寝込んでました
新型コロナなのかはわからないのですが、家庭内で咳を伴う熱が流行してしまい、わたしも2-3日間寝込んだのでその記録を記載します。医学的にはなんの役にも立たないと思いますので、この手記を何かの参考にするのはやめてください。
スペック
・実家住まい
・未婚/29歳男性
・基礎疾患なし
・ワクチン3回接種済み(2022年3月30日)
・家族は60代前半の父母、二人ともワクチン3回接種済み(2022年2月)
・筆者はほぼずっと在宅勤務、父は8割出社で、今でも飲み会がある
前夜
・父が「喉に違和感」があることを表明し、家庭内に大きな緊張が走る。しかし、——これがよくなかったが――新型コロナであればこの程度で済むことはないだろうということで、厳しい自宅隔離政策をとることは特にせず、タオルを分けるとか食事を分けるなどの対策を行わなった。(←こうせず、もっと積極的な隔離施策を取っていればいろいろ変わったかも)
1日目朝
・朝起きると喉に違和感あり。冷房をいれて寝ていたので、そのせいだと言い聞かせて、のど飴をなめながら過ごす。在宅勤務なのでそのまま仕事をする。母も同タイミングで症状を訴え始めて、家庭内にさらなる緊張が走る。全員風邪の症状があるので、この時点で隔離をするという施策はしないことになった。(これもよくないのでは？と思っているけど言い出せず……)
・ほのかに関節痛もあり、腕の関節部分が少し痛かった
・たぶん気のせいだが、ワクチンを摂取した左腕の上腕二頭筋部分に痛みが走った瞬間があった。
✅喉の違和感
⬜️喉の痛み
⬜️咳
✅関節痛
⬜️熱
⬜️吐き気
⬜️悪寒
⬜️食欲減退
1日目夜
・残業していたが、20時くらいにしんどくなり、離脱。
・熱を測ったら37.8度くらい出た。これはまずい、ということで就寝。
・入浴したときに、身体の感度が5倍くらいになったような感覚を覚えた。身体を洗う用のザラザラタオル(名前が分からない)の感覚が過敏に感じた。脱衣場でも妙に寒気があった。
・支離滅裂な夢を見る。体細胞を連結させてミサイルを作り、それを自分の身体に打ち込むことでウィルスを破壊するという内容の作戦をただ黙って見ているという夢。ただ、これだけやってるならきっと効くんじゃない？と言う謎の自信があった。
・関節が痛すぎて深夜に中途覚醒した。
✅喉の違和感
⬜️喉の痛み
⬜️咳
✅関節痛
✅熱
⬜️吐き気
✅悪寒
⬜️食欲減退
2日目
・朝起きたら37度くらいの熱があった。これはまずいということで職場に休みの連絡を入れた。
・会社に連絡を入れた後、カロナールを飲んで寝ていたら一時的に平熱にまで戻るが、その後また37-38度くらいの熱が出続ける。
・発熱外来に行くかどうか迷ったが、「軽症なら来ないでほしい」という学会からの声明が出ていたのでやめることにした。熱が4日目まで続いた時は連絡しようと決めた。
・息苦しさなどは特になし。Apple Watchで酸素取り込みレベルを計測できるのだが、最小は92%くらいだった。90%を切ると呼吸不全レベルだが、健康な時でも93%とか84%とか出ているので、あんまり参考にならない精度かもしれない。
・食欲は減っていないので、普通にカツサンドなどを食べた。
・夜まで症状は特に変わらず。また支離滅裂な夢を見た。自分が眠りにつくにあたって放出されるエネルギーによってダンスが行われるのだが、そのダンスの評価基準が適切に定められていないために、ダンサーへの負担が大きいから、これをなんとかしろ！とダンサー協会から物言いが入る夢である。ダンサー協会の人間たちが脳内で喧々諤々の議論をしているのだが、眠ろうとするとエネルギーが放出されてダンスをしなければならないので、眠るのは許してくれない……という感じだった。昼間は何もなく眠れるのに、夜になると支離滅裂な夢を見るのが不思議すぎる。冷えピタを貼り換えたら眠れた。
・しんどさのピークはこの日だった気がする。身体のケーブルを引きちぎって機能を一時停止したくなるような不快感に支配されていた。
✅喉の違和感
⬜️喉の痛み
✅咳
✅関節痛
✅熱
✅吐き気
✅悪寒
⬜️食欲減退
3日目
・熱はなおも下がらず。2日目の休み。
・食欲は減っていないので普通に牛丼などを食べた。
・喉の痛みや違和感がなぜかフェードアウトしていた。
・今日も支離滅裂な夢を見た。ブロックチェーンと価値抽出支払い理論みたいなものを組み合わせることで、転売にも頑健、かつ報酬が適切に支払われるようになる、ということを脳内で頭のいい(とわたしが思っている)人が滾々と教えてくれるのだが、それが全く理解できないというものだった。しかも、夢の中ではさらに、某国が計算資源の51％以上を独占することによってブロックチェーンの中身を書き換えてしまう事件が起きた。それでも慌てることはない、みたいなことも説明されたのだがそれもよくわからなかった。ブロックチェーンへの51%攻撃は実在するものなので、何でそんな妙なディテールの夢を見るのだろう、と不思議に思った。
⬜️喉の違和感
⬜️喉の痛み
✅咳
✅関節痛
✅熱
⬜️吐き気
✅悪寒
⬜️食欲減退
4日目
・熱が下がり、ついに平熱になった。そのため、在宅勤務で仕事に復帰することになった。夏休み前にやらないといけない仕事があったので、どうしても……。
