見出し画像

アトピーとわたし

 人生の中でいちばん、皮膚症状がひどく、悶々と頭の中で考えをこねくり回しているくらいなら、いっそのことアウトプットしてしまえ、ということで。

 自分とアトピーとの折り合いをつけるために、つらつらと書いていく。

思い返せば、ひどくなる時はパターンがあった

 スケジュール帳に、予定のほか、体調も一言書いていたわたし。すると、特定の感情と行動をした時にひどく出るパターンが見えてきた。

  • ストレスを強く感じたと自覚できるレベルの時

  • そのストレスを解消しようと、ジャンクフード祭りをした時

  • 酒を一定量以上飲んだ時

  • 自分自身を強く否定した時

  • 自分と他人を比べた時(他者と自分の境界線が曖昧になった時)

 嫌なこと、うまくいかないことがあると、無性にポテチやチョコレートドーナツが食べたくなって、大量に食べたあと、罪悪感に苛まれる。

 なんなら、食べる前もこんなものを食べたら体に悪いのにと感じ、食べている時もコソコソと隠れながら食べていることに気づいた。どこか、悪いことをしている気になるのだ。

 病気が感情と深く関わりがあることは、ご周知の通り。ここでは説明は省くが、罪悪感はネガティブな感情の中でもかなり深いもの。免疫を下げる原因にもなる。

 ここ数年罹ってきた病気たちを振り返ると、免疫力と罪悪感の相関関係がピッタリで、かなり腹落ちした。すべて、免疫低下によって引き起こされるものだった。

罪悪感を感じず、感情の切り替えを模索

 物事を考えるときは、対処療法だけではなく、根本原因にアプローチしていかないと意味がない、と気づいたわたし。

 感情にフタをしては、他へ歪みがいく。感情はなかったことにはできない。溜め込んだ感情は、いつかマグマのように爆発して自分も周りも焼き尽くすほどの破滅エネルギーとなって、発散される。

 では、生の感情にエセポジティブシンキングで、メッキみたいにコーティングしたらどうなるか。メッキだから禿げる。

 そして、感情を無視して思考で無理やり押さえつけているので、いつか爆発する。

 やはり、感情は感じ切るしかない。そのあと、いかにニュートラルな自分に戻って来られるかだ。

 感情に飲まれっぱなしだと、感情に任せて言わなくていいことを言って人間関係を壊してしまったり、相手を傷つけてしまったり、切り替えられずその後の作業にも影響があったりする。

 切り替えの早さがポイントになる。切り替えとは、わたしは、物事の捉え方をいかに自分にとって次に進む糧となるものにできるかだと思う。

 ストレスを感じたとき、ここまでをスムーズに行なえれば、ポテチやチョコレートドーナツを無心で貪り食わなくてもよくなる。必要以上に自分を攻め続けなくてよくなる。

 そんなすぐに人間は変わらない。だけど、同じパターンを繰り返したくないのならば、今までとは違う反応を意識的に選択していかないと治らない。

病気や症状は、自分を見つめ直すチャンス

 体はものすごく正直で、嘘をつかない。だから、体がSOSを出しているということは、心のSOSでもあるということ。

 自分を見つめ直すとは、自分のわるいところを挙げしつらえて自分を責めるということではなく、より健やかに、より生きやすくなるために、何を意識したらよいかを見つけられるということ。

 ただ、薬を塗る、飲むだけではなくて、心の持ち方も回復にかなり関係していると思う。

 症状が重いと、動くのも億劫、何もやる気が出ない、逆に動けない自分に腹が立つこともある。

 こんな時、先述したように、自分にとって次に進む糧となる考え方があれば早く切り替えられる。

 人生を変えるのは、大変だ。「大変」とは、大きな変化と書く。大きな変化をするには、小さな変化の積み重ねをするしかない。小さな一つひとつを意識して捉え方を変えていくしかない。

 できることから、まずはやってみる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?