本当のゴーヤーの下処理
夏が終わる。
つまりゴーヤもそろそろ食べ納めである。
ゴーヤは美味しい。
ゴーヤ独自の独特な苦味とウリ科らしいシャキシャキ食感は唯一無二であり、夏になると自然と手が伸びてしまう。
ゴーヤを3日食べないと、ゴーヤタベタイ‥と近くの直売所に駆け込むのが夏の常である。
ゴーヤは苦い。苦いのが美味しい。でもちょうど良い苦さを食べたい。
ゴーヤの下処理をまとめたので、ラストスパートに差し掛かっているゴーヤ需要に役立てばいいと思う。
ゴーヤの下処理の鉄則
触りすぎない
塩と砂糖をまぶす
油でコーティング
◯触りすぎない
ゴーヤの苦いところはどこか。それは緑のところである。ワタではない。
ワタを頑張ってとっても苦味除去にはならない。
むしろワタをとるために何回もスプーンでゴーヤをこそげると緑のところを刺激して苦味が増す。
ワタはワンストロークでスッととる。
◯塩と砂糖をまぶす
塩と砂糖をまぶすことで、離水効果で苦味が程よく水分と一緒に出る。
まぶすときは、ボウルに塩と砂糖を入れてボウルを回すくらいでよい。
手を使ってぎゅーぎゅー揉んでしまうと、触りすぎで苦味が増す。手も汚れないし、塩と砂糖はまぶす程度でOK。
塩と砂糖は片方だけでも離水効果はあるので苦味は抑えられるが、個人的にはどちらもあったほうが下味にもなって好き。
◯油でコーティング
これはシンプルでゴーヤが油を纏うことで、マスキング効果で苦味が抑えられる。
この全てを実行しているのがゴーヤーチャンプルーであり、さすがゴーヤの代表料理と言える。
しかし、ゴーヤチャンプルー以外でも上記を踏まえればおかか和え・梅和え・天ぷらなど沢山楽しめるし美味しい。
最後になったが、ゴーヤの味の見分けかたは「固い・色が濃い・イボが強そう=苦い」「太め・色が薄い=苦味が少ない」である。前者は炒め物向きで、後者は生食向きである。
暑さにはもううんざりしているが、ゴーヤが食べれなくなると思うと寂しい。
ラストスパート、にがうりライフを楽しもう。
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