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日常のお仕事~リモート

リモートワークをするようになって、2年近くが過ぎようとしている。

最初は家でやっていたけど、
1年半前くらいから、
自宅から10キロくらい離れた手賀沼のほとりで行っている。
車中リモートワークだ。

夏暑く、冬寒くて大変でしょ、とよく言われるが
我慢できない日は意外と少ない。
むしろ気持ちのいい日が多い。

夏の暑い日、夕方の涼しさを感じる幸せも、いい感じだ。

2022年夏。

朝8時前には家を出る。
バッテリー、ランタン、Wi-Fi、水筒が必須アイテム。
途中コンビニで食事の買い出し。

お気に入りの駐車場に車を停める。
沼はサイクリング道路を隔てて、すぐそこだ。

エンジンを止め、後部左右のスライドドアを全開。
ハッチバックもOPEN。

車に入れてある、机・マットを車後部にセット。
天気もいいので、
アウトドア用のイスを外に置く。
ずっと車内に座っていると
腰が痛くなるので、時々外のイスに座って腰や足を伸ばす。
そして、虫よけを手足にひと吹き。

PCを立ち上げ、業務スタート。

気温は35度を超えるが
風があるので、大丈夫。

暑さについて
よく聞かれるのだが、
いつも「昭和の暑さですよ」と答えている。

私が初めて冷房のある家に住んだのは中学2年のときだ。
それまでは扇風機の前に座って、スイカを食べていた。

中学も高校も冷房なんてない。
大学も冷房のない講義室が大半だった。
セミがうるさくて、教授が何を言っているのか
よくわからなかった。

最近の夏は暑い。
だけど手賀沼のこの場所は、
昭和の暑さなのだ。

水面からの風、周囲は畑、その先には林。
水や木を通しての風は気持ちがいい。
何より周囲に車が少ない。
人家もない。
だから冷房の室外機の熱風がない。

たまにエンジンをかけたままの車がいるが、
たいてい20分程度で出ていくから、
まぁ、いいか。

なんでエンジンかけっぱなしなのかなぁ。

環境問題とかのテレビのインタビューで
マイクを向けられた人は
耳障りのいいことを
言っているけど、
ホント、なのかなぁ。

テレビの人たちが
都合よく
編集しているだけなんじゃない?

とか考えつつ、
仕事に集中。

ガチのウェア着て、
高そうな自転車に乗ってる人たちが
毎朝大勢いる

ジョギングというより、マラソンランナーみたいな走りをしている人も
いっぱい。

鳥の写真撮っている人、
夕方は夕陽を撮る人もいる。

昼頃、保育園の子供たちがやってくる。
プチ遠足みたい。
先生が子供たちに注意している。
「石を食べないで!」

思わず見ちゃいました。
石、食べるんだ・・・

月に4~5回は話かけられる。

リタイアされた先輩たちで、
「リモートって、やったことないんだよね」
という方や
「車内、改造してるの?」
「定年になって、奥さんと車中泊しながら
日本を回りたいんだよね」
といった感じ。

車中泊はやったことないけど、
十分、寝れる状態になっているから、
車の説明はするようにしている。

トヨタのシエンタ、という車に乗っているのだが、
私の車内やら何やらを見て、
車中泊の旅用に買う、
という方もいらっしゃいました。

トヨタさん、私、3台は売っていると思いますよ。

リモート会議をやっていて、
注意されることがある。

風の音がマイクに入ってしまうのだ。

そういうときは
スライドドアを閉めるのだが、
閉めると急に暑い。

会議は手短に。

16時を過ぎると
ゴールデンタイムだ。

気温も下がり、
風が気持ちよくなる。

鳥たちも巣の近くで
活発に飛んでいる。

カエルも鳴くし、
虫の声もしてくる。

やがて太陽が赤くなる。

私の目の先に
沈んでいく。

暗くなったな、と思ったら
一気に暗闇になる。

ランタンつけて、
撤収に向けての
ラストスパート。

働いている時間は
結構長い。

でも、
ビルの中で働くより、
自然の中で働く方が、
落ち着く。

そんな日々でございます。

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