見出し画像

おじさんの英語リスニング奮闘記 6

本記事中のAmazonリンクはAmazonアソシエイト・プログラムを使用しています。

英語学習のその後

昨年のセブ英語留学から帰国して、もう半年になる。留学していたQQ Englishのオフラインレッスンのポイントが余っていたので、しばらく週イチでオンラインレッスンを続けていたけど、11月に急な体調不良で入院してからは、オンラインレッスンは完全に止まってしまった。

退院してしばらくは、何もやる気がしなくてオンライン英会話どころではなかったけど、結局は再開せず、年末に思い切ってQQ Englishを解約した。でも英語学習をやめてしまったわけじゃない。

QQ Englishでの留学中、リスニング時間と語彙の圧倒的な足りなさを誰に指摘されることなく自覚してしまった。その時から、英会話レッスンよりも、ネットで時々見かける「イマージョン(immersion)」にシフトしようかな?と思っていた。もちろん、QQ Englishのオンライン英会話や留学は、自分にとってとても意味があったと思う。また、フィリピン英語を英語学習再開のきっかけにできたから、そろそろ新しいことに移行してもいいかな?と考えていたところだった。

DUO 3.0からDUO BASICへ レベルダウン

というわけで、オンライン英会話は一旦やめて、2024年の年末から『DUO BASIC』を使ったリスニング学習をやっている。なぜ『DUO BASIC』なのか?

もともと『DUO 3.0』を一年前の2023年の年末から始めていて。『DUO 3.0』は有名なロングセラーの英単語テキスト。ネットでもさまざまな活用法がシェアされているけど、内容が初心者向けではないので、飛び付いたものの挫折する人も少なくないと言われる。一方で、本がボロボロになるほど泥臭く回し続けて、かなり英語力が伸びたという人も多い。

わたしは例文560本を暗記しようとは思わなかったけど、まずセブ留学前の3ヶ月間、音読と精読を繰り返して意味理解にフォーカスした。もちろん、そんな短時間では単語や例文の暗記はできなかった。セブ留学中は『DUO 3.0』は休止。帰国後、覚えられていない単語(たぶん6割以上)をAnkiに登録して、いらすとやさんのイラストと紐づけた。でも、Ankiだけでは覚えられなくて、次に復習音声を毎日聴き始めた。繰り返し聴くうちにイマージョンの効果を感じることもあった。時々、基礎音声も聴きながら。

初心者向けの姉妹本『DUO BASIC』が2024年10月に発売されたのは知っていたけど、『DUO 3.0』をやっていたから、あれこれ手を出すのは良くないかな?と思って、すぐは買わなかった。

たまたま年末に書店に行った時、初めて『DUO BASIC』を手に取った。語彙と文法が中学英語の範囲だから、例文を読んでみても、意味理解できるものが多かった(whatの名詞節なんかが入っているのはDUOっぽい)。それでいて例文のほとんどが会話文で、テキストっぽくない実用的なものばかり。予定外だったけど、すぐ購入した。

また『DUO BASIC』は、『DUO 3.0』と違って、音源が別売CDではなく、音声ダウンロードが無料(スロースピードとナチュラルスピードが用意されている)。ウェブ上でも再生できる。書籍の冒頭に書かれているように、まずはテキストを見ずにスロースピードで一周して聴いてみた。やはり、読むより理解度が落ちる。何度か繰り返すと若干リスニングの解像度が上がるのが分かるけど、理解度は例文を読んでいる時と同じではない。次にスロースピードでリスニングしながら例文を読むと、面白いくらい理解度が上がるのを実感した。

この体験で、やはり今の自分の英語力では、中学英語レベルでもネイティブ音声だと満足に聴き取れないということがわかった。セブ留学中に先生から「耳は成長する。成長させるには時間をかけてたくさん聴くこと」と言われてハッとしたことを思い出した。NetflixやYouTube、Podcastなどのネイティブ音源を聴いていたこともあったけど、リスニング力が伸びた実感がなかったのは、このへんに理由があるのかもしれない。きっとリスニング時間が全然足りていないのだ。あと、イマージョンでは自分が意味理解できるレベルの英語をひたすら聴くと効果的らしい。

というわけで、今は、読むと理解できるレベルの『DUO BASIC』の音源をナチュラルスピードで毎日、繰り返し聴いている。静かな部屋で精聴したり、移動中に聴いたり。BGMとして聴き流したり。日本語の意味は一度精読した時にだいたい頭に入っているから、『DUO 3.0』の音源を聴く時のように「ええと…」と思うことが少ない。一瞬注意が外れても、印象的な単語やフレーズを聴いて「ああ、あの例文だ!」って思い出せることが多い。『DUO BASIC』に掲載されている例文は『DUO 3.0』の半分以下の240本。音源は『DUO 3.0』の半分の27分で一周できるというのも精神的な負担が小さい。まだ始めてから半月くらいだけど、同じ音源を毎日繰り返し聴いても新しい発見がある。「待って。今なんて言ったの?」と思ったらiPadやMacのKindleアプリや本で例文を確認したりして。しつこくさらに聴き続けるとどうなるかな?そして『DUO BASIC』がある程度仕上がったら、また『DUO 3.0』に戻るつもり。

ちなみに、DUOシリーズ名物のボブたち登場人物の下世話とも言える会話は断然『DUO 3.0』の方が面白い。また、個人的に『DUO 3.0 基礎音声』を担当しているBarry Gjerde氏の声質と演技が好き。それらが苦手という人もいるけどね。

結局わたしは、『DUO BASIC』も『DUO 3.0』も書籍版とKindle版の両方を購入した。『DUO BASIC』は『DUO 3.0』より文字サイズが大きいけど、Kindle版は拡大表示できるから老眼には欠かせないし、マルチデバイス対応なので出先で読む時にも便利。『DUO BASIC』は各ユニットの冒頭に例文リストがあって、例文を見ながらリスニングしやすい工夫がされている点も、とてもいい。オススメです。

セブ島英語留学の体験記事を書きました。↓


いいなと思ったら応援しよう!

いちろうさん
オンライン日本語講師やWebライターなどでパラレルワーカーを目指している、ただのおじさんへのサポートも大歓迎です!