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ことはじめ (ゲームみたいなニュースサービスを作ってみる 1)

さあ、はじめるぞ!

どうも、gokeです。
以前の投稿でWebサービスを作るためのステップを紹介しました。
事例も含めていたのでなんとなくイメージできたかもと思うのですが、いまいち説得力というか現実味にかけるなと思ったので実際にサービスを作りながらステップをなぞっていこうと思います。
ステップとは下記の7ステップです。いざ出陣!

【やることリスト】
0. 目的と目標を確認 ◀︎まずはこれ
1. アイデアを思いつく
2. そのアイデアを検証する
3. 設計する
4. ミニマムで作る
5. 実験する
6. ちゃんと作る

0. 目的と目標を確認

まずは2つの目とたくさんの手を意識しておきましょう。

目的:集客を見込めるサービスを作る
目標:月に30万人を2ヶ月から
手段:未定義

こんな感じで定義してみました。
目的も目標もかなり具体的でわかりやすいです。
では早速アイデアから練っていきます。

1. アイデアを思いつく

【やることリスト】
0. 目的と目標を確認
1. アイデアを思いつく◀︎今ここ
2. そのアイデアを検証する
3. 設計する
4. ミニマムで作る
5. 実験する
6. ちゃんと作る

今回は「集客を見込めるサービス」という目的なので収益は度外視ですが、仮に収益を目的とするサービスを作る場合には収益モデルが必要です。
Webサービスにおける収益モデルにはいろんなものがありますがパッと思いつくものとして

・広告モデル
・フリーミアムモデル
・EC

があります。
あとでアイデアの検証をする時に「熱狂的なユーザーを前提にサービスを作っていないか?」という項目が出てきます。
フリーミアムとは大半の無料ユーザーと一部の有料ユーザーで成り立つモデルなので「熱狂的」のフィルターにもろに引っかかります。
ECもこの部類と言えるので避けるのが無難です。
よって広告モデルを選択します。

広告モデルとはページに訪問した人が広告をクリックすることで収益を得るモデルのことです。広告がクリックされる回数が多ければ多いほど収益は多く、ページが表示されるほどクリックは多く、ユーザーが多いまたは1ユーザーにおける訪問ページ数が多いほどページは多く表示されます。
簡単に言えば「ゲームでもメディアでもツールでも、なんでもいいから人を集めればいい」ということです。

例えば月に10万円の収益を達成するには月に何ページくらい見られればいいでしょうか?
広告のレートは変わるので確かなことは言えませんが、僕の経験上60万PV(ページビュー:ページが見られる数)くらいかなと思います。
言い換えると1日2,000PV、1時間833PVです。

コラム:見積もりは大事
アイデアの検証の時にある程度目標に対する見積もりをしておくことは現実味を確認する上で重要です。
以前友人から「インバウンドの需要に答える地域限定の宿検索サービスを英語でやりたい。」と持ちかけられたことがありました。
なんとなく面白そうにも聞こえるのですが数字ベースで考えるとこんな風になりました。
その地域に来る外国人の人数: 10,000人/年
英語を喋る人数: 8,000人/年
旅行者が日本のサービスで宿泊予約をしてる割合:50%
そのサービスが普及した時のシェア:30%

→大成功した時の利用者数:年間 1,200人、月間100人、1日3.3人

上記は一部目算が入るのですが、それにしてもこの規模でサービスをやるのは無茶です。
このように、数字にしてみるとそもそも収益どころが対象利用者人数が少ない場合があるのである程度の試算はやっておいたほうがいいです。

さて話を戻しますが、
僕はサービスを作成してもサービスの運営につきっきりになるわけにもいかないので、特に運用がなくても成立するサービスがいいです。
あれこれ考えたところ、

「ニュース記事をRPGっぽく読める」

というサービスにすることにしました。
今朝電車で漫画を読んでいる人を見かけて、

「漫画でニュース読めればいいのにな。いや、確かそういうのあったな。
こっちの人はゲームしてるな。ゲームの中だけではなくて現実でも経験値が貯まるようになればいいのにな。そうだ、ニュースがゲームっぽく読めるといいかも。」

と考えたのがきっかけです。
ではこのアイデアの検証をしてみます。

2. アイデアの検証

【やることリスト】
0. 目的と目標を確認
1. アイデアを思いつく
2. そのアイデアを検証する ◀︎今ここ
 i. 二つの目とたくさんの手
 ii. ユーザーストーリー
 iii. ユーザーストーリーの確からしさ
 iv. 明日も使うか
 v. もうあるんじゃね?
3. 設計する
4. ミニマムで作る
5. 実験する
6. ちゃんと作る

検証:目的と手段

このサービスを使う目的と手段はそれぞれ

目的:楽しくニュースを読む
手段:RPGをしているとニュースが読める

となります。
ニュースを読む手段はゲーム以外にもたくさんあるのでこの手段が最適かは今の段階ではわかりません。一旦次へ進みます。

検証:ユーザーストーリーを作ってみる

「ユーザーとして、
毎朝ゲームをする感覚でサービスを開くと最新のニュースを確認することができる。ニュースを読むだけで経験値が溜まってレベルが上がっていくので楽しい。」

検証:ユーザーストーリーの確からしさ

ストーリーはなんとなく矛盾がなさそうです。
一番気をつけなければならないのが、定義されているユーザーが「献身的」ではないかということでした。献身的とはサービスにサービスしてくれるユーザーという意味です。
このサービスの場合はユーザーに入力を求めたり、利用するのにお金を要求したりはしないので該当しなさそうです。言い換えるとユーザー1人でも1万人でもユーザーの体験は変わりません。

検証:明日も使うか?

このサービスがすでにある場合、明日も使うか?と考えます。
僕はゲームをしないのでちょっと微妙ですが、ニュースは見るので楽しく見れる分には見るかなと思います。

検証:もうあるんじゃね?

結論、類似サービスは見当たりませんでした。

まとめ

ここまででアイデアとその検証はできました。
とりあえず作って良さそうです。次に設計に移っていきましょう。

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