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【駐妻日記】罪悪感

わたしは日本生まれ日本育ち、首都圏以外に住んだことが無し、わりと真面目に生きてきた、THE普通のアラサーです。ずっと憧れていた「外国で暮らす」という野望を、夫の海外赴任に帯同するという他力本願の形で叶え、現在はNYで暮らしています。
「英語で話せるようになる」「現地でフルタイム就職」を目標に、日々感じたことを自分の言葉で綴っています。方向性も定まっておらず、軸もブレブレなブログですが笑、読んでいただけたら♡もらえると嬉しいです。

初めての無職の夏休み

最近のわたし

 6月は丸々、コミュニティカレッジのESLのクラス(かなり低いレベルからのスタートになりましたが。)に通っていて、カレッジのESLが【月-木の8:00-13:00】、ニューヨーク図書館ESL【火・木の16:00-18:00】、土曜日は1日仕事という大学生のような過酷スケジュールでした。
なのに7月に入ると、私の予定はゼロに。ESLは終了して次回は秋学期9月から、パートの仕事は夏休みに入り(もともと夏休みは長いといわれていた)、アメリカに来たばかりのころの私のような、毎日時間を持て余す主婦の生活に逆戻りしてしまいました。
 働いているパートの仕事は無いし、別の学校のESLの夏季クラスに通おうとしたら、プレースメントテストで撃沈し希望したクラスには入れず、短期の夏季バイトを探していくつかアプライしたけど全滅。プライドもズタズタに・・・・英語しゃべれない、稼ぎなしということへの罪悪感から自己肯定感もダダ下がり、メンタルもダメダメ主婦に。(ええ、またです。)
 私は子供のころから【夏休み】が大好きで。夏のレジャーが好きだし、のんびり過ごす夏を毎年楽しみにしていた。そんな私が迎えようとしていたアメリカ1年目の夏は、まさかの無職で予定なし。うだうだ言っていたら夫の神の一言で、「日本に一時帰国してのんびりしてきたら。」と。会社に確認してもらって(夫の会社は、年に1回、日本とNYの往復チケット代が経費で支給される。ありがたや~!!!!)、許可がもらえたので日本に一時帰国してきました。

眩しすぎる友達ときょうだい

 夫は仕事があるので、私だけで日本に一時帰国し、実家で2週間ほどのんびり過ごした。とってもありがたいことに人生の夏休みを過ごしたわけですが、日本へ向かう飛行機の中も、帰ってからも、なんとなく罪悪感でずっとモヤモヤしていた。円の収入が無いから、日本での支払いは夫のカードかお小遣い。わたしが日本で美味しいご飯を食べている間も夫は仕事をしているのか・・・と。ふっとしたときに思い出してしまう。こんな言い方はしたくないけど、私は夫に「食べさせてもらってる」「養ってもらってる」ような存在。
 日本で過ごした時間は本当に楽しくて、久しぶりに実家で過ごした時間も、友達とする他愛もない話も、アメリカに戻ってきた今はすべて恋しい。それと同時に、育児に仕事に奮闘する友達が眩しくて仕方なかった。夫に対する罪悪感と、キラキラしている友達と、今の自分を比較してああ私このままでいいのかなーというモヤモヤ感。これはきっと、日本に帰国するまで私の心から消えないような気がする。

自分の思考を変える必要性

 夫の駐在でNYにいるというと、よく羨ましいと言われる。夫の海外転勤で海外暮らしをする妻、私もかつてはそんな妄想をしたこともあった気がする。でも現実はそんな煌びやかではない。特にアメリカは物価高すぎ問題で、平日の昼間にカフェといくとか、ちょっとした贅沢に罪悪感を感じてしまう。VISAも保険も夫の付属みたいな形で滞在しているので、自分の存在価値に悩んでへこむ。多分、世の中の駐在妻と呼ばれる人たちの多くが、1度は通る道なんだと思う。でも、これって考えても変わらないことだ。VISAのステータスなんて国が決めていることだから絶対変わらないし、私が今日明日で英語がペラペラになって現地で会社員に!というようなことも現実には起きない。唯一すぐに変えられるのは、自分の気持ちの持ちようだ。
 一時帰国をしたことで、かなり自分の気持ちも前向きになれたし、自分にとって大好きなひとたちと過ごした時間は特別で、「またがんばろう」と思えたし、かなりパワーチャージできた。
 そして、アメリカにけっこう慣れてきてしまって、引っ越してきたばかりのころは驚くことやびっくりすることばかりだったのに、「面白いな」「ここ、素敵だな」と気づいたり、ときめいたりすることがめっきり減ってきてしまった。もう少しアンテナを高く張り、「面白いこと」を見つけてここに書き残していければいいなと思う☺きっとそれが、自分の感性を磨くことにもなるから。

今回はかなりまとまりのない文章になってしまったけど、自分が感じたことをのこしておきます。


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