではなく、友達だと考えている節があるので、それなら確かに友達だな……ってなりました。なので、乱数と寂雷はずっと友達だったか?の議論はここの映画ではなくもっと以前の問いかけから始まってると思います。総じて友達の粘性が高すぎる。
ヒプノシスマイクって、友達の定義が最早友達の定義じゃない……(震)
ブクロはまぁ……敗退時はこんな感じだろうな〜って思いました(贔屓の負けを認めたくない人間の感想!???)
分岐後
ナゴヤ、ヨコハマ、シンジュクの3曲が披露されます。YouTubeであがってるショート版のトレーナーのサビからはやっぱり映画の映像でした。
個々のチームへの言及はないので、そこを期待してるとちょっと悲しいかも。
曲は配信で聴けるので触れませんが、ナゴヤのシンジルチカラでは空却が率先して他2人も書道をする場面があります。空却がでっかい筆持ってた理由がここにあります。
OP前の映像で空却の破天荒さを示すシーンとして名古屋城に(ほぼ確で勝手に)書道で空却が書いた垂れ幕を引くシーンがあるのですが、ここに掛かって来ててよかったなって思いました。多分実際には順番が逆で、シンジルチカラのPVが書道と名古屋城モチーフなので、最初の映像がその内容に合わせたのだと思います。どっちでもいいです、とにかく映像の流れが全体的にいいなぁって思いました。
ヨコハマは、宇宙……!?って感じになってました。それがファイナルバトルに繋がるんですねわかります(多分関係ない)
シンジュクは一二三が独歩の腕を連れ出して走る描写のあとに、寂雷を独歩が引っ張ってる描写がよかったなって……
ここでヨコハマ勝利なので次はヨコハマvsチュウオウ3人へと
ヨコハマvsチュウオウ(ファイナルバトル)
チュウオウ3人の台詞は汎用多いのかな?って謎に思いました。2ndステージ勝者3人とチュウオウ3人との会話で乙統女と無花果の会話が汎用性高かったので。でも合歓は兄が〜って言ってたので固有かもしれない・ファイナルステージも曲は汎用なのかな?リリックはチュウオウ側も変わるんかな?ってなりました。あんまり対戦相手の人格を汲んでないので、固定なのかね。たぶんこのファイナルステージで6曲なんですがクレジットだと一曲表示なので、音源出す時にどうなるんだろうなこれ。多分何回か引けばわかるとは思います。
スピーカーに乗って背景宇宙になるので、これは…このためにヨコハマは宇宙だったのか……?になってたけど、多分全チーム宇宙だよね?
ブクロが宇宙行ってるの見てぇな。
曲はチュウオウ3人入るとピアノ?かなにか入るから壮大な感じになるんだよね。宇宙のスケールがあるからそれで良かったのかも。
宇宙?みたいな感じで、リリック全然入ってこなかったので、何回か聴けば慣れるかも。
合歓の良妻賢母の下りだけ覚えてる。Independence dayでその下りをやった上で新しく新曲出たので、そこを擦る?とは思った。
何分何秒地球が何回〜の下りで、小学生の頃思い出しました。女子も男子も言ってたわ……()
ヨコハマ優勝
※野球ではない
当たり前のように優勝ライブやりだして、えっ、優勝ライブも前提で説明あったっけ…?になりました。たぶんない。なかったよね?みんな受け入れてる世界。音楽が力を持ちラップでこの世の理を決める世界だから当然だよ。
ED7種類ってそういうことかーーー!!!
チュウオウ3人だとFemme Fataleか、ワンチャンVerbal Justiceかなって思ったんですが、Femme Fataleらしいです。
うわファムファタ引きてぇ〜〜〜〜〜
ライブも終わり、最後は左馬刻が他のディビジョンリーダーの名前を挙げ、チュウオウ3人、そして我々も一丸となって世界を変えていこう、という演説で終了でした。
多分他のどのチーム優勝でもこういう締めで終わると思います。チュウオウルートでもそうなる。分岐ルートどれでもその後の話を成立させるためでもあり、また連続リリースCDでヒプノシスマイクの主題となる『人間は対話による相互干渉が大切である』というメッセージ性のためにも、そうなるよねって締めでした。
他ディビジョンのメンバーだけではなく観客の我々(会場の人々)にも語り掛けてくれてたので良かった。
まさにお前の声が必要になる。この演説を我々に一番聞かせられるのはマジでその場のリアルな声が届けられる、インタラクティブ映画なんだなって感じでした。
真正ヒプノシスマイクをどう使うかの話は特に無し。まぁそこいれると本編に突っ込んじゃうからね。ヒプノシスマイクが床に落ちてるシーンがあったのですが、これが真正ヒプノシスマイクについての示唆なのかは分からなかった。多分何展開か優勝ルート見ればわかるかもしれないです。
ここからヒプノシスマイクとは……ヒプノシスマイクの世界観って……とか、色々と語り出すと逸れる気がするのでここでおしまいにします。
エンディング
21人曲……!!!
女性ボーカルがうまく入っていたと思います。リリックもだいぶ現代(令和)を意識しているような。ヒプノシスマイクって、平成のH歴から、令和(読み方 いま)に生きる人へのメッセージを向けたコンテンツになって……(しみじみ)
さっき上げた、合歓の良妻賢母の下りが独歩のリリックでかかってるならまぁええのかなってなりました。
歌の最後にはリーダーズが出てき、その最後に一郎が出てきて終わります。一郎が歌うにはヒプノシスマイクにはまだお世話になると。ここで終わるなよ。まだやることたくさんあるんだからな。
乙統女もこのリーダーズの中にいたので、乙統女、お前、今後も歌って踊るのか……?期待していいんだな……?
