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YAMAHA QY20 メンテナンス 準備編
YAMAHA QY20の解説は他の記事にお任せして、ここでは、QY20の修理方法を、症状ごとに1つ1つ、順々に紹介していきます。その準備編として、QQY20を分解し、主要パーツを説明します。
まずは、裏返すと、5つのビスがあります。
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この画像には、シリアル番号が剥がれていますが、故意に剥がさなけれは、なかなか剝がれませんので、これが剥がれていると、酷使されたQY20だったり、修理された(剥がれいると修理されていることが多い)QY20なのかもしれません。
ネジはタッピングネジなので、回し始めるとき、少し固いです(ネジを切りながら締めているため)。固さを感じなければ、過去に開けられている可能性があります。長めのネジを5本とも引き抜いて、そっと、開きます。裏返した状態で右側(電源スイッチがある側)に、電池ボックスとの配線があるので、切らないようにしてください(軽く引っ張った程度では切れません)。
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ノイズシールド(金色の金属フィルム)と基板を共締めしているネジが左右にあります。このネジを外すと、メイン基板の登場です。
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メイン基板を詳細に見ます。
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アナログ信号処理部には、20個近くのチップ電解コンデンサが使われています。修理の際に、現象から原因を探り、原因に関係する部分の動作確認、修理することになるので、構成を覚えておくとよいです。
分解状態に戻って、基板に接続されているコネクタ3つ(キーボード、LED、液晶)を外します。少し力が必要です。
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この画像では、メイン基板をノイズシールドが分かれていますが、本来は上端の一部がはんだ付けされています。はんだ付けされたままの状態で、基板を持ち上げて、ノイズシールドを固定している5つのネジを外します。上端3か所、下部左右1か所づつです。ノイズシールドをケーブルに注意しつつ外すと、基板と一緒に外すことができます。
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液晶は、3か所のネジで固定されているので、外します。
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最後に、キーボード&LED基板を外します。キーボードなので、多くのネジで留められています。
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LED用の半透明のシリコン(録音ボタンと再生ボタンの上あたり)は、キーバッドと別部品なので、キーバッドを外すときは紛失しないように注意してください。参考までに、キーボード&LED基板の表側です。
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キータッチ反応が悪くなった場合は、キーバッド部と基板の接点の不具合が多いです。しかしここを掃除しても効果はほとんどないです。キーバッドの接触部に電導性ゴムを小さく切って貼り付けるのがよいです。その作業の前に、接触の問題なのか、基板の接点部分は、コインなどで接触させてみて、反応するか確かめたほうが良いです。たまに、接点部分の根元が腐食断線していることもあります。
以上が、今回のQY20 メンテナンスの準備編でした。