【改訂版】超文系大学2年生が、G検定に合格した方法
こんにちは!はるはるです
2020年3月26日現在、大学2年生です。AIドル候補生というものをやっております。
今日の朝、嬉しいお知らせが!!!
もう嬉しくて飛び跳ねました。
正直、結果を見るまでは落ちたと思っていました。
過去に受験した先輩方の勉強方法を聞いて、しっかり準備したつもりだったのですが、聞いたこともないような言葉が結構出てきてわからない問題が多く、試験中もいちいち調べている時間はなく…
先輩方からは「結構簡単だった」と聞いてたいのに、全然簡単じゃなかった!!😭
受験直後には落ち込んで、こんな愚痴を呟いていたくらいです。
「もっとこういう勉強をすればよかった」という思いがとてもあるので、それを今後の受験者の方のために、書き残しておこうと思います。
①私的なG検定の位置づけ
ここはまだ申し込む前の方と、勉強を始めたけど目的を見失った方向けなので、勉強方法だけ知りたい方は、もうすでに始めている方は読み飛ばしてください。
公式のHPには、"ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。"と書かれていますが、私的には、以下のような知識をつけ、AIリテラシーをつけるための資格なのかなと思いました。
・AIの大まかな歴史、現在どのように活用が進められているか、将来どのように活用できそうか
・どのような技術が使われているのか / どのような技術的、倫理的、法律的な課題があるのか
この資格の勉強をすると、エンジニアの方との話もスムーズになると思います。
数学やプログラミングの知識は全く必要ありません。
②元々のAIの知識レベル
私がどれだけG検定に向けて勉強したかの指標として、元々どれほどAIの知識を持っていたかを示します。
そのために、はるはる的AI知識レベルをざっくり定義します。
レベル0:「AIってロボットと違う?」
(全く本を読んだり勉強したことがないが言葉は聞いたことある)
レベル3:ニューラルネットワーク、ディープラーニング が何かをだいたい知っている。どうビジネスに活用できるかだいたいわかる。
レベル5:独学でAIについての本を読み、歴史や仕組みについて理解できている
レベル6:人に説明できる
G検定はレベル5.5くらい必要だと思います。繰り返しますが、G検定は数学やプログラミング(python)の知識を必要としないので、それはレベル分けから抜いています。
勉強スタート段階の私は、レベルは3.5くらいでした。本気でG検定の勉強を始めたのは試験の3週間前くらいでしたが、大学の春休みで、更に部活に所属しておらず、遊び以外予定がなかったので、毎日勉強時間が結構取れたからだと思います。
具体的に、G検定の勉強前のレベルを説明します。
昨年の春学期に、大学の"AIコンソーシアム"という新しく始まったプログラムでAIビジネス講座を受講しまた。ここでは、アマゾンのレコメンド機能にAIが使われているとか、ビジネスにどのように応用されているのかを学び、最後はビジネスコンテストという形で自分たちでアイディアを考えました。(ちなみに、単位はでません😢 最後のAIビジネスコンテストでは3位に入賞できて嬉しかったです!)
更に、一度授業でAIとデータサイエンスがビジネスの高度化に非常に役に立つということ、どちらも機械学習の点で共通していることなども学びました。
そして、11月頃から、実はAIドル候補生になりました。このお話は、いずれまたしたいと思います。
そして、毎週月曜日、AI実装検定に向けての講座の受講を受けています。
しかしですね…ここの講座で習うのはPythonのプログラミングや数学が多く、G検定とはかなり違いました。実際、G検定を勉強する前は、ここの講座で習っている内容は理解できていなかったところも多かったです。しかし、G検定を勉強してから、やっとこの講座で何を習っていたのかわかりました。つまり、この講座の知識はG検定にはそんなにすごく役に立ったわけではなかったですが、G検定はこの資格の勉強にとても役立ちました笑
③オススメの取っ掛かり方
推薦図書がたくさんあって、どれを読んだらいいのか難しいですよね。
この公式テキストの第4章『機械学習の具体的手法』から読み始めるのは、レベル4以下の方にはあまりオススメしません。
第6章『ディープラーニングの手法』あたりまでいくとさっぱりわからなくて、読み始めるといつの間にか寝ちゃってたり、気づいたら30分同じページを開いてぼーっとしてしまっていたりしました。
レベル3くらいの方には、この2冊から始めるのがオススメです。
このマンガはかなりわかりやすいですし、歴史の部分も説明してくれています。自分のレベルに合わせて、わかるところは飛ばしながら読むといいと思います。
上のG検定公式参考書で、わからなかったキーワードだけを読みました。
私は、この2冊を読んだ後、G検定公式参考書をもう一度最初から読みました。しかし、第7章『ディープラーニングの研究分野』でまたさっぱりわからなくなって飛ばし、第8,9章の『ディープラーニングの応用に向けて』を読みました。ここは割とわかりやすいです。
④"黒本"との向き合い方と模擬問題のすゝめ
参考書を1周(6,7章だけは、①で書いたようにわからなすぎて途中で寝てしまったので2周)読んだ後は、公式問題集に取り掛かりました。しかし、公式参考書をたった1周したくらいで、暗記はもちろん、理解すらできていないんですね。この問題集の1周目では全然解けなかったので、一問一問にあまり時間をかけずにどんどん答えを見て、すぐ2周目に入りました(ちなみにこれは、現役学生の私からは、問題集攻略の鉄板です!わからないのに悩んでも仕方ないので、バンバン答えを見て覚えて、回転率を上げて復習して、記憶を定着させます)。2周目は65%くらいわかり、3周目は解けなかった問題だけ解きました。
しかしですね、、、このG検定は、今まで私が戦ってきた数々の学校のテストとは全くレベルが違ったわけです。
この問題集の問題はあくまで基礎で、これができるようになったからと言って、テストで出来るわけではないと、口を酸っぱくして言いたい!
