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愛犬の寝息[ペットロス]


こんにちは、こんばんは。


私はいつも寝る時、愛犬に「おやすみ」と
声をかけて、朝起きたらカーテンを開けて
愛犬に「おはよう」と必ず声をかけています。

それから、お線香をあげながら
たくさんの話をします。
今日の予定や今日の天気のこと色々なことを
話してから1日が始まるというルーティン。

昨日のお昼過ぎに、私は寝っ転がりながら
窓から見える青い空を眺めていました。

その後視線を床に戻した時、ちょうどそこを
愛犬が通ったのを見ました。

一瞬だったしシルエットでしかなかったけれど
ちゃんとまた見えました。

最近、夜になるとやっぱり涙がでてしまったり
して、ちゃんといるのが分かっているのに、私の今いる世界では愛犬はいない事になっているのがまだ、どうしてもちゃんと受け入れられていなくて、その感情にのまれそうになってしまう時がありました。

昨日眠る前に恋人と電話した際に、愛犬の話し
をしました。

『俺のとこにも夢でいいから出てきてほしい』という恋人の言葉に対して「愛犬は自分からあなたのとこには行かないと思う」と言って『分かる、そういうところが愛犬らしいよね』と。笑

恋人が愛犬においでって言ってもチラ見をするだけか、少し迷ってからのそのそとゆっくり歩いて絶妙に触れない距離で立ち止まり『来たけど、なに?』っていう顔してまた元の場所に戻るような面白くてかわいい俺様。

そんな話をたくさんして眠りました。

今日の朝、8時ごろに目が覚めましたが、
そのまま布団の中にいました。

その時に小さい寝息が聞こえてきました。

小さい寝息はずっと聞こえていたようでも
あり、でもそれに気がついた時は「寝息が
聞こえる」くらいにしか思っていませんでした。

ずっと規則正しいその小さな寝息は聞こえ続けていましたが急に、我に返って「あれ、誰の寝息?」と思いました。

家にも部屋にも自分しかいない。
アパートやマンションのように隣人が
いるわけでもない。

それに自分は起きていて隣の家のシャッターがあく音も聞こえて、それを認知できるくらいには起きている。

試しに息を止めてみました。
それでも自分以外の寝息が聞こえる。

その寝息のタイミングに自分の呼吸も
合わせてみましたが、苦しくなってやめました。

すぐ近くにいる小さく少し速い寝息。

そして、感覚的にどの辺りから聞こえるかも
わかる。

この時からその寝息は愛犬のものだと
すぐに思いました。

愛犬だと分かり、どの辺りから聞こえるかは
分かるけど、音を頼りにもっと分かりたいと思ったらだんだん聞こえなくなってしまいました。

でも、確実に寝息は聞こえてそれを長い時間、
聞いていました。いつもの愛犬の寝息を。

そうやって今でも私のそばにいてくれて
側にいることを教えてくれる事があり、
私が悲しみに落ちる前に救ってくれています。

本当に感謝の気持ちと日々、愛していると
いう気持ちでいっぱいです。

体が無くても生き続けているという現実と
それでも触れたり見つめ合う事はできないという現実の世界で、私も体から脱出するまでは
ちゃんと生きていけるように、これからも頑張ろうと思います。


いつもありがとう。

🍚。






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