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離婚後の苗字
私は、離婚をした時に、元夫の姓をそのまま使うことにしました。
旧姓(Original)に戻さなかったのです。
当時は周囲から、「嫌じゃないの?」と聞かれましたし、元夫本人からも「俺はいいけど、嫌じゃないの?」と確認されました。
私はもともと、あまり自分の苗字にこだわりがなかったということもあるかもしれません。ファーストネームは親から授かったものだけれど、苗字は結婚すれば変わるし、「〇〇家」というものを背負う義理もない、くらいに思っていました。
ただ、それ以外にも、この決断をしたのには、理由が大きく2つあります。
1つ目は、娘との繋がり
私は離婚した時に、親権を元夫に譲っています。そのため、当然娘は彼の姓を名乗ります。
私は、娘との繋がりは持っていたかったという気持ちがあります。
当時は、いつか一緒に暮らしたいと思っていたので、それもあって苗字は一緒にしておきたかったというのもあります。
2つ目の理由は、実母からの拒絶
そもそも私が離婚すること自体に大反対だった実母。
私の実家は、田舎特有だと思いますが、いわゆる「本家」でした。
母からすると、自分の娘が離婚をして出戻るということが、本家の嫁として子供をうまく育てられなかった=失格、という思考であり、絶対に旧姓に戻すなと念を押されたのです。
しかも、離婚したこと自体を周囲に隠すと言われていて、それも、親戚だけではなく、家族であるはずの祖父母にすら言わないという主張をされました。おかげで、祖父母が私の離婚を知ったのは半年以上経過した後でした。
逃れたかった呪縛
私が苗字に頓着しないのは、恐らく実母から、「〇〇家」とか「本家」ということを子供の頃から聞かされていて、辟易してきたからだと思います。
「うちは本家だから」
「あなたはお姉ちゃんだから」
「女の子でしょ」
とにかくその呪縛から逃れたいという一心でしたし、高校を卒業したら絶対に家を出ると決めていました。
幸い今の夫には、恋愛関係になる前から私の娘への想いや実母との状況も話していたので、結婚した後も、仕事上で元夫の苗字を使い続けることを容認してくれました。改めて彼には感謝ですね。
そんなわけで、ちょっと申し訳ないなと思いつつ、2つの苗字を使い分けて人生を楽しむことにしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。