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ラットが肺炎!きっかけと治療推移
ラット好きデザイナーのgohanです。
昨年11月末に生後3ヶ月のラットをお迎えし、物凄く可愛がってきたのですが、急にぐったりとして慌てて病院にいったら肺炎を患っていました。
ラット飼いの方は似たようなお悩みを持っているのでは?と思い記事にしました。
1、肺炎はラットのよくある病気
ファンシーラットをペットにしている人の情報を集めていくと
・呼吸器系の病気
・しこりや腫瘍
になりやすいようです。
種として呼吸器が弱く、また体が小さいため体調を崩してから悪化するまでがとても早い。
また、体調の悪さや怪我を隠す子が多いので注意が必要です。
2、病気の推移
病気になってから治っていくまでの様子をなるべく書き出しました!
あくまでうちの子の場合は、ですが
細かい推移が書いてある記事が以外と無く
もし参考になったら幸いです。
▼ラットの状態
ファンシーラット
オス
生後9ヶ月(人間で換算すると20歳前後)
ちょっと繊細な性格、缶をプシュっと開けた音など少し大きい音には大体びっくりする
6/16 (1日目)朝10時ごろ
- 餌は空になっていたので昨日の晩ごはんはしっかり食べた様子
- 急におえっと苦しそうになる
- 撫でるといつもはちょっと逃げるのにぐったりしている
- 口元に餌を持っていっても食べない ひまわりの種は辛うじて食べた、呼吸が早い
- ぐぷぐぷというかぎゅうぎゅうというか謎の鳴き声をする
- 近所の病院に電話して口頭で症状を伝え
「胃炎、経過観察、診察不要」と言われるが不安だったので別の病院へ
- 移動中にさらにぐったり、時々動いて向きを変える
13時ごろ
- 病院にて肺炎とわかる
- 完全にぐったりとして酸素室にいく、面会時も酸素チューブをゲージに入れて会う、呼吸が苦しそう
- ネブライジングという薬を霧にして吸って摂取する治療と点滴をすることになった
- 夕方電話で確認し、少し楽に体を伸ばしている様子とのこと。
▲ゲージに酸素を送り呼吸を助ける。ぐったりしたラット...
6/17 (2日目) 朝9時ごろ
- 昨日よりも回復し、座れるようになっていた
- 呼吸が苦しいようで首を沢山上下に振っていた。まだ酸素室が必要。回復したのでレントゲン等予定。(昨日はレントゲンすら体力的にリスクがあった)
- 20時ごろ病院から電話があり、折り返しても営業終了の留守電で連絡が付かなかった。何かあったら連絡すると言われていた.......
▲毛並みもよれよれとして表情も苦しそうなラット..😢
6/18 (3日目)
- 朝 9時ごろ いつもと別の先生から説明を受ける。
昨日の電話は急に回復したからだった!良かった!!
- グルーミング(くしくし)などができるようになり、少し元気そうになった。
- 餌はまだ食べられない>呼吸がまだ全回復ではなく空気が胃に溜まっているため。
- 呼吸が少しまだおかしく、ビクビクと体が跳ねる時がある。
- レントゲン検査。まだ回復してからでないと不明だが、肺炎以外の病気の可能性も説明を受ける。
▲座ってグルーミングができるほどに回復
6/19 (4日目)17:30ごろ
- 面会するととても元気になっている
- はしゃいだ後疲れたのか眠そうにしていた。しばらくゲージごと膝の上で抱えてたら暖かかったのか寝ていた。
- レントゲンを撮りたいが元気すぎて難しい
▲忙しなくぴょんこぴょんこと肩に登ったりしてくれる😭よかった..よかった..
6/22 (7日目)9:30ごろ
- とても元気。
- 暴れたのか爪が2本折れてしまっていた。痛そうだけど本人あまりに気していない。このまま治る様子。
- レントゲン撮りたいが昨日と同じく大人しくできない
- 明日退院見込み。本日、引き続きネブライジングと点滴。
6/23(8日目)
- 8日間で退院!!
- 粉薬が7日分処方されて、水などで溶かしてシリンジ(注射器型の容器)に入れ、朝晩に誤嚥しないように舐めさせて飲ませる。飲まない場合は少しジュースやシロップを混ぜるとのこと。
- レントゲン結果もご説明を受ける。
胸のあたりに影があり、生まれつき心臓が大きいか、しこりのようなものかもしれないのでこれは今後も留意。
食道肥大症の可能性もあったが本日のレントゲンではその心配もない。
▲肥大症の場合、食道がしっかりとレントゲンに写るので懸念があったが、回復してから撮ったところ写っていない!
3、同居ラットの体調
同居ラットもたま〜にくしゃみしていたので念のため診せに行きましたが、今の様子だと心配無いとのこと。よかった。
4、肺炎のきっかけ、原因
ラットの病気の原因は特定しにくいようで、断言はできないという前提なのですが、
今回は肺炎になる前に以下のことがありました。
- 元々くしゃみをしやすかったので呼吸器がそんなに強くなかったのかも。クシュンクシュンクシュンと連続ですることも。
ラットはくしゃみを良くするようなので頻繁でなければ大丈夫です。
- 頻繁にポルフィン(ストレスを感じると出るラットの赤い涙や鼻水の成分。血ではない。よく出る子は出る。)を出していた。
- 先に近所の病院にて、皮膚を痒がり引っ掻いて瘡蓋を作っていたため診てもらった際に保湿剤をいただいており、それがスプレータイプだった。もしかすると、これを吸っちゃった可能性。
- 寄生虫がいた。
検査してもらったところダニがいました。上記の通り他の病院で見てもらったのですがその際にはダニはいないから保湿のみで良いと言われましたがいました..!いましたよ...!痒みと闘って皮膚を自分で引っ掻いて血がよく出ていたので、これで体力や免疫力も落ちていました。
※ちなみに人間に害をなすダニとは別なので、薬局などのダニスプレーは効きません。病院で処方いただいてください。
- ストレスを感じやすい敏感な子
ラットにも性格が色々あるのですが、うちの子は割と繊細で神経質なようで、
ちょっと大きい音がするとすぐにビクッと驚いていました。
日々のストレスもたまっていたのかも。
5、かかった治療費
簡易に説明はして頂いていたのですが、かかった費用が
13万円!
入院費の他、ネブライジング・点滴・レントゲン・酸素室代全ての合計です。
1週間入院して集中治療するとさすがに高い。
軽度の子はもっと簡単な治療薬で安く済むのかもしれません。
今は小動物用の保険もあるので、検討中です。
6,他の治療形態について
今回病院で入院して治療してもらいましたが、
ある程度体調が回復し安定しても、さらに治療が長引くラットさんの場合は
酸素室の装置やネブライジングの装置をレンタルできるそうです。
酸素室に関しては、あまり長く使うようなら購入した方が安いようですが
2、3ヶ月ならレンタルできるのは助かりそうです。
病気になってラット本人はもちろんのこと、
飼い主としても仕事しながら朝は通院面会、
準備、話を聞いて治療法の選択をするなどやることが多い上、
大切なラットが弱っている姿を見て悲しくて泣いて精神も弱りました。
時間が経つほど疲れが溜まっていき、
これはあまり思いつめすぎると
自分のためにもラットのためにも良くないと感じ、
なるべく気持ちを切り替えて治療期間を過ごしました。
(そうは言ってもふとした時に悲しくて泣いてしまうのですが汗)
ラットを大切に思うために、ご自身も大切にされることが大事と思います。
読んでくださってありがとうございました。
gohan