EDの前か後かマジで忘れたんですけど、最後に21人が数人に分かれて、その後のステージ上の様子を映し出されていました。
こういうのでいいんだよ
多分、ヒプノシスマイクがやりたかった光景って、これだよ
まぁ皆様わかるとは思うのですが、零さんが二郎三郎の肩を抱いてるシーンが一番グッと来ました。
零さんって、多分過去の描写中ではいけずな研究人って感じだったので、素だとあんまり大声とかでガハハ的に心の底から笑わない人なのかなぁって思ってます。一郎も素だとそういう感じたと思うし。
あの息子二人の肩を抱いて笑ってる零さんが、心の底からの笑顔だと感じましたね。こうやって零さんが心の底から笑えるのは、笑いを軸にしたどついたれ本舗の二人がいたからで、それが零さんに伝わって……としみじみしていました。
二郎と三郎の温度感もツボです。三郎のめちゃくちゃ嫌そうな顔好きすぎた。
空却が銃兎に抑えられてるのも好きでした。シャッフルの組み合わせね。
共通シーン小ネタ感想集
・1stステージのディビジョンメンバー登場時のみんな飛ぶところ、ナゴヤ登場時に空却がくるくる回っていて面白かった
ここは全員突っ込んだと思うのですが、逆にシンジュクだけ下から出てきて、いや飛ばんのかーい☝️💦ってなったと思います
寂雷がどうだっていうなら、同学年の獄や年上の零は飛んだぞ(煽り?)
・これみんな言ってるんですがスピーカー同士がぶつかってた時に!?????になりました。
マジで面白さのほうが勝つ。お前らもそう戦うんですか。ヒプドリでもアタックしてないのに…(?????)
・左馬刻が表情とかでだいぶ若く見えた。ヨコハマ優勝引いたからかもしれないけど。左馬刻が嬉しそうで良かった。左馬刻もだいぶ若いもんな
・零さんと二郎、三郎の、あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭(2回目)
三郎のめちゃくちゃ嫌そうな顔がツボです。ので映画上映時期後半入りましたら最後の写真?をブロマイドで売りましょう
・碧棺兄妹はともかく、あの世界の住人って乙統女と帝統の関係性知ってるんかな
初の応援上映、どうだった?
応援上映と聞いていたのですが、周りの人たちほぼほぼ無言でした。マジで無言でした。拍手もなかったです。あったとしても、聞こえない程度には小さい。応援上映とは……?となりましたが、個人的には見やすかったですね……慣れてくるとみんな反応してくるとは思うので、静かな空間で映画見るなら初週のうちなのかも。
リンライとか光らせていいはずなのに、横に座るハマ推しのグループのお姉さん達くらいだった気がする。
ちなみに、隣のお姉さんグループ見て、あ、多分この会場ヨコハマ優勝するな……ってなんとなく思ったのですが、当たりでした。
総合的に
1stステージで3チームが負けて…みたいな形の作りになるのでどうやっても18(21)人平等は無理です。
でも、これくらいの人数を全員ピックアップして目立たせて……となると、作りをどうしようかって話になるので 、この形で納得だと思います。
私は21人全員好き!みたいな女なので、単推しの人等とは感想が違うと思います。
まぁでも、結局そうなると偏るだろうから、潔くこういう作りにして成功だったと思いますね。
以前、別の20人以上が主要キャラの某ソシャゲ映画の感想で、みんなちゃんと見せ場があって活躍シーンあって……的なツイートを見たことありまして、ぶっちゃけ、そうかなぁってなりました。私の推しは明確な活躍シーンあって恵まれていたとは思います。
ヒプマイわからない人が気になりそうなのはナゴヤかな?ってなりました。
血の繋がりないのに家族?って取っ掛かりがあると思いますし、キャラクター個人でも単純に十四の2面性は気になると思う。
キャラ個人だと寂雷かな?って思いました。
BLEES YOUの作中PVで寂雷が水の中に沈むシーンがあるんですけど、なんで?みたいになると思います。PV内で過去の姿出てきたりとか、乱数のいざこざとか、この人なんだろうな?って感じになると思います。
これらは私が2ndステージにナゴヤとシンジュクが進んだからそう思っただけで、他ルートだったら違う感想がでてくるかと思います。
まとめ
ヒプノシスマイクの魅力って、やっぱり個性的なキャラクターなんだなって再確認しました。
個々のキャラクターが個性的で、初見の人でも、多分この人ってこういうキャラクターなんだな、とかわかる(判別できる)のが強いと思います。
初見の人なら初見の人でライブ映画として成立するし、そこから気になるキャラとか曲とか見つけてね!って感じがあります。
確かに、歌が主軸で構成されていたので、ほぼストーリーがないって言ってた事前のツイートは普通に共感します。
ライブみたいな感じで、曲と曲の間のMC(台詞)にストーリーを進ませてもらってる的な感じです。ですが、多分長い話一本やるよりも、こういう挑戦的な組み立てや試みを行ってくれる方がヒプノシスマイクらしくていいな〜って思いました。
金がめちゃくちゃかかったPV映画!見てて楽しい!!
が総合的な感想かな。
ただ2回目の飛び道具的役割は出来ないのが悲しいな〜って思います。
さて、ファイナルバトルを経て、私はヒプノシスマイクに出会って……こういう色々な経験ができて……みたいな感傷に浸りたい文章は、10周年の時くらいにします。
まだヒプノシスマイクはコンテンツの途中なんで。個人的にはこれくらいハマれるジャンルも(私がここまでドハマリするコンテンツってほぼほぼないです)好きなジャンルもないので、定住しながらコンテンツをもそもそ追っていこうと思います。
次なにをする予定ですか?ライブですか、CDでしょうか?気になりますね。
別のエンディング引きたいので何回か映画観たらその都度思ったことを増やしていこうと思います。