・ただし、声がスリムクラブの真栄田さんみたいな感じにかすれてしまうので、しゃべるのはままならない。「電話していいですか？」とチャットで聞かれたときは、「すみません、今日はちょっとしゃべれないので文面でお願いします……」と断ってしまった。
https://www.youtube.com/watch?v=BRqP3ZlEpvc
・会社の人たちからチャットで「陽性だった？ねえ陽性だった？」と聞かれたが、「検査に行ってないのでわからないのです」としか言えなかった。どちらかだとはっきり言えれば楽だったのだけども……
・喉の違和感が微弱な痛みに変わり始めた。何の前触れもなく発作的に咳が出る感じが続く。何かに集中した時とか、姿勢を変えた時などに急に咳が出て嫌すぎる。
・フィットボクシングを少しだけやった。身体を動かすと、脳みそに薄いラップみたいなものが貼られているような感覚というか、後頭部にずっと靄がかかるような脱力感がずっとあった。
・支離滅裂な夢をこの日以降に見ることはなかった。たぶん熱に相関するから、平熱になったら見なくなったのではないかと思う。
✅喉の違和感
⬜️喉の痛み
✅咳
⬜️関節痛
⬜️熱
⬜️吐き気
✅悪寒
⬜️食欲減退
5日目
・熱は下がり健康体になったが、喉が爆裂に痛くなった。何かを飲み込むたびに針で突き刺すような痛みが走る。また、咳が出ると、そのあと数秒間溶岩が喉に張り付くような熱痛（※注：熱くて痛いこと。そんな言葉は無い）が走った。
・フィットボクシングをやったときの脳の違和感がなくなった。
・胃袋が小さくなったのか、食の容量が減った。体調を崩してからざっと2㎏ほど痩せたのだが、これはたぶん良い痩せ方ではない……。
・喉の痛みに効くという謎の漢方薬を飲んだ。
⬜️喉の違和感
✅喉の痛み
✅咳
⬜️関節痛
⬜️熱
⬜️吐き気
⬜️悪寒
✅食欲減退
6日目
・喉の痛みと咳だけが残っている状態。しかし、5日目よりは小さくなっている。水分をちょっと多めにとればとるほど、のどの痛みは小さくなるが、0にはならない。咳に痰が絡みやすいようになってきたので、いよいよ追い出しフェーズに入ったかなという希望的観測を得る。
・家族の全員がまだ微妙に咳を出し続けている。
⬜️喉の違和感
✅喉の痛み
✅咳
⬜️関節痛
⬜️熱
⬜️吐き気
⬜️悪寒
⬜️食欲減退
7日目
喉の痛みが結局まるで引かない。咳も出る。新しい症状は3日連続で出ていないが、喉の痛みがいつ終わるのか分からないのが嫌すぎる。家で過ごしている分にはあまり困らないけども、これが引くまで外に出られないのはちょっと厳しい……。
まとめ/所感
・熱は最大で38.7℃くらいで、39℃まで上がることはなかったです。
・熱の上下に波があって、低いときはYouTubeとかツイキャスとかをのぞき見できる程度の元気さでした。2日目の夜にBEMANI Pro Leagueの配信を見なければもうちょっと早く回復したのかもしれないですが、見てなかったとしてもおそらくどのみち寝られなかったのでたぶん関係ないです。
・症状が毎日コロコロ変わるので、朝起きるのがめちゃめちゃ不安になります。また、症状が盛り沢山なことで時間の感覚がバグってしまい、記録をまとめていて「これって1日のうちに起きてたんか！」ということがちらほらありました。1日目と2日目が合計1週間くらいの情報密度だった気がします。
・医療機関がパンクしているからと言う理由で、あえて病院にかからず、ワクチン接種の時にもらった解熱剤と家に何故かあった漢方薬でしのぎました。結果論としてわたしたち家族はうまくいきましたが、「病院に行かない」という選択肢を取ったからといって誰に褒められるわけでもないので、なんか心理的には損をした気分がしてしまいます。ただ、一方で病院に行ったところで特別な薬はなく、結局追加の解熱剤をもらえるだけなんだろう、と考えると、別に変わらないのでは？とも思います。
・ということで、新型コロナなのかどうかは結局分かっていません。答えを出した方がいいのかもわからないです。発症の前後で人に会ったわけでもなければ、これからの治療方針が変わるわけでもないので、知らない方がいいような気がしています。「めんどくさいから検査はしませんでした」というのが社会的にどのくらい認められるものなのか、それだけはちょっと心配です。
・「新型コロナならこんなもんじゃないだろう」「きっと新型コロナじゃないはず」という希望的観測に基づく楽観論は正直まだあります。少なくとも新型コロナで聞いていた、「多くの人にとって人生で一番つらい」というのは自分には当てはまらず、つらさよりも不安の方が大きかった印象でした。ワクチンを3回打っているから軽めで済んだのか、新型コロナではない別の何かだったのか、いずれかです。後者の可能性も全然あると思っています。(その割には感染力強すぎですが)
・「新型コロナであった」という体で長めに療養し、「あれは新型コロナではなかった、新型コロナはもっとキツい」という体で対策はしっかりやる、というふうに、悪い方の想定で動くのがたぶんいいのだろうと思います。あーあ、嫌な世の中になっちまったものですね。