見出し画像

iPadを買い替えた(iPad Pro 11インチ 2020)

 最近マイカーのタイヤがパンクしたしろやんです。四輪駆動車なのでタイヤ1本のパンクでも4本すべてのタイヤを交換する必要があり、一気に財政難に陥りました。小脇から原油を無限に出せるようになったりしないかな。年老いた折には、締まりが悪くなり原油を垂れ流しながら生活することになりそうではありますが、その点は妥協しますので何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。敬具。まだ終わりではない。

 以前の記事「iPadを買い替える」「iPadを買い替える 本当にair4でいいのか」でiPadの買い替えプランについて延々と御託を並べ散らかしていましたが、ようやくiPadを買い替えました。有言実行。


◇iPad Proを買った

 出来の悪い政治家のように屁理屈を散々並べ立ててきましたが、最終的には“iPad Pro 11インチ 2020 128GB スペースグレイ”を買いました。

最終的な購入の決め手は
・Air4よりも高性能であること(RAM6GB&ヌルヌル画面&4スピーカー)
・Air4登場に伴い、85,000円程度まで値下がりし、Air4の64GBと256GBの間に入りこむいい感じの値段だったこと
・128GBというちょうどいい容量
の3点でした。

◇iPad Proってどうよ

 さて、購入したiPad Pro 11inch 2020はどうだったかというお話です。開封レポは……箱のためにiPad買うわけではないし、いいんじゃないかなと思います。強いて言うなら、いつも通りのAppleの箱を開けたら、iPad Proとその他付属品が入っていました。USB TypeCのケーブルと充電器が目新しかったです。以上。

・外観
 Apple製品らしい質感の高さ。iPad Pro 2018に端を発する全面ディスプレイは如何にも未来でござい、という風情で格好よろしく感じられます。複数のレンズを備えるカメラも、本体がiPadくらい大きいと程よいサイズに見えてきます。重さは471gとそんなものかという感じ。特に何も感想が思い浮かばない。Air4と比較するとアンテナラインが見えているのが少々野暮ったく感じられますが、どうせケースに入れて使うので特に問題ありません。一言で言うなら「素敵やん?」

・ディスプレイ&スピーカー
 ディスプレイ、スピーカーいずれもProの名にふさわしいクオリティ。
ディスプレイは高解像度、高輝度、高リフレッシュレートとディスプレイに求められる全てが備わっています。特にPro motionのヌルヌル感は癖になります。
スピーカーも4スピーカーと軽自動車と同じくらいの数のスピーカーがついており、音楽を聴くと真ん中にボーカル、左にベース、右にギターというように明確に音の位置が分かります。映像を鑑賞しても、登場人物の台詞やBGM、SEのいずれも聴き取りやすいです。低音は少し弱いですが、薄い筐体に設えられたスピーカーなので致し方ありません。

画像1


・処理性能
 とても速い。タブレットとしてはちょっと経験のないレベル。Geekbench曰く、CPUの演算能力でいうと、デスクトップPCよりも速い、らしい。下記がCPUスコア(マルチコア)の比較。

 A12Z(iPad Pro 2020):4693
 Core i7 4770(Windows自作デスクトップPC):3904

 6年前のものとはいえ、当時の上位プロセッサーを搭載したデスクトップPCがタブレット風情に敗北しています。数値だけ見せられると「まさか、iOSだと有利だとかそういう有利不利があるんじゃないの?」と思ってしまいますが、実際の使用時の体感でも何となく納得できます。本当にiPad Pro速い。ブラウザは爆速だし、iPhone SE2が少し苦戦するシャニマスも滑らかに動作する。マイティーアイパッド。

 CPUの処理能力もさることながら、GPUもなかなかのもの。こちらはベンチマークとかはありませんが、試しにデレステの3Dリッチを試してみたところ、全くコマ落ちすることなく動作しました。問題は踊るアイドルに気を取られてミスを連発してしまうことくらいですが、これはiPadではなく、俺の煩悩の問題です。悟りは遠い。何はともあれ、コンテンツを消費する分には問題ないどころか十二分なグラフィック性能だと思います。

 CPU、GPU共に上々ですが、RAMが足を引っ張ってはいないでしょうか。答えは「十分すぎる」というところです。RAM6GBはiPad OSにとってちょっとオーバーなくらいの容量のようで、RAMの小さいiOS端末で頻発するアプリのリリース(ブラウザを引っ込めて別の作業した後、またブラウザを立ち上げると再読み込みするアレ)が全く発生しません。何か調べ物をしながら入力フォームを埋める作業をするときに、意図しないアプリのリリースによって再読み込みが入って入力した内容が無慈悲にもすべて消え去ることもなくなり、とても快適になりました。吹き飛んだ入力内容を想い、枕を涙でベッチャベチャに濡らすことももうないのだ。それどころか、Safari、Twitter、Kindle、Prime Video、デレステ、シャニマス、プロジェクトセカイあたりを同時に立ち上げても問題ありません。本格的にお絵かきしたり、写真の現像をしたりする人であっても、これだけのRAMがあれば困ることはないと思います。もはややりすぎなくらいのRAM容量です。

 処理性能に関して一言でまとめると、「適切というよりはやりすぎですらあり、処理能力で困ることまずないだろう」というような感じです。処理チンパン。

◇結論

 買ってよかったiPad Pro。何をやっても素敵。現在手に入るタブレットの中で最良の一台でしょう。ただ、性能も値段もProなので万人にとっての最良かと言われるとそうではなさそうです。少なくとも自分にとっては、性能も容量も足りなくなることはないだろうという余裕が救いです。iPad Proは救い。実際、宗教や薬物のように幅広い不安を払拭することは出来ませんが、タブレットに関する不安は概ね払拭できるので、金で買えるアルミとガラスとシリコンの塊にしては救いレベルが高いと思います。ただ新型のiPad Proが出るかもしれないという新たな不安が生まれてしまいました。Appleめ、衆生のこの苦しみ、わからいでか。救いはまた別途探します。もっと安上がりな救いもあるかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?