バッファローゲーム

この世には
「バッファローゲーム」
なる幻のゲームが存在する。

私がその存在を知ったのは十数年前、名前も顔も忘れたが、お笑い芸人がテレビ番組で紹介していたのを見たことがきっかけだったように思う。

バッファローゲームのルールは以下のようなものだ。

1.男性が頭に指でツノをつくる。
2.下を向き、女性の胸をめがけて突進　
3.チクビに命中したら女性は「バッファロー！」と言う。近い場合は「ニア・バッファロー！」
(ニコニコ超百科より)

無意味！
実に無意味！！
だが、それがいい！！

「男性が」「女性に」という定義がされていることが重要である。これが成し遂げられていないバッファローゲームはバッファローゲームではないのだ。さしずめ「フェイク・バッファローゲーム」とでも呼ぼうか。

私はバッファローゲームを実施する機会をうかがった。何度も何度もチャレンジした。

ところがどうだろう。
実施できたのは男同士だけだ。
私は男の「バッファロー！」なんて聞きたくないのだ。
フェイク！フェイクだ！

しかしよく考えてもみてほしい。
このようなゲーム。とてもではないが、ある種「思考停止状態」になければ成し遂げられはしないのではなかろうか。

よろしい。ならば、私が常識を変える。
世の中の男性女性が何も考えることなく、臆することなく、バッファローゲームに取り組める環境を作ること。それが私の使命である気がしてきた。知らんけど。

みなさん！
私が今度「バッファローゲームやろうぜ！！」と声をかけたら、ぜひとも声を揃えて高らかにこう返しましょう！

「バカじゃないの？」