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良い諦めと悪い諦め

世の中には良い諦めと悪い諦めが有りますので今回はそのことについて書かせて貰います。
諦(てい)とは本来は仏教用語で物事を明らかに見る、真実をとらえるという意味があるのですがいつの間にか歪曲して諦めるとは何かを断念するという意味になってしまいました。
今回はこの本来の意味と現在の意味の諦めを混ぜた方が分かりやすいので、これを混ぜて説明します。現在は諦めるとは何かを止めるといった意味合いが強くよく諦めることは悪い、最後まで諦めるなということをよく言われます。このことについて、私は疑問を持っています。このことについて、スラムダンクが良い例であるのでスラムダンクを用いて説明します。スラムダンクは今年映画の影響もあり詳細は省かせて貰います。スラムダンクの名言はたくさんありますが、諦めたらそこで試合終了だよという名言があります。これはこの言葉の通り最後まで試合は分からないから最後まで投げ出さずに全力を出してプレイをしてごらんという安西先生の言葉の通りだと私も思います。
しかし、諦めることも時には大事なのです。
それはスラムダンクの山王戦で赤木キャプテンは言いました。「NO.1センターの称号はお前のモンでいいぜ でもな 全国制覇は譲れんのだ…!!」これこそが良い諦めの真骨頂です。
世の中にはどんなに足掻いても勝てないことや、出来ないことはあるのです。だが、工夫次第では自分のゴールを達成することが出来るのです。この後、流川楓もパスという手段を用いて沢北を抜くことが出来ました。赤木キャプテンがあのまま無理矢理河田に勝つことしか考えていなければ、山王に勝つことは出来なかったでしょう。流川楓のパスも同様にパスという手段を用いなければ、沢北を抜くことは出来なかったでしょう。この様に世の中には良い諦めというのはあるのです。反対に悪い諦めとは安西先生の言った諦めたらそこで試合終了だよというセリフです。まだ勝つ道筋や方法はあるのかも知れないのに、何もせずに諦めたり、勝手に投げ出すということは悪い諦めになると私は考えます。
世の中にはどんなに足掻いても出来ないことはあるでしょう。そんなときに自分のゴールを見失わないことが大事であり、そして何もせずに勝手に諦めるということは更に悪いことです。
努力をして駄目だったら次の手段を考えることが大事なのです。

「温かくして寝ろよ」、「僕から以上」

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