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【月の満ち欠け】【ハロウィン】【超短文】【575文字】

 月の満ち欠けが変だ。
 ボース=アインシュタイン凝縮した物体同士が量子もつれを起こしてる。
 月はいくつかの満ち欠けの重ね合わせの様になっていた。
 この日に書かれた人間の詩は、普通にいくつかの月の姿で、詠まれていた。
 我々、吸血鬼は、100%満月だった。
 現世の断層のそこを割り当てられたのだ。狼男と半分で。遥か昔の賢人会議で。
 どうでもいいから、名称とかは、はしょる。非常に長くて(あらゆる種族の言葉が一つは入れられてた)、厨2病満載。
 とにかく、その賢人会議で、人間も交えて、モンスターや異形の者や神や悪魔の領分を決めたのだ。
 ああ、今の問題だった。

  月の正確な観測が出来ない。満月しか、観測出来ないのは、問題、大あり。

 そうすると、我々の天職の
 宇宙探査船の守り人
 天文台の夜勤
等が出来なくなってしまう。
 守り人は月に宇宙版六分儀を使って方向を計測したりするし、天文台も勿論色々計測するし。
 そだ、狼男に訊いてみよう。満月の半分の権利者から。蝙蝠に音声入力して、狼男にメールを送った。

 うん、普通に 今、1/8 満月とかで見えてるよ。楽だよ、狂気がとても抑えられてる。

「100満月とかにも一瞬でなるでしょ?危なくない?」

そうだった!こわー。どーしよー吸血鬼!

(おしまい)

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著作者:kjpargeter/出典:Freepik


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