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読書感想『パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ!』 前田晃平さん著
初心者の私は実は存じ上げなかったのですが、noteで既にご活躍されている前田晃平さんが、先日書籍を出版されました。
私は、ワーママはるさんのVoicyでそれを知ったのですが、直感的に「これ!」と思えてその場で予約をし、有難いことに発売前に手元に届きました。
これまで、実際にパパが育休を取得して、その経験をまとめている本は見たことがありませんでした。
一気読みして、是非これからパパになる方に勧めたいと思うことが満載でしたが、特に共感した点について、将来の我が子のためにも記録しておこうと思います。
我が子に伝えておきたい共感ポイント
私は、いずれ「父」になるかもしれない息子(まだ4歳ですが…💦)にぜひとも事前に伝えておきたいと思ったのは、第一章に記載されている”ママの産褥期は、パパの正念場”というお話。
妻の愛情曲線データを元に提示されているのですが、そのグラフによると、妻の愛情曲線は出産直後に回復グループと低迷グループに分岐されています。
※以下は、東京ウィメンズプラザによる、『パパとママが描くみらい手帳』のweb版に掲載されているグラフですが、出典先は前田さんの書籍にも掲載されているものと同じです。
このグラフ自体は私も拝見したことがありましたが、前田さんは書籍の中で、そのターニングポイントとなるのが、「妻の出産直後に夫が家事育児にコミットしたかどうか」であると説いています。
出産直後の根深い感情
このお話を読んで、私は「まさに!」と思ったと同時にある友人のことを思い出しました。
彼女はとっても難産で、20時間以上の陣痛と戦いながら出産したようなのですが、お仕事が忙しいという理由で、ご主人が病院に来られたのは出産翌日のこと。
そして生まれた我が子を抱きもせず、一瞥してすぐに仕事に戻ったそうです。
のちに彼女は、『あの時すでに離婚を決めていた』と言っていました。
その時のご主人の冷たい態度や我が子を愛でる様子も見せなかったこと、彼女に対して労りの言葉もなかったことを、ずっと恨んでいたようです。
そして、お子さんが大学を卒業すると同時に離婚をしました。
今時点でもうすぐ還暦を迎える彼女は、専業主婦だったということや時代背景もあり、すぐには離婚できなかったようです。
しかし彼女は、22年間も当時の恨みを忘れず、お子さんが手が離れだしたタイミングでパートを始め、次は派遣社員として働きだし、さらには契約社員となり、一人でも生きていく準備を着々として、無事に離婚を果たしたのです。
今は、そんなに我慢しないでさっさと離婚すれば、という流れが多いかもしれませんが、昭和40年代以前に生まれた方には共感して頂けるのではないかと思います。
かく言う私も、第一子子育て中は、授乳・寝不足でフラフラしている状況で、一度も起きてこずに爆睡している夫の寝顔を見て、何度「頭を踏んづけてやりたい」と思ったことか…
まとめ
前出のグラフでは、結婚直後から乳幼児期までを「重要!」としていますが、私は特に出産直後の最初の2か月くらいが勝負所なのではないかと思っています。
勿論すべての時間が、『あの時こうすればよかった』と後悔しても絶対に取り戻せないものではあります。
しかし、人生100年時代と言われている現代において、わずか2か月程度、仕事は休めないかもしれませんが、せめて生まれたばかりの我が子と妻に、たっぷりと時間をかけてみると、その後の人生はもっと豊かになるのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。