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正統愛智神話 第9話
【 邪馬台国 】 と 【 女王国 】
邪馬台国、九州説
邪馬台国、畿内説
邪馬台国、阿波説
現在、この3つの説が論じられていますが、どの説も、矛盾が生じて、今一つ。物的証拠も出てきていないのが、現状です。
魏志倭人伝
「倭人は帯方郡の東南、大海の中に居る。山がちの島に身を寄せて、国家機能を持つ集落を作っている。昔は百余りの国で、漢の時代、朝見する者がいた。今、交流の可能な国は三十国である。」
「郡から倭に至るには、海岸に従い水上を行く。韓国を通り過ぎ、南へ行ったり東へ行ったりして、その(=倭の)北岸の狗邪韓国に到着する。七千余里である。」
「(狗邪韓国から)始めて一海を渡り、千余里で対海(対馬)国に至る。その大官はヒコウといい、副官はヒドボリという。」
「居する所は、近寄り難い島で、およそ四百余里四方。土地(対馬国)は、山が険しくて深い林が多く、道路は鳥や鹿の道のようである。千余戸の家がある。良田は無く海産物を食べて自活している。船に乗って九州や韓国へ行き、商いして穀物を買い入れている。」
「(対馬国から)また、南に一海を渡る、千余里、名はカン海という。一大国に至る。官は、亦(対馬と同様)、ヒコウといい、副はヒドゥボリという。」
「(一大国の)大きさはおよそ三百里四方。竹、木、草むら、林が多い。三千ばかりの家がある。いくらかの田地があるが、住民を養うには足りないので、対馬と同じ様に九州や韓国へ行き、商いして穀物を買い入れている。」
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