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ダンボールでガンダムを作る(2022年11月の話)

「箱じゃないボディ作る?」

ハロウィンの後、コスプレイベント(コス博)に行ってみるなどしていた頃。

他のレイヤーさん見たせいかガンドくんから「箱じゃないガンダムがほしい」というリクエストが。

いやいやいや。
いやいやいやいやいや。
頭は図面がある。
体は図面がない。
図面があったからできたことも、図面はトモヲさんが公開してくれてたからできた、ってことも伝えていたけどもそんなことは関係なかった。

「とーちゃんはなんでもできる」

そう思っていた時期が僕にもありました。
じーちゃんは工場系自営業ということもあって家の倉庫には溶接機があったり、ランマーやら削岩機があった。
(4年生くらいまで一般的に各家庭に溶接機があると思ってた。)
そんな家だったので中学の入学祝いが一人部屋だった自分としてはダンボールガンダムの全身くらい「できらぁ!」と言うしかなかった。
できるのかは知らんのだけど。

CADをする

じゃあ作るか、と言ったところでどうするか。

  • トモヲさん式ガンダム頭と一緒に着ても違和感がないレベルにすること

  • 「なんか妙にクオリティ高いな!」と突っ込まれること

を目標にしたのである程度完成度が必要。
そう考えた時に自ずと「モデリングするしかねぇ!」とCADに手を出す。
CAD(fusion360)にした理由は「日本語チュートリアルがある」ってのと「面を小さくしすぎないような制作ができればよい」というところ。
Blenderとかカッコよさそうで一瞬インストールしたけど英語で諦めた。(今は日本語できるのかしら)

とりあえずチュートリアルする。

初日はこんな感じで説明に沿って汽車を作成。(完成形はどっかにいった)
「あとはこれを応用してガンダムを作ればええんや!」
マジカヨ。

ガンダムモデリング開始

なんか参考資料ないかな、と探していたらどこかの誰かが自作のガンダムモデルを出している人がいたのでそれを隣に置きながら作成。

右のお手本を元に左を作成。
なんか形になってるけどわりと嫌な予感。
「着たときに面取りしたところどうなるんだよ。」とか思ってたけどスルーしながら作った記憶。

とか言いながらも、モデル作りは進んでいく。
曲面がほぼないので連邦機はいける。
とか思いつつ、ついついバーニアとか作り込んでしまい最終的にちょっと後悔はした。

でもCAD始めて2週間くらいでこのくらいできたのでとりあえず自画自賛。

頭以外のモデリングができたところで展開図に起こしてみる。

パーツがデカい。
面が少ない分1パーツあたりがデカい。
それはそれとしてダンボールの厚みは頭と同じく1.5mmなので強度が気になる。
肩、体、腰、ランドセルがパーツととしてひとまとまりになるのに子供の肩で支えきれるのか?という。
もう不安しかないけど知らないフリをしてた。


モデリング完了(?)展開図を作る

元になるモデリングはできたのでペパクラデザイナーに通して展開図にしてみる活動。
今見るとよくこんな細い線を展開図に反映させようとしてたな、と思う。

展開図を設定したので印刷して作業開始する。
肩パーツをつくった時点で作業スペースが足りないことに気づく。
このときに使ってたのは袖机みたいなラックの天板でサイズでいうとB4とかA3サイズくらい。
すでにダンボールのカットがしづらいw

使ってなかったコーヒーテーブルを引っ張り出してきて作業する。

で、とりあえず試着。
このあたりで雰囲気でてきたので結構テンション高くなってくる。

ダンボールガンダム完成

全身できたので着てみる。
できたぜ!という当たり前の感想。
かわええ。

そしてシールドがないな!ということでシールドも作る。
実戦投入前に作っておいてよかった。

そしてコミコンで実戦投入

11月末の東京コミコンをターゲットに制作し、無事間に合ったので幕張へGO。
幕張に立つ。

いろんな方に写真撮ってもらいました。


惜しむらくは土曜日に間に合っていればこの時点でくろぼうしさんに会えていたかもしれないというのが心残りだった当時。


そしてこのときなべやかんさんに「編集長!ガンダムいるよ!」とセブルスキーさんのところに連れて行かれ容赦なく攻撃するガンダム。
これもありその後のコミコンで一緒に写真とってもらったりしておりました。

なんだかんだ1ヶ月でダンボールガンダム完成。
この体験によって後々に続いていくわけですが、まだこの時点では今みたいに数をこなすとはおもってなかったのよなぁ。

つづく。

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