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熊本と大分に行きました

6月の中旬にいい感じの休みがあったので、熊本と大分に行きました。今回使ったのはJALの「どこかにマイル」というサービスです。これは、「ランダムに選出された4箇所のうちのどこかランダムな場所について、所要マイル半分で往復チケットが手に入る」というものです。マイレージが使いきれない人や、旅行に何らかの偶然性を持たせたい人にとっていいサービスです。熊本が当選したので、2泊3日で熊本に行ってきました。本稿はその記録です。

タイムテーブル

Day01
11時ごろ熊本空港着
12時ごろ熊本市街着
15時ごろ九州横断特急で熊本〜大分へ移動
大分泊

Day02
8時ごろ九州横断特急で大分〜久留米へ移動
11時ごろ九州新幹線で久留米〜熊本へ移動
12時ごろ三角線で熊本〜三角へ移動
14時ごろバスで三角西港へ移動
15時ごろバスで宇土駅まで移動
16時半ごろ熊本市街地へ移動、その後熊本の友人と飲酒

Day03
熊本電鉄を乗りつぶして藤崎宮で参拝
熊本県庁でルフィの銅像を見る
バスで熊本空港へ移動し、帰還

熊本

熊本空港から熊本市街地まではバスで移動しました。バス以外にほとんど移動手段がなさそうだったので、空港で降りた人はみんな一目散にバスの方へ向かっていました。乗ってみて思うのはなかなか遠いな、ということでした。バスの本数自体はそれなりにあるので安心は安心なのですが、ざっと1時間強かかってしまうので、ちゃんと考えてスケジュールを立てないと危ないです。

熊本は記憶にある状態で行ったのは2回目で、前回は震災の直後でした。その時に比べると、いろいろと復旧が進んでいて、熊本城もかつての雄大な姿を見ることができました。(時間の関係で立ち寄りはできませんでした)

熊本ではめちゃめちゃ食べました。紅蘭亭というお店で焼きビーフンを食べ(タイピーエンが名物ですが前に食べたのです)、陣太鼓ソフトを食べ、お弁当のヒライのちくわサラダを食べ、馬刺しを食べ、からし蓮根を食べ、天外天のラーメンを食べ、、、これでもまだ食べるべきものがあったのでは?と思うほど、食方面は充実していました。食目的でまた来たいですね。

大分

大分は駅の周辺がしっかり栄えていて、駅まで来ればいろいろできるんだろうな、という印象でした。県庁所在地がしっかり栄えているのはいいことです。某口県とは格が違いますね。あと駅前にゲーセンがあるのも素晴らしいポイントでした。

大分でも一通りの名物を食べました。わたしはそんなにしいたけが好きではないのですが、しいたけステーキはしいたけの悪いところが感じられなくて非常においしかったです。

とり天もおいしかったです。鳥を揚げればおいしいのは当然といえば当然なんですけど、大分のからしがおいしくて、それで拍車がかかった印象でした。

居酒屋で食べたとり天
居酒屋で食べた姫島にんにくの天ぷら

グルメは十分ですし、いい街だったのですが、大分は心なしかヤンキーが多かった印象もありました。花金だからかな。

三角

JR三角線の終着駅で、ちょっと本気を出すと天草に行けるような立地の場所です。駅前に巨大な渦巻きがあります。

三角駅前の巨大渦巻き

渦巻きは中に入れるようになっていて、上に登ることもできます。頂上はなかなかいい景色です。三角線を埋める駅メモerの皆さんは乗り継ぎ待ちでぜひ登ってほしいです。

渦巻きの頂上から見る天草

渦巻きの中心には宇城市の設置したストリートピアノが置いてありました。意気揚々と弾いたところ、現地の女子小学生(中学生かもしれない)に大絶賛をいただきました。これは本当です。腕に覚えのある方は是非弾きに三角まで来てみましょう。

三角駅からバスで10分くらいの距離に、三角西港という世界遺産があります。これは明治時代に造られた、熊本県が誇る人工の港で、日本三大築港に数えられるものです。三角西港の博物館に、日本三大築港の他の二つの港の写真も掲載されていたのですが、「どう考えてももっといい写真あっただろ!」っていうくらいショボかったです。写真のセレクトがわざとなのか、あるいは実際三角西港が一番きれいなのかはいつか確かめないといけませんが、確実に言えるのは三角西港はめちゃめちゃきれいだということです。三角まで行くなら、必ず足を伸ばしたいところです。

三角西港
三角西港の近代的建物

三池炭田で取れた石炭を運ぶために巨大な船が入れる港が必要だったのですが、有明海は遠浅の海であるため大きな船が入れないという問題がありました。そこで、オランダ人のムルドルという人にお願いして「三角の地がいい!」ということを含めて港の設計をしてもらい、天草の優秀な石工に石を作ってもらい、この港ができたということでした。明治期の産業を支えた重大な港ということで、世界遺産に選ばれたのです。ブラタモリでやってほしいですね。

交通の便が絶妙に悪く、絶妙に辿り着きにくいのですが、もっと評価されるべき街だと思いました。失礼ながら、「親の葬式を放り投げてでもこのために熊本に来てくれ!」と言うほどではないのですが、三角まで来ることがあるなら確実に来たほうがいいと思っています。できれば晴れた日に。

最後に、今回の旅行で思い出に残った写真を何枚か貼ります。いい旅行でした。

三角西港付近の覇気のない奉納
覇気のない奉納のある神社に石段を登った先の絶景
ベンチを発注したくなる
欲張りレトロセット
三角のNPO法人が売っていたなんかわからないけど美味いマサラカレー
三角の道に落ちていたタコさんウィンナーみたいな花

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