そして、Study-AIさんのG検定の模擬テストを1回解いてみました。
チラッと問1だけお見せしちゃっていいかしら・・
まあ、今は無料なので、これはやらないと損です!
この模擬問題は、今まで覚えかけている知識を定着させるだけじゃなくて、公式参考書でも、さっきの公式問題集でも、見たことのないような問題が出てくるんです!「こんなこと本当に覚える必要あるの〜?」って、当日は思いながら、1回だけやってみて、2回目はやりませんでした。
今から思えば、それが間違いでした…もっと真面目に、繰り返し解くべきだった!
ちなみに、私たちAIドルは、この模擬問題の解説動画をYouTubeにアップしています!
文章からより、人の話から聞いた方が理解もしやすく、定着もすると思うので、これから勉強を始める方も、すでに勉強している方にも、どちらにもオススメです。
また、これから勉強スタートする人も、「ヘェ〜」というくらいの気持ちで見てみると、本で勉強し始めた時に「動画で言ってたやつだ!」となって、勉強しやすいと思います。
しかしですね、これだけでは足りなかったんですね…。
⑤本番中に苦労すること・対策
2時間=120分で214問なので、単純計算で
1時間 =60分で110問
30分で55問
15分で30問
5分で10問
1分に2問
つまり、1問あたり平均30秒しかかけられません。
「意外とあるじゃん!」と思ったら大間違いです。
調べたりしていたら、あっという間に1,2分経ちます。なので、基礎的な問題は本当に瞬殺しましょう。この瞬殺問題をいかに増やせるかが重要です。
調べる際は、1分ほど調べて答えが見つからなかったら諦めて飛ばしましょう。時計は常にチェックして、「30分で55問」をキープしましょう。途中でトイレに行っている時間もなかったので、コーヒーや水は、試験前1時間半くらいは飲まないことをお勧めします。
また、できるだけ"確認する"ための時間を短くすることが必要となってきます。なので、まとめカードを作ることを強くお勧めします!!人名や年号などや、ポイント(過学習を避けるための方法など)をまとめた紙も用意しました。
(私はそれでも時間がなくて、最後の30問くらいは調べずに勘で答えていました…。)
ここで重要なのが、「これくらいわかるでしょう」ということもまとめに書いておくことです。本番中は焦っているので、普段ならわかることもど忘れします。自分を過信しないことが大切です。
それと、受験する用と調べる用にパソコンが2台あると便利でした。まとめシートを一枚一枚重ならないように広げたり、参考書を開く広いスペースで受けることはマストですね。
⑥反省点・改善策
しっかりと準備したつもりだった私は、試験直後、意欲消失問題が起きるくらい手応えがありませんでした。もっとこういう勉強をしたら良かった・・・とすごく後悔しました。
公式参考書をもう一度細かく読む、さらに余裕があったらAI白書を読むなどして、問題集や模擬問題の過学習を避けてください!
公式問題集、模擬問題を何度も解くのはもちろん大切ですが、公式だからといってそれを解けるだけで対策し切れるわけでは全くなく、模擬問題も同様です。
私はまさに、この過学習に陥っていました。だって今までの中学・高校・大学のテストは、それで対策できたんだもの。
しかし、本番中、「こんな言葉初めて見たよ!?」が多発しました。ただでさえ時間がなくて焦っているのに、こうなって慌ててしまうと、パニックになってしまいます。そして最後の方は集中力が落ちているので、その状況に陥ってしまうと、やる気さえも失われてきて、テスト全体にものすごく良くないです。なので、このような状況を避けることは非常に重要です。
後から参考書を読んでみると、意外と多くの言葉が載っていました。
参考書については、第1~5章の基本的なことや、ちょっと難しくなってくる第6章を覚えるのはもちろん、第7章もよく読んで理解し、どんな言葉がどこに出てきたか覚えておいた方がいいです。
G検定は、ノート持ち込み可のテストと同じ、いくらでも参考書を見ることができます。なので、どこに何が書かれているかがわかれば、本番中にそのページを見れば解けるのです。(もちろんそれに頼っていては時間がなくなるので、覚えるに越したことはありませんが)
また、Googleで検索している時間は意外とないです。それよりは参考書を見るほうが早く答えを確認できます。
私は、第7章が難しくて、なんだか重要ではなさそうな単語や例を、「どうせこんなに難しいことはそんなにでないだろ〜」と甘くみていたのが良くなかったです。例えば第6章の『2.RNNの基本形』の中でで出てくるBPTTなどがいきなりテストで出てきます。
ちなみに、『ディープラーニングの応用』についての問題は結構少なく、また簡単でした。
⑦最後に…
私は、最初に書いた通り、試験が終わった直後は、頑張って対策したのに本番ができなすぎて、AIの学習意欲消失問題に陥りかけていました。結果的には受かっていましたが、合格率は60%強です。
1/3は落ちるのです。それって結構多いと思います。
そして、その中の何割かは2回目に受けています。
つまり、1発合格した人の割合はもっと少ないです。
なので、もし落ちたとしても、あなたができなかったのだと落ち込まないで、一旦忘れて頑張った自分を褒めて、ちょっと奮発して美味しい夜ご飯を食べて、そしてまた次回挑戦してみてください!
でも、皆さん、まだ本番まで、時間はあります!
頑張れば、なんだかんだできっと受かります!!
本番中も、最後まで諦めずに、頑張ってください〜〜!!!
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