Okinawa~北谷の旅 最終章
【第3日目】
朝7時から活動スタート。
本日朝ごはんに
ちょいとおしゃれなカフェへ向かう。
私以外は全て外国の方々。
店の雰囲気もハワイのローカルにあるお店みたいで、
いやぁ、ハワイ気分でございます。
いかにも米軍という若い男性二人組が
私に指さしながら「チャイニーズ!!」と言いながら
ヘラヘラしている。
どうでもいいなぁ、思ったが
一応ご挨拶しないといけないので
中指を立てて、ニコリと微笑んであげました。
昨晩のご飯屋さんのオーナーシェフの話が思い出された。
私が泊っているホテル周辺は
エアフォースの将校クラス・家庭持ちが住んでいて
治安がいいところ、
今朝ごはんを食べているエリアは
ネイビーの若い連中が出入りしているエリアなので
それなりに気を付けないとね、というエリア。
ちなみに、今回行かないノースエリアは
軍を辞めて、そのまま沖縄に住み着いた人たちが
多く住んでいるエリア、だそうな。
次回の北谷の旅はノースエリアに宿泊しましょう。
部屋に戻って、8時半くらい。
部屋のバルコニーに出て海でも見ようかなと思ったら、
野球のノックの音がする。
金属バットの打球音は本当によく響く。
春、中日ドラゴンズがキャンプを行う北谷球場が見える立地なのだが、
ノックや、監督・選手の声が聞こえるとは思わなかった。
少し先に見えるスコアボードに
“沖縄尚学”の文字が見える。
春の高校野球沖縄県大会か?
ネットで調べてみると
ベスト8の試合が10時プレボールのようだ。
さっそく準備し、北谷球場に向かう。
バックネット裏で観戦できた。
さすが全国トップクラスのチームの試合。
地元の高校野球ファン、そしてスカウトと思しき人がいる。
スピードガンをもっているのでわかりやすい。
11時を過ぎると日差しが強くなってきた。
そろそろギブかな。
昨日球場近くに食堂があるのを
確認していたので
そこに向かう。
混んでます。
タクシーの運転手さんなど
地元の方もいるし、
レンタカーで来ている観光客もチラホラ。
こちらも有名店のようだ。
食したのは「中味そば」。
具材はモツ。
これがさっぱりしていて、
お出汁とあいます。
次回また来ます。
午後は今回のメインテーマ、
前田高地に向かいます。
映画をお好きな方は
ハクソーリッジ、のほうが
なじみがあるかもしれませんね。
タクシーアプリを活用し、
食堂までタクシーに来てもらいます。
タクシーの運転手さんに
前田高地と言いますが
ご存じない様子。
若い運転手さんなので
仕方ないのかな、とも思いつつ
沖縄の歴史も風化するのかな、と
ちょいと寂しくも感じます。
ナビがあるので
近くまで行きますが、
ちょいと違うところで
降ろされました。
前田高地の斜面を本気で登ることになります。
これはこれでなかなかできない経験と思い、
斜面を登ります。
斜面を登りながら街並みをみると
映画のシーンがよみがえります。
アメリカ軍も日本軍もこの斜面で
多くの方が亡くなったという事実が
感情として迫ってきます。
切ない道のりでした。
観光ルートに入り、
自分以外の観光客の方々と会いました。
ほとんどアメリカのご家族です。
沖縄は高いところに登ると
目の前に海が広がります。
戦争の時代、この海は
軍艦に埋め尽くされていた。
その海をどのような気持ちで
沖縄・日本の人々は見ていたのだろう。
青い海を見ることのできる
「今」を
大切にしたい。
前田高地から住宅街を
トコトコ下る。
途中タクシーが来たので
ホテルへ。
ラッキーでした。
一休みをして、
今回の旅の最後の夕食へ。
居酒屋です。
泡盛、お魚、沖縄料理を
堪能したい、との思いでございます。
店の前には大行列。
予約1名のオジサンが
その行列を横目に
店内へ。
妙に申し訳ない。
カウンターに座れたので
これまでのお店のように
会話も楽しめるかな、
と思ったが
なかなか難しい。
観光客の家族連れやら
大人数のグループには
沖縄の話を
身ぶり手ぶりで
ご説明しています。
ちょっとその話、違うんじゃない、
とも思いますが
まぁ、聞いている方が
喜んでいるので
OKでしょう。
でも、この間違った話を
SNSとかでUPするんだろうなぁ。
おひとり様のオジサンには
居心地がよくなかったので
そそくさと退散。
さて、困った。
お腹は空いているし、
お酒も呑みたい。
夜のアメリカンビレッジに向かうが
ひとりオジサンには、厳しいなぁ。
仕方ないので
ファミレスへ。
最後の晩餐がファミレスかいな、と
思いながら
ワインやらなんやら
いただきました。
昼のサンセットビーチは
大規模工事中のため
重機がせわしなく動いていました。
夜、満潮も重なり、
重機が動いていたエリアも
深い海の下。
海に流れている川の水も
逆流している。
川沿いのベンチにしぶきがかかっている。
子どもたちが潮干狩りをしていたあそこ、
中学生が釣りをしていたここ、
全部漆黒の海の下。
日常生活において、
海に接していない私には
ただ見ているだけで
時間が過ぎていきます。
【最終日】
8時、タクシーを呼んでもらい、
ホテルを出ます。
旅の終わりは
“ゆいレール”全線制覇。
てだこ浦西駅に向かいます。
駅に向かう途中、
風紀上の理由によって行政から指導が
行われたエリアを通りました。
沖縄のダークサイドと言う方もいらっしゃいますが、
私にとっての沖縄の原風景の1つです。
さて、しばらくするとザ・開発中の駅前に到着。
何をしようとしとるの?
と知事さんに聞きたくなる光景が広がっています。
路線延長したら
また乗りましょ、と思いながら
那覇空港に到着。
沖縄から帰るときの
ルーチンは
那覇空港でA&Wのハンバーガーを
食べること。
街中だと、どうしても食堂に入りたくなるので
A&Wは空港と決めております。
A&Wを出たら、旅は終わりです。
次回の沖縄は北谷ノースエリアへ
まいりましょう。