自然由来に回帰します
「まゆ玉水」
gokan_koboでは、和ろうそくの芯作りの材料の一つである真綿を調達するために、繭玉をトロトロの状態になるまで煮て乾燥させた後に糸状にほぐして作った真綿を使用しています。
その際にできる煮汁は、実はセリシンというアミノ酸が豊富に含まれています。
セリシンのアミノ酸組成は、人間の皮膚のアミノ酸組成と似ていることから、化粧品として多く使用されているようです。
セリシンの効果は、
保湿力が高い
紫外線を吸収する
アンチエイジングに必要な抗酸化作用
だとされています。
そんなに良いモノならと、実際に試してみました。
初めてセリシンを使用してから6年程経ちますが、毎日欠かさず使用するほど良い効果を実感していますが、特に今年はより強く感じます。
今年の夏は、外作業が多く紫外線を多く浴び、顔や腕は真っ黒になるくらいでした。
しかし、「まゆ玉水」を外作業を始める前と終わった後に欠かさず顔や腕に塗り続けた結果、とんでもないことが起きたのです。
とんでもないこと、をお伝えする前にgokan_koboとして一番大事なことを忘れていました。
「まゆ玉水」を塗った後に「白蝋の保湿クリーム」も、欠かさず塗っていました。
白蝋の成分は、
日本酸
パルミチン酸
オレイン酸
ステアリン酸
といったものが含まれていて、その効果は
粘性が高い
皮脂抑制効果
抗酸化作用
保湿効果
とされています。
ここで感の良い方ならお分かりだと思いますが、
「まゆ玉水」+「白蝋保湿クリーム」
は最強コンビなのです。
お互いの特徴を引き出し高めあって、その効果を発揮します。
その結果、今年の夏はとんでもないことが起きたのです。(2回目です)
今年の夏に起きたとんでもないこととは?
それは、次の3つのことでした。
①日焼けした顔や腕のひりひり感や痛みを全く感じなかったことです。
多少のほてり感はあるものの、痛みやひりひりしたような感触はありませんでした。
いままでは、風呂に入ったりシャワーを浴びたりするときにちょっとした覚悟を決めて挑んだのですが、今年は覚悟することなく普通にできました。
②日焼け後の皮膚の皮が剥けず、かゆみもなかったことです。
普段の仕事は外の作業ばかりではなく室内作業もあります。そんなときに、かゆみで皮膚を掻いて皮膚がぽろぽろと剥がれ机を汚す。
そういう心配が、一切ありませんでした。
肌は黒いがキレイそのものでした。
③肌がしっとりと常に潤った状態だったことです。
日焼けの後は肌が乾燥しかゆくなったりするのですが、そういったことは全くなく日焼け前と何ら変わらぬ状態でした。
赤く腫れるような感じになることもなくただ肌が黒くなっただけでした。
以上が、今年の夏に起きたとんでもないことです。
昨年以前も、今年と同じように外作業で紫外線を浴び肌が黒くなりということはありましたが、今年のような効果を実感することはありませんでした。
昨年以前と今年で何が変わったのか?
昨年までは、「まゆ玉水」や「白蝋の保湿クリーム」をいわゆるレシピ通りに容量を順守して作っていましたが、今年はその時の状況や状態に応じて分量を変えて作るようになったのです。
肌にダメージを感じ始めたら繭玉の量を増やし濃度を高めたり、肌に塗るときに残量感を感じたら白蝋の量を減らしたり、逆に物足りなさを感じたら白蝋の量を増やしたりと、微妙な調整をしていったのです。
それこそが、gokan_koboが大切にしている「手作りの良さ」なのです。
自分好みに作ることの喜び
唯一無二のものづくり
楽しみながら作る喜び
自然由来の物を上手に取り入れる
そういったことを、創業10年目に入った夏の日に改めて認識出来ました。
gokan_koboは、櫨蝋や繭玉といった自然由来のもので、古来日本の文化として欠かせないアイテムを使った手作りのための材料を、安心・安全に作ることができるようにとの願いを込めて、商品を製造・販売しております。